森見登美彦クイズ
森見登美彦に関するクイズに挑戦!
森見登美彦に関するクイズに挑戦!
概要 孤島の館で起こる連続殺人事件。 本作を一言で表すなら、そういうことになる。 いわゆるクローズドサークル。ミステリの世界では王道中の王道シチュエーションだ。 しかし本作では、ここに「天使」という異次元の存在を加え、物…
性食を、考える。 食べる/交わる/殺す これらの言葉を目にしただけで、体の内がゾクゾクとしてきた方はいらっしゃいますか? 吐き気を催すような、嫌悪感を抱きますか? それとも、これこそが私の求めていたものだと、感動で心…
あなたは外でどういうスタイルで執筆をしていますか。多くの方は「スマホで」と答えるだろうと思います。スマホはいろいろ調べられますし、持ち運びも楽で便利ですよね。 しかし!! 私がおすすめしたいのはタブレット執筆です。タブレ…
世間の中高生の勉強にそっと寄り添ってくれる電子辞書。 私の傍らにも、2009年の発売からずっと共にいる電子辞書があります。それはCASIO EX-word!気が付けばもう10年を超える付き合いになっていました。そんな…
太宰治に関するクイズに挑戦!
「文豪」と聞いて、どんな人物を頭に思い浮かべるでしょうか。国語の教科書に作品が載っていたあの人、人生を文学に捧げて最後には自殺をしてしまったあの人、後世に残す傑作を残したあの人、などなど。人によって様々なイメージがあるの…
はじめに 筑摩書房から出版されている「ちくま日本文学」というシリーズをご存じでしょうか。 「ちくま日本文学」全40巻 明治から昭和にかけて活躍した日本の作家たちの作品が、各作家1巻ものの文庫版選集という形で刊行されて…
「女流文学」その周辺 〈女流文学〉という言葉がある。しかし〈男流文学〉という言葉はない。それは文壇が男性作家に専従されてきた事実を示す。らいてうの機関誌『青踏』はあれど、女性文学誌は長谷川時雨創刊の『女人芸術』(1928…
「ラディカル」 ➀根本的 ②過激なさま。急進的。「―な意見」 『広辞苑』より BL好きのみなさん、こんにちは。普段は百合小説を書いていますが、BLも大好きなラディカル・ヤオイストの柳ヶ瀬舞です。 ヤオイストとはなんだろう…
皆さんは文章を書くときにどんなキーボードをお使いでしょうか。昨今はスマートフォンだけで小説を書く方も多いと聞きますが、長時間の執筆ではまだまだPCにも分があるはず。そして効率的に楽しく文章を書いていくためには、相棒として…
最近、健康のために散歩を始めました。というのも、僕は出生体重4000g超でこの世に生を受けてから一瞬たりとも痩せていたことがなく、就職してデスクワークが中心になってから体重はさらなる増加の一途を辿り、26歳にして体重は1…
【梗概】 五月の半ば、新緑のまぶしい頃、日本海海戦の音が聞こえてくる。妹の看病のことで半狂気の有様であった姉には、それが地獄で打ち鳴らす太鼓の音に聞こえた。草むらで泣き続け、日が暮れかけたころに帰宅すると、妹が呼ぶ声が…
子どもができた 子どもができた。半分は想定内で、半分は想定外だった。 驚きはしたものの、普通に喜んだ。子どもができたからといって小説を書いていくことになんの変化も生じない。今のまま書いていけると思ったからだ。 けれども、…
『本の雑誌』2020年9月号を購入しました。 以前から書店などで目にしたことがある雑誌だったのですが、実はこれまで購入したことがありませんでした。ところが今回の特集は「つぶやく出版社!」。本とTwitterを愛する者とし…
『四畳半神話大系』をご存じだろうか。森見登美彦氏の代表作とも呼べる青春SF譚であり、その面白さは無類である。 今から10年前、僕は高校生のときにはじめて『四畳半神話大系』を読み、自堕落な大学生が摩訶不思議な現象と共に空虚…
