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サブディスプレイを縦置きすると執筆作業が捗るという話

突然ですが、僕は最近このような環境で執筆作業をしています。

画面がやたら多かったりキーボードが3台もあったりと、AIで適当に生成したデスク環境みたいになってしまっているのですが、ご注目いただきたいのは一番右のディスプレイです。

ここ2〜3年くらいは中央に置いてある49インチのウルトラワイドモニタのみで作業をしていたのですが、直近1年ほどは右側にサブディスプレイを縦置きで追加し、日々の執筆活動などを行っています。

この縦置きサブディスプレイがかなり良く、僕のデスク環境に欠かせないものになっているので、どのような場面で便利なのかをご紹介したいと思います。

“執筆”にはあまり使わない

このサブディスプレイですが、実はここで“執筆”をすることはあまりありません。

執筆活動には欠かせないものとなっているのですが、執筆それ自体は、デスクの中心に置いてあるウルトラワイドモニタで行うことが多いです。このブログも、ウルトラワイドモニタを縦に3分割したうちの真ん中でブラウザを開いて書いています。

それは、単純に自分の目線の正面にエディタがあった方が書きやすいからです。また、僕の場合は「今書いている文章」に集中したいタイプのため、縦の画面が狭い方が執筆に集中できる気がします。

そんなわけで、縦置きしたサブディスプレイで実際に文字を書いていくことは少ないです。それでは、どのように活用しているのでしょうか?

資料を見るのに便利

縦置きディスプレイをよく使うのは、資料を見る時です。

小説でもその他の文章を書く時でも、何かを調べることは良くあると思います。正確な情報を調べたい時は本を使うこともありますが、簡単な調べ物の場合はインターネット検索で済ませてしまうことも多々あります。特によく使うのがWikipedia。論文などを書く場合に典拠とするのは良くないですが、知らない概念に関する知識を収集するためには、これほど便利なものはありません。

ただ、Wikipediaは書かれている内容を全て読むわけではありません。全体を見ながら、知りたいことや面白そうなことを選別して、拾い読みをしていくことになります。この拾い読みをする時に、縦置きのサブディスプレイは非常に便利です。

たとえば、Wikipediaで「太宰治」のページを開いたとき、メインで使っているウルトラワイドモニタでは、以下の表示になります。

続いて、縦置きのサブディスプレイで表示すると、以下の表示になります。

圧倒的な表示量! ぱっと見で目に入る情報量が増えるので、読むべき箇所が非常に見つけやすくなります。

また、ページを閲覧する際にスクロール量が減るのも嬉しいところ。Webページを閲覧するとき、スクロールしている間は文字がぶれるので読むのを中断せざるを得ないので、できるだけスクロール回数は少ない方が良いんですよね。

自分の書いた原稿をチェックするのに使う

縦置きサブディスプレイは、自分が書いた原稿をチェックするのにも活用しています。

上にも書いたように、最初に原稿を書くときは「今書いている文章」に集中しているため、自分が書いている箇所より上や下を見ることはありません。下を見ないのは、そこにまだ文章が無いことが多いので当たり前ですが……。

ただ、最終的に自分の書いた文章を読む時は、前後のつながりや全体の構成などを確認しながら読むことになります。そんな時に、このサブディスプレイが非常に便利です。

縦の表示領域が狭いとどうしても視野が狭くなってしまいますが、縦置きのディスプレイであれば、強制的に視野を広くすることができます。

また、自身の「モード」を切り替えられるのも良いです。普段は横置きのディスプレイで執筆作業を行い、縦置きのディスプレイで読みものをしているので、自分の文章に対しても自然に「読むモード」になることができます。すると、文章の間違いや読みにくい場所を発見しやすくなるんですよね。

そのため、原稿を一度ざっと書いた後は縦置きのサブディスプレイに文章を表示し、それを見ながら修正作業を行うことにしています。

読む作業が多い人におすすめ

このように、縦置きのサブディスプレイは「読む」作業が多い人におすすめしたいです。

といっても、これは「書く」作業が多い人におすすめというのとほぼ同義です。というのも、何かを書くためには、どうしてもさまざまな種類の文章を読まなくてはならないからです。

また、僕は他の方が書いてくださった文章を読んだり編集したりする時も、この縦置きサブディスプレイを活用しています。

ウルトラワイドモニタも縦に3分割しているので、執筆作業エリアの他に資料閲覧エリアも設けることができるのですが、資料を常時表示しておくことを考えると、もっと情報量を多く表示させたくなってしまいます。そんなわけで、メイン作業エリアではないサブディスプレイで縦置きが輝くわけです。

まとめ

ちなみに僕は、サブディスプレイとしてDellのU2723QXというモニタを使っています。

何か強いこだわりがあったわけではなく、27インチ4Kのモニタがないかなと探していた時に、たまたまこれを見つけて購入しました。メインで使っているモニタがDellで、このモニタが当時Amazonのセールで安くなっていたというのも決め手になりました。

1年前くらいに購入したもので、新品もAmazonに無いようなので、いま購入するなら他のモニタの方が良いかもしれません。文字を読む機会が多い方は、27インチかあるいはもっと大きくても良いと思います。解像度は4K以上のものを選びましょう、凄く文字が読みやすくなります。

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ABOUTこの記事を書いた人

93年生まれ 「蓼食う本の虫」主宰。主な関心領域は小説をはじめとした文芸全般。好きな作家は太宰治、好きなキーボードはHHKB。