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戦闘シーンを練習中なので、戦闘シーンに関してアドバイスが欲しい

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あきか Snake (3,540 ポイント) 2017 1/15 質問 執筆
トピタイままです。

現在戦闘シーンを練習中なので、書いた物に対してのアドバイス、戦闘シーンを書く際に意識している事、すべき事、参考になる戦闘シーンが上手い作家等の意見が欲しいです。

一応以下が自分で書いたもの。書いた順で下の方が新しいです。

1.弓VS騎馬隊(http://syosetu.com/usernoveldatamanage/top/ncode/663162/noveldataid/5688886/)
2.恋敵打ち(http://syosetu.com/usernovelmanage/top/ncode/773735/)
3.抜刀術とナイフ(http://ncode.syosetu.com/n3228co/11/)
4.戦いの輪(http://ncode.syosetu.com/n3228co/12/)
5.警察官一人VS強盗団四人(http://ncode.syosetu.com/n8011ds/)
あきか Snake (3,540 ポイント) 2017 1/15 コメント
リンク先間違えたのがあったので、修正。

1.弓VS騎馬隊 http://ncode.syosetu.com/n3228co/7/
2.恋敵打ち http://ncode.syosetu.com/n3812cz/
3.抜刀術とナイフ http://ncode.syosetu.com/n3228co/11/ 
4.戦いの輪 http://ncode.syosetu.com/n3228co/12/ 
5.警察官一人VS強盗団四人 http://ncode.syosetu.com/n8011ds/
コユキ Snake (3,290 ポイント) 2017 1/16 コメント
※すみません、コメントする場所を間違えたのですが削除できないので、文の消去で代えさせて頂きます。

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和菓子 Owl (5,500 ポイント) 2017 1/16 回答
あきか 2017 1/20 選択
 
ベストアンサー

 習作『警察官一人~』拝読しました。じぶんはアクションなどあまり書くような作家ではありませんが、ここで問題となりそうなポイントは、「文章の緊張感」だと存じます。最初から最後まで、ほとんど「AはBした」「AがBしたとき、CはDした」のような文体に落ち着いていて、すらすらプロットが展開してゆくのはよいのですが、プロットだけが時間通りに進んでいるだけのような気がします。
 おそらく頭のなかに「映像」があって、それを書き起こしたのだと思いますが、もうすこし小説的な技法をまぜて時間に幅を作ると「映画っぽさ」も解消されるのではないかと感じました。たとえば「スローモーション」と言われる過剰描写なんかがオススメで、"映像的な時間の支配=リアリティのある時間の流れ"から逃れたいところで、ごちゃごちゃ描写をいれるだけで、均質な時間把握を崩すことができます。やるのも簡単です。(台詞のあいだに地の文をどんなに入れてもいいというのが、小説の強みのひとつということですね。どんな小説家もやっている技法なので例示は省略いたします)
 スローモーション=過剰描写によって、Aした、Bした、Cした、Dした、という現実味のある時間感覚から外れたとしましょう。こうなってくると小説の強みが出てきます。たっぷり時間を取るところを設けたら、今度は(反対に)文章の緊張度をあげるところを設けます。これもそんなに難しくなく、文を短く切るだけです(あきかさんの文体はそもそも短く切られているので、やや効果がわかりにくいかもしれませんが…)。最後に隠し味的に、「いいところでうまくいかない=思惑通りにいかない=読者の希望が一時的に頓挫する」と緊張感が出ます。
レイジ以外の全員が、驚いた様子で顔を上げた。
カウンターに座る強盗が、見て来い、と目顔で立っている強盗に伝える。
立っていた強盗は銃口を前に向けながら、慎重に音の発信源に向かった。
レイジはその強盗とすれ違うようにして、カウンターに座る強盗へと近づいた。
腕を伸ばせば届く距離まで詰めて、携帯電話に近づく強盗の様子を伺う。 

