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モチベーションの保ち方

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おむぱんだ Crow (2,750 ポイント) 2017 1/17 質問 執筆
ご覧いただきありがとうございます。

  私は小説を書く際に、割としっかり設定やプロットを決めてから文章に書き起こしていく方法を取るのですが、そのように大筋を決めて書いていてもなお書けないことがあります。

  例えば何か小説を読んだり、映画を見たり、音楽を聴いたりして刺激を受けると、そのイメージが先行して別の世界を作ってしまい、結局書こうとしていた話に着手していながらも別の作品を考え始めたりしてしまいます。

  思うに、私の場合は一つの作品に対する感情のベクトルが固定されていて、小説や映画や音楽など外界からの刺激によってその感情のベクトルが刺激を受けると、今度はそちらを向いた世界の話を書きたくなってしまいます。

  そうして、しっかりと練ったにも関わらず書き上げていない話がいくつもあるのです。

  質問なのですが、これはモチベーションの問題なのでしょうか。感情を統一する術がないのが問題なのか、感情によって書ける書けないが左右されるのが問題なのか、分からないのです。

  皆様にもこういった経験はおありですか?  もしおありでしたら、対策などをご教授頂きたいと思います。

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和菓子 Owl (5,500 ポイント) 2017 1/17 回答
おむぱんだ 2017 1/20 選択
 
ベストアンサー
 この手の話で他人が断定できることはほとんどないのですが、と註釈したうえで、個人的なところからコメントいたします。話半分、話半分の半分でお聞きくださればさいわいです。
 プロットの「大筋」ということですから、おそらく中長編のことだろうと想定しているのですが、中長編を完成させる条件のひとつに「アイデアを四つ以上盛り込む」というのがあります。これを比喩して「起承転結」と称するのですが、べつに"転"が三つあってもいいです――とにかく四つ以上のアイデアがないと中長編は必ず途中でキャンセルされます。
 いわゆる「ワンアイデアで勝負」というのが掌編の世界ですが、中長編よりも圧倒的に完成しやすいです。たとえばいまここで私が適当に「すべての写真が真四角になってしまった世界でのとある出来事」と言ったとして、ここから想像できることをひとつ(ワンアイデア)書けば掌編は完成します。
 おむぱんださんは、小説の完成における条件を"「モティベーション」「感情(のベクトルの統一)」+「プロットや設定の大筋」"の三つに見ておりますが、実はそれ以外にもたくさんあります。大きいものから小さいものまで、認識できるものから認識できないものまで、いろいろな条件を首尾よくクリアしながら小説はできあがってゆきます。他人の小説に影響される、映画に刺激される、音楽に引っ張られる――それらはむしろとても大事なことと存じます。そのうえでさらに大事なのは、その刺激を受けながら、何度もじぶんの作品の(完成の)条件に戻ってくることではないかと感じました。
 「アイデアの数は足りているだろうか」「舞台設定に無理はないだろうか」「登場人物の数に過不足はないだろうか」「アウトラインの数は適正だろうか」「シーンの数はちょうどいいだろうか」「じぶんのイメージをことばにするだけの言語運用能力を有しているだろうか」「完璧主義に陥っていないだろうか」「じぶんの書きたいものをじぶんは読みたいだろうか」「どんなひとに読んでほしいだろうか」「完成することを本当に望んでいるだろうか」「完成させることに興味を持っているだろうか」「こんなもの書いているじぶんを恥ずかしく思っていないだろうか」――ボブ・ディランのことばを借りれば、このような"俗な事柄"と向き合いながら、作家は小説を作り上げます。
 私もときどき書けなくなりますが、そのたびにディランのことばを思い出して、また書き始めます。
おむぱんだ Crow (2,750 ポイント) 2017 1/17 コメント
 回答ありがとうございます!

