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50代の筆者が20代の読者に向けて書くには?

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Jerry Mouse (160 ポイント) 9/15 質問 純文学
 僕は50代になって小説を書き始めました。自分ではまだまだ若いつもりですが、20代や30代の皆さんから見れば、結構なじいさんかも知れません。

 いま書いている小説は、主人公が10代後半から20代という設定です。自分がその年代だったときの感覚を思い出して、自分がその年代だったらどう感じるかを、意識して描いているつもりです。

 ところが昔の感覚を思い出して書く、という方針で本当に良いのだろうか。そんな不安が頭をよぎることが、最近は度々あり、迷いが生じています。50代の筆者が20代の読者に向けて、20代をテーマにした小説を書く、という場合の筆者の立ち位置について、皆さんはどう思われますか?

 例えは悪いですが、50代の僕は老眼についてリアルに語ることができます。20代の視力が良かった頃の感覚で、視力が良いという状態を書くこともできます。また50代の感覚で、20代の視力が良かった頃について書くこともできます。いずれにせよ一貫性は必要なのかなとは思います。

 果たして50代の僕が20代の読者に向けて小説を書くとき、とるべきスタンスとして求められているのは、どれだと思われますか?

 20代から30代の皆さんの、直感的なご意見をお聞かせ頂ければ幸いです。50代なら50代向けの小説を書いておけ、というのは身も蓋もないので、ご容赦くださいますようお願いします。

回答 3

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あきか Snake (3,540 ポイント) 9/16 回答
極論言えば、面白ければなんでもいいです。
20代にうける小説を書きたいなら、20代に売れている小説を読んでみるのがいいのかもしれません。
(とはいえ、20代が何読んでるか分かりませんが。オタクだと高確率で宮部みゆき、東野圭吾、オタクだとラノベ辺りは読んでるでしょうけど)
リアルな20代を書きたいなら観察してみたり、話してみたりするのがやはり一番いい気がします。
根本はそこまで極端に変わらないとは思うのですが、大なり小なり環境が違いますし、恋人との出会いがネットだったというのが普通にありえると言われる世代。
調べられるなら、調べるに越したことはありません。

でも正直言うと、極端な違和感のある言動さえなければ問題ないとは思います。
例えばネットツールがありえない使い方をされていたり、昔のギャグを言ったりするとやはり気になってしまうので。
Jerry Mouse (160 ポイント) 9/16 コメント
ありがとうございました。宮部みゆきさん、東野圭吾さんの小説を読んでみることにします。ネットについては今の若い人と変わらない使い方をしているつもりなので、あまり深い話にしなければ年齢はバレないかなと思えるようになりました。色々調べています。
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コユキ Snake (3,180 ポイント) 9/16 回答
コユキ 9/16 編集
お役に立てますかどうかわかりませんが、自分の考え方を書かせて頂きますね。

質問者さまがどうして20代向けのお話を書きたいか、によるのかなと思いました。
自分が20代をターゲットにした話をどうしても書きたいというお気持ちなのか。
それとも戦略的な意味で、20代をターゲットにした話を書いていこうとお考えなのか。

前者であれば、ご自身の年代など気にすることはないと思います。
実年齢と精神年齢が違うように、実年齢とものかきの心の年齢が違うこともあるのではないでしょうか。
後者もまた、現役で走り続けるために大切なものだと考えます。
個人的な所感ですが、文章は漫画や絵よりも年齢が出にくい気がします。
努力と研究で年代差は調整できると思っていますし、やはり年代など関係がないと思います。

自分の年代と違う年代のお話を書くとき、自分自身が気を付けていることを書かせて頂きます。
日常のちょっとしたこと、ちょっとした小物、言い回しで年代差が出ることがあります。
・何気なく使っていた言葉が世代の流行語だった
・小物の形態が変わっている(昔のカルピスは瓶→今はペットボトル容器、など)
・学生生活の違い
若者ぶった言葉や小道具は、無理に取り入れたりしなくてもいいと思っています。
けれど自身の年代らしさは一度振り返って消し去り、新しく登場人物の年代らしさに差し替えるのは大事かな、とも思っています。
ひとつひとつの小物や思い浮かんだ言い回しについて、一度調べてみるようにしています。

個人的には、上の年代を背伸びして書くより、下の年代を身を屈めて書くほうが気が楽だと思っています。
『自分以上に頭のいいキャラは書けない』などとよく聞きますが、『自分より大人のキャラ』もまた難しいものです。
けれども質問者さまでしたら、20代のキャラの周囲を彩る大人のキャラも、等身大で書けるのかなぁと思いました。
そのうえで20代のキャラもまた、振り返って書けばよく、どちらも書けるというのはダブルで強みだと思います。

質問者さまが書きたいお話を、書きたい媒体で、見せたいターゲットに向けて書かれることが何よりだと思います。
質問への回答という小さなご縁ではございますが、質問者さまのご活躍を心より応援しております。
Jerry Mouse (160 ポイント) 9/16 コメント
ありがとうございます。戦略的な意味で20代をターゲットにしたいというのも正直なところはあります。というより20代は、進学、就職、恋愛などダイナミックな出来事が多かったな、と今にして思いまして、やはりネタの宝庫のような気がしています。
ご指摘頂いた、>質問者さまでしたら、20代のキャラの周囲を彩る大人のキャラも、等身大で書けるのかなぁと思いました。
には、目からうろこの思いです。自信が湧きました。ありがとうございました。
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あとーす Crow (2,530 ポイント) 9/16 回答

はじめまして。今年24歳になります。

そもそも、多くの読者は筆者の実年齢をあまり気にしないのではないかと思います。

たとえば僕は森見登美彦が描いた主人公が大学生の物語が好きなのですが、それを書いた時に森見登美彦が何歳だったのかということは気にしたことがありません。

また、西村賢太の『苦役列車』は彼が45歳くらいの頃に10代の自分をモチーフにして書いた私小説ですが、私はとても面白く読むことができました。

10代後半から20代のときの気持ちというのは、共時的に見ても通時的に見ても、一人ひとり異なっている点もあれば同じような点もあります。なので、Jerryさんがその頃の気持ちを思い出して書くという手法も十分通用すると思います。

ただ、一方で、物語に「現在の作者」の匂いを残すこともできると思います。「50代の感覚で、20代の視力が良かった頃について書く」というのは、個人的にそれはそれで興味があります。若い頃の青い気持ちを相対的・批判的に書くことは、今現在10代〜20代の人たちに、読んでもらって相対的・批判的に感じてもらうこともできるかと思います。

他の方も書かれていますが、要するにどういう人に、どう感じてほしいのかというところで書き分けるのが良いでのはないかと思います。

Jerry Mouse (160 ポイント) 9/16 コメント
なるほど。その頃の気持ちを思いだして書くのもありで、一方では「現在の作者」の匂いも残すことができる。うーん欲張ってしまいそうですが、絞り込んで書こうと思います。ありがとうございました。
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