蓼食う本の虫週報【第8週】

こんにちは!蓼食う本の虫のあとーすです。

お盆で月曜日と火曜日がおやすみだったため、なんだか1週間がとても早く終わったような気がします。

熊本は曇りの予報でしたが、週末は晴れ続きでした。金曜日の夜から釣りに行ってきたのですが、さっぱり釣れず…。その他は演劇の稽古に顔を出すなどして過ごしました。

さて、蓼食う本の虫の週報、8週です!

 

今週の蓼食う本の虫

今週は以下の記事を公開しました!

 

同人誌作成の資金集めにフレンドファンディングアプリ「Polca」を使う

CAMPFIREからリリースされたフレンドファンディングアプリ「Polca」の紹介記事です。同人誌の企画はあるけれど、お金がなくて躊躇している、という方はぜひ試してみてくださいね!

編集部トーク

あとーす
今週のお題は「小説を書く意味小説を書く意味」についてです!

小説を書く理由、あるいはその先にある目的は人それぞれだと思います。僕もいつかは商業出版を目指して…なんてところで書き続けているところもあるのですが、神田さんはいかがですか?

神田
正直、物心ついた時からずっと小説を書いているので、はっきりとした理由は自分でも分からないです。

面白いものやすごいものに触れた時の「自分も何か作りたい!」という気持ちが、私の場合は小説に向いたのだろうと思います。

あとは、紙とペンさえあればどこでも書けるという手軽さがあったからですかね。

なので、どこを目指しているかと聞かれるとちょっと困りますね。

面白いから、何か作っていたいから、今でも続けているという感じです。

あとーすさんはやっぱり本を出したり、専業作家になったりというのを目指しているんですか?

 
あとーす
専業作家はやっぱり憧れますけど、道のりは険しそうですね(笑)

専業になれずとも、本を出したいなあという気持ちはあります。でもそれは別に小説じゃなくても良いなと思っていて。だから、「小説を書く意味」と聞かれると少し困るところはあるんですよね。

同人活動でも、140字小説に手を出してみたり、短歌をやったり、そういえば文豪カレンダー作ったりみたいなこともしましたね。僕は、なんか小説や文芸の周りで面白いことができたらいいかなーと思っているところはあります。

神田
あとーすさんは文芸周りに幅広くアンテナを張っているイメージですね。

私たちの世代はまだ作家=出版社から本を出している、商業作家というイメージがあると思うのですが、これからはどんどんその形態も変わっていくのでしょうか。

「別に本は出さなくていい、Webで人気になってアニメ化されれば」って若者が出てきたり。

 

あとーす
まだまだ出版社から本が出ることが一つのゴールなのは変わっていないと思うのですが、そこまでの道のりも随分と変わってきたような気もしますよね。

特にWeb小説から書籍化される例なんて、めちゃくちゃたくさんありますしね。最近で言うと『君の膵臓を食べたい』とか。実写映画化されたかと思ったら今度はアニメ映画化されるということで、インターネットって凄いなあと改めて実感しました。

ところで、書籍化されるのがゴールっぽいというのは、まだまだそこに収益源がありそうだと考えているからなんですね。本を出して印税を稼いだり、雑誌に寄稿して原稿料を稼いだりというところがある。

ただ、これからマネタイズの方法が変わってくれば、書籍という形にこだわる必要もなくなってくるのでしょうね。たとえば今も、はあちゅうさんが作家としてnoteで文章を有料公開したりオンラインサロンを開いたりしてますけど、そういう風にインターネットで収益化する道も十分にある。

しかも、その方法が開かれていて、誰でもプラットフォームを利用して自分の文章をお金に替えることができるようになる。この意味は大きいですよね。むしろ、「アニメ化されなくてもいい。ネットに公開している小説で食っていければ」と言う人も出てきそうですね(笑)

ちょっと話がそれちゃったので戻しますけど、肌感覚として、自分の周りで小説書いてる人って、「ただ趣味で書いている人」と「商業デビューを目指している人」のどっちが多いですか?

神田
働き始めてからは自分の周りで小説を書いている人は皆無になったしまったのですが、(苦笑)

学生時代の友人だと、趣味8割、デビュー志願2割といったところでした。

ただ、趣味で書いているうちでも「商業デビューしたくない」という人は1人もいなくて、色んな理由から趣味として割り切っているようでしたね。

私も小学生の頃は文集の中で「作家になりたい」と書いていたのですが、今は自分の仕事も面白いし、小説は自分のペースで楽しんでいければと考えています。

今は投稿サイトで公式化されることもあるし、電子書籍も個人で出せるし、イベントで本を売ることもできて、趣味と仕事の境目はわりと曖昧になってきているのかもしれないですね。

 

あとーす
そうですね。これは昔からかもしれないですけど、兼業作家の人とかもよく見るじゃないですか。というか、新人の作家とかも、賞獲ってもすぐに仕事辞めるなって編集の人に言われるみたいですしね(笑)

まあでも、仕事も忙しくなってくくると、ある程度目標がなくちゃ小説も書けなくなってきますよね。人によっては、それが新人賞に応募するとかなんでしょうけど。僕もそろそろ投稿しないと…。

まあでも、たとえばこの前、僕と神田さんでやった140字小説を毎日書こうみたいな企画も、目的を作るという意味では成功でしたよね。それから、二人とも所属している無間書房という同人団体も、社会人になっても小説を書く意味を見失いたくないという意味で作ったという理由が大きいですしね。

神田
書くことに目標が必要なのか、という問題もあるかもしれませんが、実際目標があったほうが書くモチベーションにもなって、続けやすいというのは事実ですね。

これからの物書きは何を目標にしてくのか、作家の定義がどうなっていくのか……。

そのあたりも、この蓼食う本の虫で追い続けられたらいいですね。

 

あとーす
蓼食う本の虫は、インターネット時代の文芸活動を模索するという裏テーマ(?)があったりしますので、ガンガン追いかけていただきたいと思います!

それこそ、今週公開したPolcaなんかは、新しい文芸活動のためのツールとして注目されてもいいんじゃないかなと思っております。

まとまっているのかいないのかよく分かりませんが、今回はこの辺で…!

編集部メンバーが今週読んだ本

あとーすが読んだ本

『私たちは塩を減らそう』(前田司郎)

戯曲家・演出家としても活躍されている前田司郎さんの短編集。色々なタイプの話がある上に最後にはエッセイも収録されていて、とても面白く読むことができました。
日常に潜むリアリティとか、リアルのふりしてリアルじゃないシュールな会話が演劇的でとても好きです。演劇好きな人もそうでない人も、ぜひ。

『短編五芒星』(舞城王太郎)

こちらも好きな作家、舞城王太郎さんの短編集です。上のリンクは文庫本ですが、僕は単行本で読みました。
短編集で芥川賞になったというのでちょっと驚き。最後に収録されている「あうだうだう」が特に好きでした。

神田が読んだ本

[24時間365日] サーバ/インフラを支える技術 ‾スケーラビリティ、ハイパフォーマンス、省力運用

最近仕事でインフラ周りを任されることが多くなってきたため、こちらの本を手にしました。
少し古いですが、インフラに関する基礎知識がよくまとめられており、初心者だけでなく中級者が読んでもためになる本だと思います。

まとめ

夏がこの前はじまったかと思えば、もう9月が目の前に。特に夏らしいこともせず、今年も終わっていきそうです。

子どもの頃は夏休みが無限に続くような気がしていましたが、社会に出てみるとほとんど仕事ばかりであっという間ですね。

残り少ない夏休み、学生の皆さんはぜひ読書を!