物書き志望が夢を叶える前に文章で収益を得るためにまず手をつけたい8つの戦略

小説を書いている人の中には、「将来は小説を書いて生計を立てたい!」と思っている方も多いはず。

そのためには、新人賞を受賞し、その後も新作を書き続け、ファンを獲得していくという長い道のりをたどる必要があります。また、その試みが必ずしもうまくいくとは限りません。

だったらせめて、「自分の書く文章が少しでもお金になれば…」と思うことでしょう。

今回は、文章で稼ぎたいと思っている人がまず試してみるべき方法をいくつかご紹介いたします。うまくいけば、ここに紹介している方法を使って生計を立てることができるでしょう。ただ、もちろん文章を書いて生活ができている人はほんの一握り。それでもまずは入門という気持ちではじめてみてくださいね。

 

クラウドソーシングを使う

クラウドソーシングは、インターネット上で仕事の発注者と在宅ワーカーをつなげるサービスです。

昨今のキュレーションメディア問題で低品質なコンテンツ作成の温床として話題になりましたが、しっかりとしたコンテンツを発注している業者さんもいますし、それに対して誠実に納品をしている在宅ワーカーさんもいます。

ここでは、特に人気のあるクラウドソーシングサービスを紹介します。

ランサーズ


ランサーズ
は、2008年からクラウドソーシングサービスを提供している老舗サービスです。

ランサーズに限らず、クラウドソーシングサービスはIT系の仕事が多いのですが、ちゃんと「ライティング」というカテゴリも存在しています。

「ライティング」の中には、以下の中カテゴリが存在します。

  • ライティング
  • ネーミング。コピー
  • 編集・校正

この下にも、例えばライティングであれば「記事作成・ブログ記事・体験談」「Webサイトコンテンツ作成」などがあります。実は、募集案件がそれほど多くないものの「シナリオ・脚本・小説作成」というカテゴリもあります!

また、受注方式も

  • ちょっとした案件を短時間で行う「タスク」
  • 長期的に仕事を行う「プロジェクト」
  • 応募して採用されるとお金がもらえる「コンペ」

の3種類があります。

自分のやりたいことなどを鑑みながら、どの仕事を受注するか選んでみましょう。

クラウドワークス

クラウドワークスは、ランサーズと並行して利用されている方が多いイメージです。クラウドソーシングサービスの二大巨頭だと思っていただければ間違いないでしょう。

仕事を発注している人もかぶることが多いので、そのあたりには注意が必要です。

カテゴリや受注形式もランサーズと似ているので、まずは「ランサーズ」「クラウドワークス」に登録してみて、クラウドソーシングに慣れてみるのもいいでしょう。

ちなみに、「ライティング」カテゴリには「キャッチフレーズ・コピーライティング」「名前募集」「ブログライティング」などの小カテゴリがあります。

サグーワークス

サグーワークス
は、上で紹介したランサーズやクラウドワークスに比べると、ややマイナーといえるクラウドソーシングサービスです。

しかしその文、上記のサービスにはないような案件が登録されている場合があります。

また、プラチナライターというサービスがあるのも特徴的。実績を積んでこちらに登録すると、高単価の仕事を受けることができるようになります。

サグーライティングプラチナ

クラウドソーシングまとめ

クラウドソーシングは、まずは紹介しているサイトにはすべて登録してみて、どのような案件があるのかまずは確認してみるのがおすすめです。

そして、実際に簡単な仕事から受けてみて、どのように仕事を進めていくのかという感覚を身につけましょう。

冒頭でも書いたように、効率よくたくさんのお金が稼げる手法ということはできません。しかし、書けば書くだけ収入は増えていきますので、とにかく何か書いてお金を手に入れたいという人は、まず試してみる価値があるでしょう。

ココナラでスキルを販売する

クラウドソーシングでは誰かに依頼された仕事を決められた金額で行う必要がありますが、ココナラならば、自分の好きなスキルを自分の好きな値段で販売することができます。

ライティング関連のものとしては、キャッチコピーの作成や文章校正などがあります。また、カテゴリに詩・短歌の作成もありますので、自分の文章に自信があるという方は、こちらに挑戦してみてもいいでしょう。