私は「ミステリー」というジャンルをほとんど読まない。 昭和の奇書と呼ばれる『虚無への供物』や『ドグラ・マグラ』は大好きだし、ミステリーの名を借りた奥泉光さんの『鳥類学者のファンタジア』や『神器ー軍艦「橿原」殺人事件』の純…
小説を読んで背筋が凍り、鳥肌が立った経験はあるだろうか。ページを繰って、そこに描かれた情景を想像しながらふと腕元を見やると、細かい点状の突起がびっしり皮膚一面を覆っている。まるで体毛をむしり取られた鳥のようで、おもわずギ…
昨今、文豪を題材とした漫画やアニメが、メディアを賑わせています。これまで馴染みがなかった作家の本を、漫画やアニメ、あるいはゲームなどをきっかけに手に取る人も、きっと増えている事でしょう。また、一部の有名な文豪(漱石、芥川…
ほんとうのことというものは、ほんとうすぎるから、私はきらいだ。 (坂口安吾『恋愛論』) 『恋愛論』は作家・坂口安吾のエッセイ。 この作品は恋愛をタイトルを掲げているのに、著者は冒頭から「(恋愛というものを)私はよく知らな…
戦後文学の多様なアプローチ 原爆投下による敗戦後、GHQの管理下で「民主主義」が多くの矛盾を孕みながら推しすすめられていくなか、バラエティに富んだ書き手と文学作品が次々に生みだされていった。作家たちは検閲と闘いながら戦後…
2020年4月より、石川啄木を主人公とする『啄木鳥探偵處(きつつきたんていどころ)』というアニメが放送されています。時は明治時代——歌人の石川啄木が金田一京助(啄木と同郷の先輩で、言語学者)とバディを組み、謎に挑むという…
2010年代は「小説投稿サイト戦国時代」などという言葉がいろいろなところで聞かれ、大小さまざまなサイトがひしめいていました。そしてそれは、2020年になった今も変わりません。しかし、自分が投稿しているサイトならいざしらず…
新型コロナウィルスが猛威を振るうなか、仏ノーベル賞作家アルベール・カミュの小説『ペスト』(1947)が再評価されている。『ペスト』は、疫病の蔓延でパニックに陥ったアルジェリアを舞台に、医師リウーの奮闘を描いた作品。いまこ…
卵料理と本は、それはそれは深い仲で結ばれている。 まず絵本『ぐりとぐら』には、大きな卵をたっぷりと使ったホットケーキが出てくる。あのホットケーキを食べてみたいと思わなかった子どもはいないだろう。 夏目漱石は胃潰瘍で入院し…
大学裏のボロアパートには正体不明の怪人が住んでいて、私は彼のせいで学生生活を派手に棒に振るものだと思っていました。無意味な情熱と半端なリビドーを滾らせて、私は爽快で時間の無駄に過ぎない喜劇に身を投じるものだと思っていまし…
ミステリにおける「探偵の動機」問題 ミステリを書く上で、「トリック」は必要不可欠ではない。僕はそう考えています。 トリックとは、いわば「秘密」を隠すための装置です。たとえば、犯人に犯行時刻のアリバイがないという「秘密」を…
JR新宿駅東口を出て、とりあえず紀伊國屋書店の方へ向かう。そのまま本屋の前を左手に通り過ぎ、伊勢丹と明治通りがぶつかるところで、しばし信号待ち。右に見える世界堂の看板を通り過ぎたら、もう少しだ。ひたすら真っ直ぐ道を進み、…
皆さんの自宅には、本棚がいくつあるでしょうか。 僕の家には、合計で4つの本棚があり、これまでは問題がありませんでした。しかし実家に置きっぱなしにしていた本をこの度引き受けたことにより、本棚のスペースが足りなくなり……。 …
便利なネットなどもない昭和の時代に、古今東西の奇怪で異端な文化や歴史、思想、文学、芸術などなど、ジャンルを問わず壮大なスケールの知識量を有し、鋭く尖ったナイフのような独自の睨みで、斜めから、背後から、裏側から切り込むエッ…