酔っ払い太宰治―作品とお酒―
太宰治が描く登場人物たちは、とにかくよく飲む。失敗しても、美味しいと感じなくても、ただただ飲んでいます。 太宰権帥大伴の何とかって云ふ人が、酒の歌を詠つてゐたので、酒が好きだから、これがいゝつていふわけで、太宰。 関千恵…
太宰治が描く登場人物たちは、とにかくよく飲む。失敗しても、美味しいと感じなくても、ただただ飲んでいます。 太宰権帥大伴の何とかって云ふ人が、酒の歌を詠つてゐたので、酒が好きだから、これがいゝつていふわけで、太宰。 関千恵…
男同士の恋愛を描いたBL小説。流行の移り変わりはあれど、現在も複数の商業レーベルから多くの名作が出版され、腐女子で乙女なファンの心を掴んで離しません。 しかしこんなにたくさんあると初心者はどれから手を出したらいいか、迷っ…
1920年代の「失われた世代」の作家の一人であり、アメリカ文学を代表する小説家、F・スコット・フィッツジェラルド(1896-1940年)。死後の再評価運動によってその文学的名声は確固たるものとなり、いまではヘミングウェイ…
2021年12月にジャンプ+で連載スタートし、2022年3月に完結したタイザン5『タコピーの原罪』。 本作はハッピー星からハッピーを広めにきたタコピーと、小学4年生のしずかの出会いから始まる漫画です。 デフォルメの利いた…
第1回『このミステリーがすごい!』大賞を『逃亡作法 – TURD ON THE RUN』で獲得し、2015年には 『流』で第153回直木三十五賞に輝いた作家・東山彰良。 中国人の両親の間に生まれ、台湾と日本を…
先日、「小説のアイディアが浮かばないときに使えるひらめきツール3選」という記事を書かせていただきました。 小説のアイディアが浮かばないときに使えるひらめきツール3選 この記事を読んでくださった方の反応を見ていると、「アイ…
字書きが絵描きに自作の表紙を描いてほしい、と妄想することは珍しくありません。私もオリジナル小説の挿絵をイラストレーターにお願いしています。 しかし「どうやってお願いすればいいかわからない」「そもそもどこで頼めばいいの?」…
あなたはホラーがお好きですか? 幽霊や心霊が登場するオカルトものから隣人の狂気にぞくりとするヒトコワものまで、一口にホラーと言ってもジャンルは幅広いです。 その中で一大ジャンルを確立している実話怪談。これは作者の実際の体…
「小説が書けなくて困った……」と思ったことはありませんか? 僕は何度もあります。そしてそのたびに「どうしたら小説が書けるようになるんだろう?」と絶望してしまいます。 もしかすると、僕が知らないだけで、小説を書いている人に…
SFに関する情報を発信するVG+(バゴプラ)は、現在月間130万PVを誇るWebメディアです。そんなバゴプラが、SF書籍レーベルの「Kaguya Books」を立ち上げ、CAMP FIRE上でクラウドファンディングを開始…
VTuberとはVirtual YouTuberの略。2016年のキズナアイが動画内で自称したのを始まりとするこの呼称は、今ではすっかりネット界に定着している。 近年における「にじさんじ」「ホロライブ」の台頭を見てもその…
小説を書こうとするときに、「あの新人賞を目標にしよう!」と思ったことが僕には何度もあります。しかし、新人賞というのは大抵が長編のものばかりで、小説を書き慣れていないとなかなか筆が進まないものです。さらに年1回開催のものが…
スマートフォンやタブレット端末の普及により、ここ十数年で「電子書籍」という言葉はかなり身近なものになってきました。TwitterやWebメディア上では電子書籍のセール情報が飛び交い、すでにたくさんの電子書籍を買っている方…
出したい公募があるのにネタが思いつかない! 最近同じようなネタばかり書いてるから刺激が欲しい! ……と、お困りの方も多いのではないだろうか。 「小説を書く」という作業は、連続で0から1を作り出していくこと。大変な作業では…
