複数人の小説を編集するときに便利なWebサービス3つ(※随時更新)

全国1億3千万のテキスト系同人誌の編集担当の皆さま、こんにちは。

個人で小説を書いているのであれば、自分のテキストだけを管理していればOKです。

しかし、サークルを作って同人誌を作るとなると、他の方の原稿を編集することになるかもしれません。実際、テキスト系同人誌の編集に追われている方もいらっしゃることでしょう。

草稿提出→校正→再提出→再校正→再々提出→編集→編集の途中でまた誤りに気づき再々々提出……なんてこともあるでしょう。僕も経験があるのでわかります。本当に大変な作業ですよね。

そんな編集作業を少しでも楽にできるようなWebサービスをまとめましたので、ご紹介いたします!

Google Drive

今や手書きで小説をを書く人は少数派でしょう。まして同人誌を作るときなどは、編集の都合を考えて指定の形式でファイルを送ると思います。

基本的にはメールでやりとりすることが多いと思いますが、最近はLINEで送ることができるようになりました。本当に便利です。

しかし、メールやLINEでやり取りをしていると、ファイル名が「2015夏号原稿(名前)(改稿)_ver.3_微修正」のような地獄みたいなファイルになることがあるかと思います。

このようにファイル名を変えてくれる方はまだいい方で、中にはファイル名はそのままで送ってくる人もいて、どのファイルがどの最新なのか、どのファイルと比較して修正すればいいのかが分からなくなるなんてことも……。

そんな方におすすめしたいのが、Googleが提供する「Google Drive」というサービスです。

基本的にはファイルをクラウド上に保存することができるストレージサービスなのですが、注目したいのは編集機能です。

既存のファイルを編集することはもちろん、Google Drive上で新たにファイルを生成することができます。

この中で、「ドキュメント」はMicrosoftのWordのような使用感。さらに、作成したファイルを.docxや.txt形式でダウンロードすることも可能です。

Baidu IME_2016-7-2_8-57-49

また、Googleアカウントを持っていればファイルを共有することができるので、原稿共有用のフォルダなどを作ってそこで原稿のファイルを共有すればOK。

原稿の変更がある場合は、共有しているファイルを変更してもらえばOKです。バージョン管理機能があるので、過去に編集した情報もしっかりと残っています。

また、リアルタイムで変更が反映されるので、Skypeなどで通話しながら修正を加えていくというのも便利な使い方です。

OneDriveやDropbox、Evernoteなどファイルを共有できるサービスは様々あるのですが、
①Wordと同じような感覚で編集することができる
②Gogoleアカウントを持っている人が多いので、共有までがスムーズ
という点で他のサービスより優れているように思います。

GoogleDrive
https://www.google.com/intl/ja_jp/drive/

numMoji(ナンモジ)

nunMojiは、テキストをコピーして貼り付けるとその文字数を数えてくれるサービスです。シンプルな機能ですが、これが便利。

Wordなどはデフォルトで文字数表示がONになっていますが、そうではないエディタやワープロソフトもあるでしょう。

他にも文字数カウントサービスはたくさんあり、僕も色々と試したことがあるのですがnumMojiが断トツで便利です。

それは何故かというと、文字数のカウントがリアルタイムで行われるから。

Baidu IME_2016-7-2_8-58-40

他の文字数カウントサービスは、僕の観測した範囲ではすべて、テキストを貼り付けてから何かしらのボタンを押す必要がありました。そうすることによって始めて、文字数が表示されます。

しかし、numMojiは文字を打ち込んだり消したりする度に連動して文字数を表示してくれます。これによって、numMoji上で細かい字数調整を行うことができます。

長文を編集するのであればWordを使った方が便利かもしれませんが、たとえば「あとがき」の文字数を揃えたいというような場合に重宝するでしょう。

ブラウザのブックマークに入れておけば、サクッと開くことができるのも利点ですね。

numMoji
http://www.nummoji.kenjisugimoto.com/

difff<<デュフフ>>

difffは、2種類のテキストの差分を表示してくれるサービスです。

Google Driveなどを使っていれば簡単にバージョン管理をすることができますが、Wordファイルでやりとりしていると、どこが変更点なのか分からなくなるなんてこともあるのではないでしょうか。。

すると、最初からまた小説を読み直してミスがないかをチェックすることに……。

difffを使うと、2種類のテキストの異なっている部分を簡単に調べることができます。前に一度チェックしたファイルと、修正の入った最新ファイルを比較して、異なっている部分だけを確認すれば、原稿の校正を終えることができます。

Baidu IME_2016-7-2_8-59-36

画像の例文は英語ですが、日本語でも問題なく比較することができます。

difff
http://difff.jp/

まとめ

以上、ひとまず便利なWebサービスを3つ紹介いたしました。

編集部で気づいたものがあればどんどん追加していきます。また、「こんなWebサービスがあるよ!」という方は教えていただけると幸いです。

それでは、よい同人編集生活を!

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