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みなさんにとってエンタメとは

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和菓子 Owl (5,500 ポイント) 4/10 質問 執筆
 エンタメ分野(いわゆるライト文芸)で商業活動しているのですが、エンタメというのはどういうことなのでしょう、ということをgenkoのみなさんにお聞きしたいです。
 じぶんのなかでは「時間を忘れてもらうこと」かなと思っていたのですが、ひとりよがりなセンスでやってゆくにも不安で、みなさんは「エンタメ小説」「エンターテイメントで小説を書く」といったことをどのように理解・把握しておりますか。

回答 7

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阿佐翠 Crow (1,600 ポイント) 4/10 回答
一番に考えたのは、「純粋な娯楽として機能していること」です。作品の内容を通じて何か物事を考え直させるとか、読者の思想や考え方を変えるとか、そういう「深い」要素をまるごと抜きにして、「ただ感情を揺り動かし、それだけで終わる」というのがエンタメの理想形だと考えています。

頭を使わせない作品……と言うといろいろ語弊がありますけども、大まかな印象はそれです。昨今の新しいミステリ系作品などは微妙な立ち位置にいる気がしますが、作中の謎解きそのものが面白いというよりも、その謎を軸に動くキャラクターやストーリーを楽しむことに重点が置かれているなら、それはミステリよりもエンタメに近いと思います(この定義で言うと、清涼院流水氏などはエンタメ作家)。

揺り動かされる感情は喜怒哀楽さまざまで、そのどれを動かされるにしても、後に残るのは感情を思いきり発散したことによる爽快感だけ。小難しい批評や考察も抜きに、「楽しかった!」という感想だけが出てくるような作品が、まさにエンタメと言うべきものなのかなと。遊園地のアトラクションに近いですね。

いろんな思考を巡らせる必要がなくなるという意味で、和菓子さんの仰る「時間を忘れてもらうこと」にも近しいところがあると思います。
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あとーす Crow (2,550 ポイント) 4/10 回答
阿佐さんの「頭を使わせない作品」という回答を踏襲するならば、「解釈を求めない作品」がエンタメなのではないかなと思います。ミステリなんかは、頭は使うけど明確な答えが一つ出てしまう、という点で解釈を求めないのかなと思います。

…思ったのですが、昨今のラノベってめちゃくちゃ「考察」とかされちゃうので、その定義も当てはまらないのかもしれませんね。

そういえば、僕は他の人の小説を読んだときに、「この小説は人間が生きていないみたいですね」と言ったことがあります。今考えれば失礼極まりないのですが、それが「エンタメっぽい」ことと通じる部分があるのかもしれません。純文学的リアリズムが「生きている感」を演出しているのだとすれば、エンタメはそれが消失していて、ぜんぜん人間っぽくないところに特徴があるのかもしれません。こんなやつ、実際に生きてたら気持ち悪いよみたいな人物が存在してしまっている空間。それがエンタメなのかなあと思いました。
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あきか Snake (3,540 ポイント) 4/11 回答
あきか 4/11 編集
リアル度が低いことですかね。

リアリティはあっても、リアルじゃないみたいな。

心のどこかで、「これは架空の話」と思える事。つまりは、登場人物との距離がある程度おけている事でしょうか。

個人的にハッピーエンドも追加したいですが、バッドエンドのエンタメもあるので(特にホラーとかそんなイメージ)、除外しますね。

追記

リアル度が低いというのは、あとーすさんの「この小説は人間が生きていないみたいですね」が、結構近いかもしれない。

リアリティを出すも、「こんなやついないよなー」「こんなことないよなー」と最終的に思ってるのがエンタメ。
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匿名 4/12 回答
回答失礼します。

エンターテインメント作品は個人的には「夢」だと思います。

現実ではないと言う意味であり、また理想と言う意味にもなります。

夢だから綺麗で楽しく。
夢だから残酷で美しくできる。

現実で出来る垣根を超えられるのは生々しさがない強味だと思います。
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Mas Cat (460 ポイント) 5/13 回答
「時間を奪う」という感覚です。

今の日本にはたくさんの娯楽が溢れかえり、仕事は忙しく、給料も上がりません。

無料メディアコンテンツも増え、キャッシュポイントが広告に移ろう中で、お金を出して物語を買っていただくハードルはより高くなっていきます。

そんな状況下でも、それでも小説に意識を向けてもらう為にはどうすればいいか?

それを常に考え、実行するのが我々の向き合うエンターテイメントであると考えます。
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匿名 7/22 回答
3割。の読者層に向けて、手にとって読ませるものでしょうかね。その読むタイミングや鑑賞する時間帯、心境にあったものを、デザインして提供する消費サービスだと思います。

笑いたいとき、泣きたいとき、家族で一緒に、夫婦で一緒に、幼稚園で、高校生にむけて、など。

エンタメは、明確なターゲットとターゲットの特性から、提供する作品の質や方向性、消費する心境・時間帯など、消費者に「おすすめできるパターン」の明確な作品だと思います。

だからこそ、文字媒体から派生して映像化やゲーム化なども可能なのだと感じます。

作者の独りよがりなモノはエンタメになってないと感じるのは、「いつ消費してほしいと提案しているのか?」が、はっきりしていないからではないでしょうか。

読み手が少ない作品であっても、例えば、たった3人の読者でも、作者の意図したプランどおりその3人にとって「夜寝る前にひとりで泣きたい時に読む物語」として消費されたのだとしたら、エンタメとして成立するんではないでしょうか?

長々と失礼しました。
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匿名 8/5 回答
私見では「エンタメ小説」とはキャラクターに重点を置いているものだと考えています。

キャラクターの魅力を前面に押し出しそこからストーリーに引き込んでいく構図の作品、「キャラ萌え」を計算に入れてストーリーが展開していく作品が、エンタメ小説だという認識です。

誤解を招きそうですが、もちろん「エンタメ小説」がストーリー性や舞台設定を置き去りにしているという意味ではありません。

ミステリー小説やファンタジー小説など「エンタメ小説」に重複してカテゴライズされるべき分野もありますが、キャラクターの外見や容姿描写にあまり筆を裂かずさらりと流されている場合は、「エンタメ小説」だとは認識していません。あくまでキャラクターを視覚的に表現することに特化した場合であって、内面描写がどれほど多くても該当はしないという認識です。

このような意見はごく少数のものかとは思いますが、こんな考え方もあるという意味で、ご参考までに。
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