より良い読書のために 第1回:フリーサイズブックカバーのすすめ

こんにちは、あるいは初めまして。雲鳴遊乃実と申します。趣味は、小説を読んだり書いたり読ませたりすることです。

このサイトを見ている方々も読書が好きな方々だと思われますが、皆さまは読書をするときにどのようなこだわりを持っていらっしゃるでしょうか。

読書をするときに必須のアイテムといえば……? よく掛ける音楽、読む体勢、ペース配分、意気込みや考え方、記録帳や感想等々、人それぞれのこだわりがあることでしょう。

今回から、「より良い読書のために」というテーマをいただきまして、私なりの読書のこだわりを連載形式で発表していきます。

ブックカバーのご紹介

読んでいる本を傷や汚れから守るために、ブックカバーを欲する人は多いでしょう。書店で新しく本を買えば、無料で紙のブックカバーをおつけして貰えるのは、この国でよく見られる光景です。

そのブックカバーの中でも、私はBeahouseのフリーサイズブックカバーを長年愛用しています。

 

フリーサイズという名前のとおり、様々な本のサイズに合わせてブックカバーの大きさを変えられるが最大の特徴です。

bookcover01

 

写真に映っているのは拙作『翔兎乃音』です。文庫サイズで120ページ程度です。

 

取り付け方を簡単にご説明します。

まず表紙の片側を包み、マジックテープで留めます。このときにしおりが背表紙の中央に来るように調整すること。

bookcover02

 

高さが揃いましたら、表紙のもう片方を包みます。これだけで専用のブックカバーの完成です。

bookcover03

 

サイズはA5まで対応します。

拙作『From AI to U』がちょうどA5でしたので、取り付けてみますとこんな具合。

bookcover04 bookcover05

 

このブックカバーが種々のサイズに対応することはわかりました。では、厚みはどこまで対応できるでしょうか。実験してみましょう。

まずは文庫サイズ。『坂の上の雲(一)~(八)』(司馬遼太郎/文春文庫)がどこまで覆えるかというと。

img_0976

 

これが。

 

bookcover07

 

こう。

 

覆えました。頁数にしておおよそ3,000。おそらく文庫本なら全ての本がカバーできるかと思われます。

では最大対応サイズのA5判では。

bookcover08

 

これが。

 

bookcover09

 

こう。

 

頁数はおおよそ1,000。袖口の幅を考慮するとこれが限界かなと思います。

ちなみにA5より大きいサイズだとマジックテープの長さが足らず、袖口を覆うことがそもそもできません。

メリットとデメリット

いろんな本に取り付けられることはわかった。では、そのメリットは何か。

私としては、今読み進めている本に(それがどんなサイズの本であろうとも)ブックカバーという目印をつけられる、というのが最大のメリットです。

書店で貰える紙のブックカバーとは違い、デザインがカラフルなのも特徴的。例えば外出前の忙しい時間帯に、とりあえず一冊本を持って行こうとしたとき、ぱっと見で手に取りやすい。

また、栞紐がもともとついているのも地味に嬉しいところですね。

 

反対にデメリット。

まずは値段でしょうか。一枚1,000円は下りません。ただ本を覆うだけにしては割高感が……。

また、先ほどの実験画像では意気揚々と数冊の本を挟んでおりましたが、実際に同じことをすると当然すっぽ抜けてしまいます。頑張っても二冊。

しかし、安定して取り付けるにはやっぱり一冊のみが一番いいです。

二つのブックカバーを使い分ける

さて、先ほど挙げた画像の中にも写っておりますとおり、私はこのブックカバーを二種類持っています。

本の種類ごとに分けておりまして、ざっくり言えば「小説(なるべく小さいサイズ)」のときは紺色植物柄、「学術本、ノンフィクション、あるいはそれ以外(なるべく大きいサイズ)」と決めています。

どうしてこんな分け方になったのか。

そもそも私は、読書が続かない人間でした。ページ数の少ない本ならば即日読むことができたものの、多くなってくると一日、二日ではとても読み切れず、何日も持ち越すことがしばしばありました。時間が掛かると、移り気な私は次々と別の本にも手を出してしまいます。結果、長い本が全然読み切らずに短い本ばかり読み進めてしまう。こうなると、せっかく買ったブックカバーも、結局つけたまま放置してしまったり。

この状況をどうにかしなきゃ、と考えた末に、思いついたのが敢えてブックカバーの数を増やすということ。そして、ブックカバーをつけた二冊はなるべく違うジャンルの本とすること。

これらのことを念頭に置いた結果、途中で本を読み飽きたら、もう一つのブックカバーをつけた本を読むようにする。それに飽きたらもとのブックカバーの本を読み進める。こうして読書中の本を明確にジャンル分けすることで読書のモチベーションを保つようにしているのです。

今のところ二種類ですが、今後はもう少し枚数を増やしたいと考えています。分け方もまだまだ考慮の余地があります。小説と学術本、仕事用と趣味用、勉強用等々。

また、サイズごとに分けるという方法もあります。ブックカバーのサイズをいちいち揃えなくて済むのでお勧めなんですよ(とはいえそれだと何のためのフリーサイズか! って話になってしまいますが)。

記事を共有する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUTこの記事を書いた人

アバター画像

2015年7月に設立したこのサークルは、現在12名のクリエイターが所属しています。 『創作サークル綾月』では文筆やイラストを初めとしたさまざまな創作行為を通して表現活動をしております。 月に一度「綾月ラヂオ」というラジオ企画をツイキャスで配信しておりますので、宜しければぜひご視聴下さい。 モットーは「一人でできないことも、綾月でならできるかも」 どうぞよろしくお願いします。