小説投稿サイト「Caita」を触ってみる / 投稿・閲覧でポイント還元されるサイト

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2025年6月に、新しい小説投稿サイト「Caita」がリリースされました。

カイタ株式会社が運営するこのサービスは、「AI編集者との共同作業」「作品投稿・閲覧によるポイント獲得」「定期開催のコンテスト」などが特徴です。

Caitaの機能をいろいろと触ってみて、おもしろいと思ったところなどをレビューしていきます。

Caita – 無料の小説投稿サイト

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まずは登録

Caitaに作品を投稿する場合は、まずユーザー登録が必要になります。画面右上から「新規登録」をクリックしましょう。

続いて、ユーザー名など必要な情報を入力し、「ユーザー登録」ボタンをクリックしてください。

すると、登録したメールアドレスに認証コードが送られてきます。こちらのコードを入力すれば、登録は完了です。

投稿画面を見てみる

続いて、小説投稿サイトの最重要機能である投稿画面を見てみましょう。

ログイン後に、画面左上に表示されている「小説を書く」をクリックします。

概要の設定

まずは、小説の概要などを設定します。

「表紙画像」は、自身で画像をアップロードすることもできますが、「AIで生成」をクリックすると、条件を指定して画像を生成できます。

「生成オプション」を見る限り、どうやら主に人物画像を生成することが想定されているようです。

せっかくなので、「生成オプション」を選択して表紙画像を生成してみましょう。指示は、「ひまわり畑で笑っている女性」にしてみます。なお、AI画像生成には、「10stone」が必要になります。「stone」はAI機能を使用するのに必要なポイントで、ユーザー登録すると300ptが付与されます。このstoneについては、また後ほど解説します。

かわいい画像が生成されました。

画像を生成した後は、部分的に変更を指示したり、ロゴを生成したりすることも可能です。編集が完了したら、「画像加工を終了して保存」をクリックします。

「物語のプロット」は、自身で入力することもできますし、AIと相談しながら書くこともできます。さらに「プロットからあらすじを自動生成」をクリックすると、5stoneを消費して、あらすじを自動で生成することもできます。

そのほかに、「登場人物」を設定できる機能もありますね。また、「コラボレーション機能」を使うことで、複数のユーザーで収益を配分することもできます。こちらは、複数人で制作している作品で使うと良いでしょう。表紙を描いてもらったイラストレーターさんに収益を分配する、といった使い方も想定されているようです。

本文の執筆

続いて、小説の本文を執筆しましょう。

作品の概要を作成したら、「エピソード一覧」→「新しいエピソードを追加」から本文の追加ができます。

本文執筆エディタは、基本的な機能は全て無料で使うことができます。ルビのほか、挿絵も入れることができるのが嬉しいですね。なお、「文字色」「改記号上段」「改記号中段」などがプレミアムプラン限定の機能となっています。

AIによる創作支援機能

Caitaは、AIによる創作支援機能に力を入れているように見受けられます。

AI機能は、「stone」というポイントを消費して利用することができます。たとえば、表紙画像生成を行うためには10stoneを消費します。

このstoneは、ユーザー登録を行うとまず300stoneがチャージされます。これだけあれば、機能を一通り体験することができるでしょう。

また、stoneは追加で購入することも可能です。価格は、500stoneが550円となっています。また、プレミアム会員に登録すると毎月600stoneが付与されるのですが、こちらも月額550円となっているので、定期的にAI機能を使うのであれば、プレミアム会員に登録した方がお得になっています。

AI機能は、主に以下のものが利用可能です。

  • 表紙画像の生成
  • AI編集者によるアドバイスを受ける
  • プロットからあらすじを生成

作品の収益還元機能

現在はさまざまな小説投稿サイトで収益還元が行われていますが、Caitaにも同様の仕組みがあります。

還元はまずポイントで行われ、こちらは1pt=1円に換金することができます。

Caitaで特徴的なのは、「ユーザーランク」によってポイントの付与率が変わるという点です。S〜Dランクまであり、登録したばかりのユーザーはDランクからのスタートになります。

Dランクの場合、連載作品のエピソードを投稿すると、100文字ごとに0.01ptが付与されます。また、作品が閲覧されることによってもポイントが付与され、こちらは1PVごとに0.01ptです。そのほか、さまざまな行動に対してポイントが付与されます。

ユーザーランクは、前月のPVや投稿数などによって変化します。Sランクに到達すると、エピソード投稿100文字ごとに10pt、1PVごとに0.2ptと、かなり高い付与率となっています。

登録して投稿機能を少し試してみただけでポイントが付与されていくのが結構おもしろいです。

閲覧行動に対するポイント付与

caitaでは、作品を投稿する人だけではなく、作品を閲覧する人にもポイントが付与される仕組みがあります。

こちらも「読者ランク」がS〜Dまで設定されており、それに応じてポイント付与率が変化。Dランクであれば、エピソードを1話閲覧するごとに0.01pt、レビュー1件ごとに1ptが付与されます。

コンテスト開催も

コンテストも小説投稿サイトの定番ですが、Caitaでも定期的なコンテスト開催が予定されているようです。

現時点では、7月の月例賞が開催中。優秀賞には賞金5万円が授与されます。

また、夏の季節賞も開催中。テーマは「ホラー」で、こちらは優秀賞に賞金10万円が授与されます。

リリースされたばかりのサービスなので、競争率も低くコンテスト投稿はかなり狙い目だと思います。他の賞やキャンペーンに応募している作品はコンテスト投稿不可になりますが、マルチ投稿は特に禁止されていないので、すでに他の投稿サイトに投稿している作品でコンテストに参加してみるのも良いでしょう。

まずは使ってみるのがおすすめ

個人的には、Caitaは「AIによる編集支援」と「収益還元」が興味深いポイントだと思いました。

AIによる編集支援は、すでに外部のAIツールを利用している方であれば、物足りない部分もあるかもしれません。しかし、執筆ツールにAIが統合されている方が便利と感じる場合もあると思いますので、これまでAIを利用したことが無いという方は、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

また、収益還元は、投稿するだけでポイントが付与されるのがおもしろい点だと思いました。投稿作品数が増えれば作者ランクが上がり、ポイント付与率も上がっていく仕組みなので、他のサイトに投稿している作品をとりあえずCaitaにも投稿してみるのもありだと思います。

Caitaが自身に合っているかどうかはまず試してみないと分からないと思いますので、まずはユーザー登録してみるのがおすすめです。

Caita – 無料の小説投稿サイト

また、蓼食う本の虫では、「小説投稿サイトおすすめ10選」で、これから小説を投稿したいと考えている方におすすめのサイトを紹介しております。kといらも合わせてご覧ください。

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ABOUTこの記事を書いた人

1993年生まれ、福岡県出身、熊本県在住。
2016年より、文芸Webメディア「蓼食う本の虫」を主宰・運営。
熊本大学文学部文学科卒。在学中は日本語日本文学研究室に所属。卒業論文のテーマは「太宰治の私小説的作品について」。
新卒で印刷会社に入社し、営業・Webディレクターとして業務に従事。2018年にピクシブ株式会社に入社。チャット小説サービス「pixiv chatstory」のディレクター、pixiv小説チームのプロダクトマネージャー・コミュニティマネージャーを担当。2021年に個人事業主として独立。
詳しいプロフィールやご連絡については、atohs.meをご覧ください。