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現時点における新人賞の存在意義(存続意義)とは?

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和菓子 Owl (5,500 ポイント) 1/3 質問 出版
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 かつて新人賞は――短詩型にせよ、小説にせよ、なんにせよ――、私たちに新たな才能を教えてくれましたが、現在は新人賞も乱立を極め、その結果を見ていても、原石を見つけたり、宝石を掘り出したりすることもほとんどなくなったように思います。じぶんも新人賞をもらってデビューした口ですが、最初から最後までなんでこんなことをするのかよくわかりませんでした。単に「デビューの入り口」としての機能が残っているだけのような気がしました。
 むしろヘタな――技法がヘタという意味ではなくて、これを受賞させるならかなり多くの作品が受賞してしまうことになるのではと思えるような――作品を、わざわざ出版社がおおごとのように発表し、ひとつのニュースとして周囲を沸かせ、デビューさせるような業界行為は、「探しましたがつまらないものしかないです」と言っていることに等しく、みずからの首をしめるような気もしております。
 みなさんが思う「新人賞の存在意義・存続意義」というのはなんでしょうか。ばりばりの主観で構いませんので、ぜひおきかせ願います。

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十文字兄人 Cat (600 ポイント) 1/9 回答
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ベストアンサー
 私も学生の頃から細々と新人賞に応募しながら生活してきました。(まだ、日の目は見ていません。)

 確かに、新人賞というのは、時代とともに変化しているのではないかと思います。

 例えるなら、アイドルデビューみたいなものと似ていて、昔はアイドルと言ったらテレビの中の存在。そう簡単にアイドルなんて名乗れないものだった。それが今では地下アイドルやご当地アイドルなど、ありとあらゆるアイドルが存在してます。

 新人賞においても、大手出版社が企画するものから、投稿サイトでの賞など現在では多く存在していていますね。

 だから、レベルの低下という指摘も納得はできます。

 アイドルが顔や歌、踊りの評価でデビューまでこぎ着けるのに対して、小説家は文章力やストーリー性、タイトルなどが評価されてデビューされるもの。

 大切なのは、デビューしてから。時代に合ったもので自分が生きる道を探すしかないのかもしれません。

 要はどの業界もみんな必死なんだと思います。話題を集め世間の注目浴び、お金を稼ぐ。そのためには、できることなら手広くやる。ものの価値は時間とともに薄れていってしまう事が多いですから、時間というふるいにかけられた時に残ったものを大切にしていくしかないですね。

 あまり一緒くたにして考えたくはないですが、今のアイドルのように、新人作家もデビュー当時はまだ青い果実。ファン、つまり読者が育てていくようなシステムで、時間をかけて見守っていくスタイルが、現代の新人賞における存在意義なのかなと思います。存続意義に関しては、長い目で見ていくしかないですね。
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あとーす Crow (2,060 ポイント) 1/8 回答
つまり、①新人賞は「デビューの入り口」としてだけ機能しており、②「原石を見つけたり、宝石を掘り出したりすることもほとんどなくなった」という問題意識があるということでしょうか。

僕としては、①と②は基本的にイコールだと考えています。出版社としては、そうして新しい才能を発掘して本を売り、業界を存続させようという考え方なのでしょう。

ただし、乱立しているのいうのはやはり問題で、もちろんそれぞれの賞ごとに傾向があるのでしょうが、レベルの低い新人賞というのも確かに存在すると思います。そういう新人賞では、デビューだけさせておいて次がないという場合もあるでしょう。また、純文学新人賞の場合は、受賞はしたものの本誌への掲載のみで出版には至らないということも多々あります。これでは、「デビューの入り口」としての機能もあるかどうか怪しくなってきます。

ところで、「デビューの入り口」であれば、他にも方法はあります。一昔前は小説家のタレント化がもてはやされていましたが、最近はタレントの小説家化というトレンドがあるように思います。代表的なところではやはり又吉直樹でしょうし、加藤シゲアキ、劇団ひとりと例には事欠きません。最近では、はあちゅうが『群像』で小説家デビューを果たして話題になっています。

また、小説家になろうやエブリスタをはじめとする投稿サイトの動きもあります。既存の文芸シーンでは無いような独特の作品(いわゆる「なろう系」というような)がこれまで多く出版にまで至っています。しかし、SAOや魔法科高校の劣等性などライトノベルで結果を残している作品も多くあり、最近は住野よるなど一般文芸の分野で挑戦するような作品も出てきています。

投稿サイトにしてみても、カクヨム、taskey、ピクシブ文芸、ツギクル、novelavoと新しいものが次々と誕生している状況です。ここからデビューしていく人も出てくるでしょう。

投稿サイトの面白いところは、民主主義的な動きでデビューする作品が決まるところもあるということです。また、審査員を迎えての賞もあるので、従来と同じようなデビューの入り口も用意されています。KADOKAWAや幻冬舎などといった出版社が参入しているところからも、既存の新人賞の役割はどんどん奪われていくと考えられます。

さて、「新人賞の存在意義・存続意義」でしたね。現時点での存在意義となると、デビューへの道のりがわかりやすいということはあるでしょう。ただし存続意義となると、他のデビューへの入り口が見通せるようになったとき、どんどんと失われていくのかもしれませんね。

ということで、回答になっておりますでしょうか。参考になると幸いです。
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