 話半分の半分……四分の一で聞くにはもったいなさすぎる言葉です。おっしゃる通りで、中長編の話を考えていました。言葉足らずで申し訳ありませんでした。

 和菓子さんはエスパーなのでしょうか? まさに、まさに私の質問の答えはこれなのだと思う回答でした。
 アイディアの数が足りていない、というご指摘を頂きましたが、まさにその通りだと痛感しています。ほぼワンアイディア(のゴリ押し)で話を完成させようと躍起になっていたのかもしれません。
 だから、展開に無理がある、それを埋めようと書くシーンがつまらない、やはり読んでもつまらない、モチベが下がる、感情で乗り切ろうとする、感情が言うことを聞かない…………。
 数えればキリがありませんが、様々な筆を止める原因を誘発していたのは、単なるアイディア不足だったのかもしれません。書きたいテーマが強すぎるあまりに、和菓子さんの仰るところの「いろいろな条件」がおざなりになったままで進もうとしていた可能性がとても高いと感じました。

 そのボブ・ディランの言葉は、とても胸に刺さります。特に今の私には。
 時間を割いてくださりありがとうございます。解決の兆しが見えた気がしました。ありがとうございます!
和菓子 Owl (5,500 ポイント) 2017 1/18 コメント
おむぱんださん

 当てずっぽうで選んだのですが、まさに物語からキャンセルされているところだったのですね、よかったです(それ自体よくはないですが…笑)。
 アイデアが足りていないと、必然的に「出し惜しみ」と「引き延ばし」を繰り返すことになります。ほんとうは、この一番派手なシーンから書き出すのがいいとわかっていても、そのシーンを出し惜しむためによくわからないすっからかんの説明を三十ページ――ひどく薄い内容で書かれた二万字弱――を書き続けてしまうなんてこと、私にもあります。そこで自己嫌悪するわけですが…苦笑。
 私が提示した問題点を解決できたところで「モティベーション」を管理するのはむずかしいものです。そこでやはり皆さんの意見が参考になりますね。私の場合は「金(ほしい)」と「友だち(ふやしたい)」です。ちゃんと印税10%の出版社で書いております(笑)
 せっかくディランでいい感じだったのに、生々しい蛇足話ですみませんでした。
おむぱんだ Crow (2,750 ポイント) 2017 1/18 コメント
生々しい蛇足話、とてもタメになります。ありがとうございます!

  私自身、いろいろな方のモチベーション維持方法を知れてとても嬉しかったのですが、それ以上に問題がなんなのかを正しく認識できたことは収穫だと思っています。

  まさに引き延ばしが延々続いているところでしたから、いくらモチベーションが保たれていたとしても、問題の本質は解決されないままになっていたことでしょう。本当にありがとうございます。

  皆様のモチベーション維持方法を(もちろん和菓子さんの生々しい方法も)参考にして、小説を書いていこうと思います。
  コメントにまで返信をくださり、ありがとうございました。
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あきか Snake (3,540 ポイント) 2017 1/17 回答
自分は執筆・プロット作成中に音楽を聞く方なので、そのシーンのイメージ音楽聞きますね。

後は、プロットや設定を読み返し、シーンをイメージする。

そうするとモチベーションが上がります。それでも駄目なら、放置。

映画や音楽や漫画やゲームを楽しんで、そこで浮かんだアイデア(別ネタでも)はメモをして、続きが浮かぶまで待ちます。

それでも駄目な時は、完全に書くのやめますね。

ちなみに思ったのですが、シーンとシーンの間が繋げられない、ということはありますか?

私が書けない時とかこれが結構多いので。

繋ぎのシーンはあるけど、それがあまり書きたいシーンではないみたいな。

結構細かく練られているのであまりあてになりませんが、視点を変えてみたり、別ルートを模索したり、シーンをカットしたりしてみるのも手かもしれません。

ただ、これは折角作ったプロットを壊す(細かければ細かいほど影響は大きいはずです)ので、最後の手段にした方がいいかもしれませんが。
おむぱんだ Crow (2,750 ポイント) 2017 1/17 コメント
 回答ありがとうございます!
 
 やはりシーンのイメージ音楽のようなものは有効なのですね! とある作家さんもあきかさんと同じようなことをおっしゃっていたので、もしかしたらと思ったのですが……!
 読み返してシーンは浮かぶのですが、そのシーンを思いついたときの自分が、例えばポジティブだった場合に、ネガティブな状態でそこを書ききれるか、というと難しいところなのです。やはり一度置いておくという手が有効なのでしょうか。ありがとうございます。