ココナラについてもっと詳しく知りたいという方は、以下の記事をご覧ください。

スキルを売り買いできるサービス「ココナラ」をアマチュア小説書きが活用する方法

ブログを書いて収益を得る

「ブログ飯」や「プロブロガー」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

普通にブログを書いていても収益化することはできませんが、広告の仕組みを導入することで個人でもブログで収益を生み出すことができます。

どのような仕組みを導入すればいいのか、代表的なものを紹介しますね。

GoogleAdsenseをブログに貼る

多くのブロガーは、GoogleAdsenseを使って収益化を図ろうとします。審査は少し厳しいですが、そこさえ通ってしまえば収益化は簡単です。簡単といっても、それは月間数十円〜数百円の利益を出すのが簡単という話で、やはり多くの人に読まれなければ多くの収益に結びつけることは難しいです。

ただ、特に色々と考えずに設置するだけでもひとまず収益を生み出してくれるので、とりあえず最初に取り組むのがおすすめです。

Google側が自分のブログやサイトにあった広告を自動的に配信してくれ、クリックされた回数に応じて報酬がもらえる仕組み。以下に自分のサイトにマッチした広告が配信されるか、そしていかに多くの人に読んでもらうかが重要になってきます。

GooleAdsens

Amazonアソシエイトを使う

GoogleAdsenseに慣れてきたら使いたいのがAmazonアソシエイト。

これは、自分のブログやサイトでAmazonの商品を紹介して、そこから購入してもらった場合は売り上げの数%を受け取ることができるというもの。

物書きを目指している方であればたくさんの本を読んでいるかと思いますので、本の感想や書評などをブログで書き、最後にAmazonアソシエイトで紹介するというような方法がオーソドックスでしょう。

本の紹介の仕方が上手ければ、それだけそこから本を買ってもらえる確率も高まるでしょう。

また、自分で買った小説執筆に役立つ道具なども紹介してみても良いかと思います。

Amazonアソシエイトでは、自分が紹介した商品以外の購入でも、リンクをクリックした人が24時間以内にAmazonで買い物を行うと、その分も収益の計算対象となります。

Amazonアソシエイト

 

アフィリエイトを使う

上記二つにチャレンジが終わったら、次はアフィリエイトに挑戦するのもいいでしょう。

GoogleAdsenseやAmazonアソシエイトも厳密に言うとアフィリエイトなのですが、あまり何も考えずに、ただ貼るだけ、自分の使った商品を紹介するだけ、という形で利用することができます。

しかし、いわゆるアフィリエイトというものは紹介することのできる商材が限られてきます。AmazonアソシエイトであればAmazonで販売しているすべての商品が対象となるので割と取り組みやすいですが、アフィリエイトだとどの商品を紹介するかというところをかなり入念に考えなければなりません。

また、小説関連のブログを書くのであれば、アフィリエイトには紹介する商材がほとんどありません。そのあたりは厳しい戦いになることでしょう。その分、売り上げたときのバックが大きかったりするのですが…。

代表的なのはA8というサイト。まずはここに登録してみて、どのような商材があるのかを見てみるといいでしょう。
A8.net

同人誌を販売する

商業出版をせずとも、同人誌出版で収益を出すということも考えられます。

イラスト・漫画系のサークルだと、同人誌だけで生計を立てている人もたくさんいると聞きます。しかし、物書きにとってこれは少し厳しいと感じています。

文学フリマなどのテキスト系の同人誌即売会に私もよく参加しますが、一回のイベントで3桁売れれば良い方でしょう。仮に1冊の本が製造費を差し引いて300円の利益を出せたとして、100冊売れたところで3万円の利益にしかなりません。さらに、そこから人件費やイベント参加費、会場までの交通費を考えると、黒字はおろか赤字になってしまうことも多々あります。

ここを目指すには、並外れた企画力が必要になると思いますし、一人で達成しようと思うならば相当な筆力も求められます。

 

また、同人誌を販売するのであれば、イベントだけではなく通販をすることがおすすめです。むしろ即売会へん参加は新たな人に自分のサークルを知ってもらうための宣伝機会と捉え、通販で売り上げを作るという方が現実的ではないかと考えます。

