ポプラ社小説新人賞特別賞 北原一『ふたり、この夜と息をして』10/14刊行


第9回ポプラ社小説新人賞で特別賞を受賞した北原一(きたはら・いち)『ふたり、この夜と息をして』が10月14日に刊行される。表紙には、俳優である神木隆之介氏が撮影した写真が使われている。

あらすじ
心に傷を負い、“秘密”を抱えて生きる少年少女。
その出会いは、彼らを強く優しく変えていく――。

男子高校生・夕作(ゆさ)まことは、顔の痣をかくすために祖母から教えてもらった化粧をして生活している。それがばれることを恐れ、誰ともかかわらず平坦な日々を静かに過ごすことを望んでいた。

ある日、新聞配達のアルバイトの帰りに、公園でクラスメイトの女子生徒・槙野がタバコを吸っているところを目撃してしまう。不良でもない槙野がタバコを吸うのには、なにか理由があるらしい。偶然にも夕作が化粧をしていることを槙野に気づかれてしまい、互いに“秘密”を共有した二人は、徐々に距離が近づいていく――。

繊細な少年少女の心を丁寧に描き、2019年ポプラ社小説新人賞特別賞を受賞した感動の青春小説。


執筆者

あとーす

蓼食う本の虫 主宰。文芸同人「無間書房」で短編小説や140字小説を書いています。