 
 間を繋げない、というのもよくあります……。見透かされているようで笑ってしまいました。
 おそらく、そういった書きたくないシーンで手が止まる、というのも原因の一つなのだと再認識することが出来ました。ありがとうございます!
 一度流れを見直してみるのもありかなと思います。丁寧な回答ありがとうございました!
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あとーす Crow (2,950 ポイント) 2017 1/17 回答
物事を始めるとき、大抵は何をしようかとあれこれ考えたり、企画したりしているときが一番楽しいものです。生きていれば、インスピレーションから物語の種を生み出すというのは日常茶飯事です。特に、いつでもネタを探している物書きのような人種であれば。

ただ、その種を育てて、一つの成果物とするのはなかなか難しいことです。これは小説に限らず、例えば仕事やイベントの企画などでも同じことだと思います。実際に手を動かしてみると、予想していなかった困難に出会ったり、面倒くさくなってしまったりするものです。

要するに、いくつものプロジェクトを自分の中で抱えていて気が散っている状態だと思いますので、それぞれの執筆にかかるタスクを洗い出し、それに優先順位をして、いつまでに何をやるという風にスケジューリングしてそれを実行すれば、しっかりと成果を挙げることができると思います。

と書いてみるのは簡単なのですが、実際にやるのはとても難しいことです。僕も分かってはいるのですが、自分の中でいくつもの物語を抱えて、そのいずれをも実行することができずにいます。

本当は一つずつ書いていくのが近道なのだと思いますが、どうしても書けないようであれば、そのとき書きたいものを書いて進めていくのも良いかと思います。それでも進捗が生まれれば、良しとするということで。
おむぱんだ Crow (2,750 ポイント) 2017 1/17 コメント
 回答ありがとうございます!

 現状、その感覚を続けています……あまりいいことではないような気がして、なんというか、作品に対して真摯でないというか。
 書きたいものを書く、という方向でしばらく行ってみようかとも思っているのですが、プロを目指す以上それではだめなのだとも思います……。
 難しいですが、あとーすさんの仰るようにしっかりとタスク管理をして、すすめる順序を考えるように心がけようと思います。親切な回答をいただけて嬉しいです。ありがとうございます!
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コユキ Snake (3,290 ポイント) 2017 1/17 回答
自分も、詳細なプロットを立てるタイプです。
音楽や映画など外界のイメージに影響されるのも同じです。

ただ、自分は複数の作品を並行し、仕上げるほうに慣れています。
Aに詰まったらB、Cに詰まったら一度勉強を挟んでCに戻る、といった感じです。
モチベーションを維持し続けることではなく、戻すことに慣れているのだと思います。

逆に、詳細にプロットを練っているからこそすぐに執筆に戻れています。
あとは書き起こすだけで、話を考えたときの気持ちを取り戻さなくてもいいからです。
自分の場合は、簡易プロットだと『どんな話にしようとしたっけ』と思い返す羽目になって時間がかかってしまいます。

感情を統一する術ですが、『切り替えスイッチ』を作るようにしています。
例えば1作品ごとに『BGM』を1曲決めて、執筆中はそれを聴きます。3本並行していたら3曲用意します。
作品の切り替えの際には、BGMを利用して頭を切り替えています。
外界に刺激を受けやすい性格を利用し、パブロフの犬状態を作っている感じです。

また、他の話を書きたくなったときは、割り切ってそれの詳細プロットを書く時間を取ります。
『詳細プロットさえ書いておけばまたいつでも書ける』ので、スッキリして執筆に戻れています。

我流で恐縮ですが、少しでもお役に立てましたら幸いです。
おむぱんだ Crow (2,750 ポイント) 2017 1/17 コメント
 回答ありがとうございます!

 コユキさんは、この悩みを逆に応用しておられるんですね。とてもとても参考になります! と、同時に心強いとも思いました!

 「モチベーションを戻すことに慣れている」というのは、なるほど分かりやすいと思いました。私ももしかしたら、コユキさんのスタイルが合っているのかもしれません。
 勝手に「一つの作品に向き合い続けないと失礼!」と思い込んでいただけなのかもしれません。もっと柔軟に、並行してでもしっかり書き上げたほうがよほど作品に対して真摯だと、コユキさんの回答を読んで感じました。

 BGMで切り替えるというのは、慣れが必要かもしれませんがとても有効だと感じました。パブロフの犬、取り入れてみます! 作品の雰囲気を統一するコツになるかもしれませんし!

 とても、とても参考になりました。本当にありがとうございます!
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