Skeb、pixivリクエスト、SKIMA、ココナラなど近年隆盛のコミッションサイト。既にイラストをリクエストした方も多いのではないでしょうか? 同人業界におけるコミッションとは個人間で作品を有償依頼する事、またはその仲…
アメリカ文学ってみなさんどう思いますか? いやそもそも「洋書」って? 「海外文学」といっても、一筋縄にはいきません。当然ながら日本以外のすべての国と地域の文学が「海外文学」に該当するのですから。 時おり耳にする海外文学の…
山田詠美の傑作選を書くということで、私は手が震えている。 山田詠美は1985年に『ベッドタイムアイズ』で第22回文藝賞を受賞してから、日本文学の最前線立つ、麗しのビッチ(誉め言葉)のお姉さま。『ソウル・ミュージック・ラヴ…
皆さんは読書会に参加したことはありますか? ひとくちに「読書会」といっても様々な形式のものがあるのですが、少なくとも「読書会」と称している会に僕は何度か参加したことがあります。まあ、いずれも自分が主催したものなのですが……
谷崎潤一郎クイズにチャレンジ! ▼こちらもおすすめ 太宰治クイズ 夏目漱石クイズ 芥川龍之介クイズ 日本近代文学クイズ・代表作編 日本近代文学クイズ・書き出し編
小説を書くのって難しすぎませんか? 大学生の頃はばりばり書いていたのに、ここ数年はぜんぜん書けなくて悲しい気持ちを味わっています。ちょくちょく書いてはいるのですが、どうも形にならないんですよね。 小説が書けないというのは…
『怪盗クイーン』が! アニメ化するぞ! あのはやみねかおる先生の大人気シリーズが、2022年に劇場OVAアニメ化することが決定した。その発表を聞いて大興奮した人も少なくないだろう。かくいう私も、その一人だ。 『怪盗クイー…
小説家をはじめとして、才能や人気が必要な職業に就くのは不安定さがつきまといます。どうすれば小説家になれるのかも不明瞭だし、なったとしても生活を成り立たせることができるのかも分からない。 「医者になりたい」「弁護士になりた…
殺伐百合とは近年台頭著しい、女性間の愛憎や確執にフォーカスした作品群の名称です。 世間では殺伐百合愛好家によるアンソロジーが組まれたり、『同志少女よ、敵を撃て』(逢坂冬馬)が殺伐百合の傑作として脚光を浴びています。 今回…
アガサ・クリスティーといえばミステリ好きはだれもが一度は手に取る作家ではないでしょうか。全世界で発行数20億部を突破し、ギネスブックに「史上最高のベストセラー作家」と認定された彼女は、85歳で生涯をおえるまでにたくさんの…
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前編はこちらから→物語を消費せよーー「動物の時代」の文学論(前編) 前回の記事では、日本の文芸界隈が直面している危機について考えて、それを打開するための示唆を与えてくれる大塚英志・東浩紀両氏の著作の紹介をいたしました。引…
文学はオワコンか? 「文学はオワコンか?」 昨今の文芸界隈を見ていると、このような疑念を抱くようになりました。 「オワコン」とは「終わったコンテンツ」の略称で、ブームが過ぎ去った時代遅れの商品やサービスなどを指します。 …
これは、執筆ハック Advent Calendar 2021の12日目の記事です。 作業環境を改善していくのが好きです。文章を書く作業がメインなので、それがいかに快適になるかに日夜心血を注いでいます。 そうして作業環境は…
小説を書いて、それでお金を稼いで暮らしたい。そんな夢を見たことのある方も多いでしょう。もちろん小説を書くこと自体が楽しいから良いけれど、それはそれとして、これが仕事になれば楽しい気がする。 一般的には、小説を書いてお金を…
夏目漱石クイズにチャレンジ! ▼おすすめクイズ 太宰治クイズ 日本近代文学クイズ・代表作編 日本近代文学クイズ・書き出し編