その強盗が、タイマーが作動しているレイジの携帯電話を拾い上げるまで待った。

 たとえば、この箇所は緊張感を出したいので、文を切って、なおかつ失敗させます。

 レイジ以外の全員が驚く。顔を上げる。見て来い、と司令が飛んだ。それを受け、強盗は慎重に歩き出す。銃口を左右に向け、発信源に近づいてゆく。レイジはそれを無視するようにすれ違う。気づかれない。そのまま司令塔の座るカウンターへと接近する。至近距離。腕一本分のところに、そいつがいる。振り返り、無視した強盗の動きを確認する。もうすぐタイマーが作動する。
 ――鳴ったら……やるぞ。
 抑えきれない鼓動。早く鳴れ。レイジは携帯電話に向かって命令し続けた。
「それを踏み壊せ」
「了解」
 司令塔は急に指示を変えた。
 タイマーがなくなり、レイジの思惑はくずれる。
 ――踏み壊してどうするつもりだ。なにかが、バレたのか……?
 考えている暇はない。なにがあっても有利なことに変わりない。

 このように――と言っても即興で作ったのでクオリティは勘弁してもらいたいのですが――、切りつつ失敗させるとそこそこ緊張感とハリとタメができるので、見栄えはよりよくなるかなと感じました。ご参考までに。コツ(?)は映像に縛られないことと、プロット展開を主人公ハッピーにしすぎないこと(レイジに感情移入しているので、レイジがもっと緊張しないと読者も緊張しない)ですかね。
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追記:
 短くして緊張度をあげるときに、体言止め(名詞止め)が使えます。あまりやりすぎると幼稚な文になりますが、ぐっと引き寄せたいときに使えるようになるといいかと存じます。おなじような理由から「……」(三点リーダー)も使えますが、これも使いすぎるとヘタな作品になってしまいます――もちろん1ページ全部「…」みたいな芸術的な表現もありますが、そういう特殊な話は置いておきます。
 他に、句読点の使用を変えることもあります。

1.ぼくは君を助けたい。いますぐにだ。いますぐに助けなければならないんだ。
2.ぼくは君を助けたい、いますぐにだ、いますぐに助けなければならないんだ。

 句点は文に落ち着きと停止を与えることができます。
 それに対して、読点は、文に、慌ただしさ、落ち着きのなさ、なんとも言えない緊張感、よそよそしさを、与えます。このあたりを意図的に使ってゆくことで、読者の読みかたをわずかにコントロールできます。(西洋音楽で言うところの「歩くような速さで」程度の強制力ですが)
 追記の最後におすすめの作品をふたつ出しておきます。一つ目はエンタメ小説から『掏摸』(すり)です。ドゥマゴの賞をとった中村文則さんが、スリを主人公に書いたヒューマンドラマ系の作品です。実際に掏るシーンが何度かあって、その緊張感はとてもよかったです。「書き方ひとつ」でここまで書けるのか、と嘆息することまちがいなしです。
 二つ目はジュブナイルから『灼眼のシャナ』です。複雑な戦闘シーンが多くて、中高生向けという制約のなかうまく書いたなあすごいなあ、という感じです。ぜひ戦闘シーンを読んでみてくださいませ。

あきか Snake (3,540 ポイント) 2017 1/17 コメント
和菓子さん、ありがとうございます。
頭の中の映像を書き起こしているだけ、はおっしゃる通りですね。
それ故か、自分、主人公の行動の意図ほぼ説明してません。
手を拭いたのは水滴が落ちるのを防ぐためだとか、カウンター近くにいると人質が危ないから自分から突っ込んだとか、携帯鳴らしたのは強盗二人を放すためとか……。
そういう肝心な部分一切合財省いていますね。
スピード感を出すために文章を省こうとし、その結果説明を端折った部分がありましたが……小説なのだから、ここは文で説明すべき部分だった気がします。

文章の緩急の付け方のアドバイス、ありがとうございます。
うーん、この辺はひたすら練習します。

主人公の思い通りに行かない、ということに関しては、自分も足りていないなと自覚しております。
どうも、ピンチにしたけどどうするよコレ、ってなることが多いもので……これに関しては、もう悩むしかなさそう。
個人的には無双するよりどんどんピンチにしたい所なので、頑張ります。

