10分でできる! Web小説の表紙画像をそれなりにサクッと作る方法

ふらっと入った本屋さんで素敵な表紙に一目惚れして、気がつけばレジヘ……。そんな経験が一度や二度くらいありませんか? 表紙と内容のクオリティには関係がないはずなのに。

僕は文学フリマで同人誌などを販売していますが、そこでも表紙だけを見て中身を見ずに買っていく方がたくさんいらっしゃいます。それだけ、小説における表紙というのは重要な存在なのです。

最近は、エブリスタやpixivをはじめとして、投稿作品に表紙をつけられるサイトはたくさんあります。しかし表紙を作るのが面倒くさかったり、イラストを準備することができなかったりして、デフォルトの表紙のままで投稿する場合もあるでしょう。

しかしWeb小説においても、もちろん表紙は大切な要素です。表紙で物語の世界観を伝えることもできますし、読者の目を引くことにも繋がります。

表紙を作るのは面倒くさい。どうやったら良いのかわからない。僕もそう思っていました。凝ろうと思えばいくらでも凝れるので、確かに難しい部分はあります。

僕も面倒くさがりな上に絵は全く書けない、おまけにデザインのセンスも何もないので、クリエイティビティを発揮して表紙を作ろうと思うとそこはかとなくダサいやつが出来上がってしまいます。

そこで僕が編み出したのが、徹底的に自分のクリエイティビティを殺しながら、かつkeynoteでお手軽に表紙画像を作成する方法です。これを使えば、何となくそれっぽい表紙を作ることができます!

表紙を作る準備

まずは表紙を作る準備からはじめましょう。

各投稿サイトには、それぞれに適した画像サイズがあります。たとえば、エブリスタの画像推奨サイズは「540×768」となっています。今回は、これに合わせてスライドのサイズを変更していきましょう。

keynoteの「書類」→「スライドのサイズ」→「カスタムのスライドサイズ」を選びます。

keynoteではptで設定することになるのですが、アップロードする画像の推奨サイズはpxとなっています。この二つは、厳密には同じでないのですが、そのままpxをptに読み替えてスライドを作ってしまっても問題はないと思います。

ただ、画像が小さいとアップロードした後に引き伸ばされて粗くなってしまいますが、大きいばいは適当に小さくしてくれるので、個人的には縦横比そのままでちょっと大きめに作るようにしています。今回の場合は、計算もしやすいようにpxを2倍した数字をptに入力しました。

画像を探してくる

次に、表紙の素材になる画像を探してきましょう。

ここで、変にクリエイティビティを発揮して、複数の画像を組み合わせようとしてはいけません。潔く1枚の画像で勝負しましょう。

まずおすすめしたいのが「ぱくたそ」なのですが、こちらの人物写真はかなり色々なところで使われているので、避けた方が無難です。一方で、風景写真やモンタージュ写真などはそれほど見かけませんし、見たとしてもあまり記憶に残らないので、使用しても大丈夫でしょう。

また、こちらは海外のサイトですが「unsplash」というサイトもスタイリッシュでおすすめです。検索にも対応しているので、たとえば恋愛ものを書きたかったら「love」や「kiss」などで検索してみると、雰囲気にぴったりの写真が見つかるでしょう。

画像とタイトルを配置する

適当な画像を見つけたら、それを配置していきましょう。ここで、変なクリエイティビティを発揮しようと思ってはいけません。徹底的にクリエイティビティを殺していきましょう。

以下の作業を行えば大丈夫です

画像を置く

まずは、ダウンロードした画像を置きましょう。背景よりもちょっと大きめに配置できればなんでも良いです。主な被写体がちゃんと中心に来ているとなお良いですね。

黒いやつを置く

この後で文字を置くのですが、そのままだと見づらいので、黒いやつを置きます。

クリエイティビティを発揮すれば、文字を置く場所だけに黒いやつを敷いたりできるのですが、大抵の場合はロクなことにならないので、徹底的にクリエイティビチを殺していきましょう。

黒いやつを置いただけだと下の画像が全く見えなくなってしまうので、不透明度をいじっていきます。後から上に文字を置くのですが、背景が見えつつ文字も読めるようになっていれば適当で大丈夫です。

文字を置く

最後に文字を置いていきます。色々と書きたいかもしれませんが、ここにはタイトルを書くだけで十分でしょう。ちなみに、タイトルがダサいと表紙全体がダサくなってしまいますが、それに関してはここで取り扱いません。各自のセンスで頑張ってください。

今回はタイトルを『愛に関する7の質問』としました。ダサいかどうかの判断はお任せしますが、ダサいからといってSNSに悪口を書かないでください、

タイトルは横書きにしても良いのですが、長いタイトルだと文字が小さくなってしまいます。

個人的には縦書きにするのがおすすめ。keynoteには縦書き機能がありませんが、文字入力エリアを狭めることで擬似的に縦書きを表現できます。

完成

そして完成したのがこちら!

なんか大したことないな…。と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、デザインとかしたことのない人たちは、クリエイティビティを発揮してもこんな表紙を作ってしまう自体に陥る危険性も。

そう考えると、クリエイティビチを殺してこのくらいの表紙に落ち着ける方が良いと思いませんか? Web小説は表紙がついていないものがほとんどなので、これだけでも十分に目立つし、世界観を伝えることができるはず!

もし作品の人気が出てきたら、そのときに他の方に表紙絵を依頼すると良いと思います!

まとめ

徹底的にクリエイティビティを殺してWeb小説の表紙絵を作ってみました。本気で作ろうと思ったら無限に迷宮に入ってしまいますが、この方法を使えば「まあこんなもんか〜」とある種諦めの境地に入り、作業を10分で終わらせることができます。浮いた時間を執筆に使いましょう。

今回はタイトルの文字入れまで行いましたが、面倒臭い場合は先ほど紹介したunsplashなどで画像をダウンロードし、そのままトリミングなどして表紙絵にしても大丈夫だと思います! 何もないよりは100倍マシです。

僕がMacを作っているので、今回はkeynoteでの作り方を紹介しましたが、PwerPointやGoogleスライドなどでも同じことができます。

クリエイティビティを殺して表紙画像を作り、執筆に集中しましょう!