第25回電撃小説大賞 選考委員奨励賞受賞作『逢う日、花咲く。」発売

2018年10月に受賞作品が発表された第25回電撃小説大賞の選考委員奨励賞受賞作、『逢う日、花咲く。』がメディアワークス文庫より発売された。以下、あらすじ。

これは、僕が君に出逢い恋をしてから、君が僕に出逢うまでの、奇跡の物語。13歳で心臓移植を受けた僕は、それ以降、自分が女の子になる夢を見るようになった。きっとこれは、ドナーになった人物の記憶なのだと思う。明るく快活で幸せそうな彼女に僕は、瞬く間に恋をした。それは、決して報われることのない恋心。僕と彼女は、決して出逢うことはない。言葉を交すことも、触れ合うことも、叶わない。それでも――僕は彼女と逢いたい。僕は彼女と言葉を交したい。僕は彼女と触れ合いたい。僕は……彼女を救いたい。

発売に合わせて、特設サイトも開設されている。

なお、第25回電撃小説大賞読者賞の斉藤すず『由比ガ浜機械修理相談所』 は、8月17日に発売予定。

発売中の第25回電撃小説大賞受賞作は以下のとおり。

●金賞 渋谷瑞也『つるぎのかなた』

●銀賞 ミサキナギ『リベリオ・マキナ ―《白檀式》水無月の再起動―』

●銀賞 冬月いろり『鏡のむこうの最果て図書館 光の勇者と偽りの魔王』

●選考委員奨励賞 野宮有『マッド・バレット・アンダーグラウンド』

●メディアワークス文庫賞 村谷由香里『ふしぎ荘で夕食を ~幽霊、ときどき、カレーライス』

●メディアワークス文庫賞 吹井賢『破滅の刑死者 内閣情報調査室「特務捜査」部門CIRO-S』

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