本格的なECサイトを作ろうと思えば莫大な費用がかかってしまいますが、安価に提供されているシステムがあるのでこちらを使いましょう。

本腰を入れて始めてみたいという人は、カラーミーショップ
などを導入するのがおすすめです。

ただ、売り上げがない月でもシステム利用料が発生してしまいますので、同人通販をする人には少しハードルが高いかもしれません。

そんな場合は、同人グッズの通販に特化したBOOTHや、個人でも気軽に出店できるBASE
STORES.jpなどがおすすめです。

電子書籍を出版する

紙の同人誌出版に比べると、電子書籍出版や少しハードルが低いのではないでしょうか。何と言っても、製造費用がかかりません。売り上げはまるまる利益にすることができます。

個人でも所定の手続きを踏めば、Amazonのkindleでも電子書籍を販売することができます。もちろん、所定の手数料は引かれますが、最初にお金がかかるわけではないので準備資金面での懸念はなくなるかと思います。

ただ、同人誌を電子書籍で買うような文化は正直なところまだ根付いていないように思います。ノウハウを販売するのであればまだしも、小説などの文芸作品は、書く人に相当のネームバリューがなければ厳しいのではないかと考えています。

クラウドファンディングを行う

これはかなりイレギュラーな方法ですが、クラウドファンディングでお金を集めるという方法もあります。

クラウドファンディングとは、あるプロジェクトに対してインターネットを通じてたくさんの人からお金を募る資金集めの手法です。お金を出してくれた人に対しては、リターンを設定してお返しします。

日本ではCAMPFIREMAKUAKEReadyforなどが有名です。

はっきりとした同人誌のプロジェクトなどがあるならば、クラウドファンディングを活用して資金を集めることができるかもしれません。CAMFIREなどは、とりあえずプロジェクトを初めてみるというのは非常に簡単だと思います。しかし、そこから資金を集めることができるかというと話は全く別です。そのプロジェクトに魅力がなければ、微塵もお金は集まってこないでしょう。

CAMPFIREには、アーティストやクリエイターが継続的な活動のための資金を獲得するためのCAMPFIREファンクラブという仕組みもあります。こちらも、ある程度の知名度・タレント性が求められると思いますが、セルフブランディングや自己プロデュースに自信があるという方は、こちらも試してみるといいでしょう。

noteで収益を得る

noteは株式会社cakesが提供するサービスです。

テキストや写真などのコンテンツを掲載して配信するというところはブログと変わらないのですが、noteではコンテンツに値段をつけた販売することができます。

コンテンツを一つひとつ単発で販売することもできますし、マガジン形式で継続課金してもらうことも可能です。ブログよりも質の高いコンテンツが求められますが、文章を書いて収益を得るというのは、読んでもらう方に自分の文章の魅力を感じてもらう必要があります。商業デビューするよりも、自分の身の回りにファンを作る方が簡単ではないでしょうか。

note

まとめ

ここで紹介した以外にも文章まわりで収益を得る方法はまだまだたくさんあると思うのですが、手軽に始められるのはこのあたりかなと思って紹介させていただきました。

いずれにしても重要なのは、書き手の文章力とセルフブランディングの能力だと思います。

いくら手軽に始められるからといって、書いた文章に魅力がなければ人は集まってきません。また、文章に魅力があったところで、それを伝える手段がなければ誰にも読んでもらえないでしょう。

ここで紹介したのはあくまでも収益化のための手段ですから、そこからいかに収益をあげていくのかというのは、個別に考えていかなければなりません。もしかすると、そんなことにうつつを抜かしていないで、新人賞のためにひたすら文章を書きまくった方が良いかもしれません。

しかし、自分の書いた文章で少しでもお金がもらえるというのは非常に面白い経験です。ぜひ、挑戦してみてくださいね。

 

ちなみに、蓼食う本の虫でも小説を書く人に役立つ知識・経験を共有していただけるライターを募集しております。薄謝ですが原稿料も設定しておりますので、興味のある方はご連絡ください。
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