おすすめ本ありがとうございます。どちらも未読なので、今度読んでみます。
和菓子 Owl (5,500 ポイント) 2017 1/17 コメント
和菓子 2017 1/17 編集
あきかさん

 これは本当に蛇足かもしれませんが、映像的であることが同時に悪であるわけでもありませんで、たとえば伊坂幸太郎先生などの「よく映画の原作になっているひと」の小説というのは、往々にして"映像的な文章の魅力"があって、そういうのが好みのひともおります(単に私がそういうのは好みじゃないというだけです…笑)。そこを伸ばしてみるのもよいでしょうし、やはり小説的な時間把握を身につけるのもよいと存じます。
 「ピンチにしたけどどうするよコレ」という新規の問題ですが、これはこれで新たにスレ立てたほうがいいくらいテクニカルな問題ですね(苦笑)――基本的な発想は、『サザエさん』だの『ちびまる子ちゃん』だのを参考にされるのがよいと思います。業界用語では「キャラ立て」というのですが、キャラクターが出来上がっていると、勝手に問題が起こって、勝手に問題が解決されるようになります。
 たとえば、(1)カツオがカツオらしい嘘をつきまして、(2)サザエがサザエらしくキレまして、(3)カツオはカツオらしく逃げまして、(4)サザエはサザエらしく裸足で追いかけまして、(5)カツオは追いつかれてカツオらしくトンチの利いた言い訳をしまして、(6)サザエはサザエらしく自己納得してしまい、(7)カツオは難を逃れてカツオらしくその場を去りまして、(8)サザエは後からトリック=詭弁に気づいてまた追いかけますが、もうカツオの姿はありません。
 「カツオらしく」「サザエらしく」だけで問題が生じ、いつの間にか解決されます。これが「キャラ立て」の完成形だと言えるでしょう。
 もちろん簡単な習作ですから、そこまでキャラを作り込むわけにはいかなかったのでしょうけれど、レイジなり強盗なりを「キャラ立て」してゆくと、絶対と言い切れるほど、うまくピンチになって、うまく解決できると存じます。(参照:『ルパン三世』『名探偵コナン』)
あきか Snake (3,540 ポイント) 2017 1/18 コメント
和菓子さん、ありがとうございます。
よく読む、そして文章の影響を受けているのはどちらかというと写実的な描写をする方です。
その辺の影響が強く、写実的になりがちなのかもしれません。
(文章の好みと言うと、またちょっと変わってしまうのですが)
個人的な好みで行くともう少しキャラクターの心理に寄せたいところなので、色々模索してみます。

ピンチに対するアドバイス、ありがとうございます。
キャラの作り込みに関しては、おっしゃる通りほとんどしておりません。
ほとんどの習作シリーズは、「なんでこいつら戦ってるんだろう」と思いながら書いているところがあります。(警察官のやつは、理由がある分まだマシと言う)
今後練習する際は、もう少し作り込んだキャラクター(元々長編で書く予定だった子とか)でやってみようかと思います。
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コユキ Snake (3,290 ポイント) 2017 1/16 回答
自分も戦闘シーンを勉強中で大したことは言えないのですが、書かせて頂きますね。

××は××した、が多くてロールプレイングゲームの戦闘メッセージを思い出しました。
例:モンスターのこうげき! ゆうしゃに2のダメージ! ゆうしゃは×××のじゅもんをとなえた!
ゲームだとメッセージの合間に効果音が挟まるので盛り上がるのですが、文字だけだと難しいですよね。

でも、あきかさんの文章は何が起こってるのかわかりやすくて、場面がぱっと頭に浮かんできました!
あきか Snake (3,540 ポイント) 2017 1/17 コメント
ユユキさんありがとうございます。
××は××したが多い、RPG的……おっしゃる通りです。
淡々と進みすぎてしまうのも、この辺が強いのかも。
最低限映像が浮かぶようにしよう、と心がけているので場面が浮かんだという意見は嬉しいです。
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