尾崎世界観×柳美里の対談動画を新潮社がYouTubeで公開

小説『母影』で第164回芥川賞候補となった尾崎世界観が、福島県南相馬市で作家の柳美里が運営する書店「フルハウス」を訪れて対談を行った動画を新潮社がYouTubeで公開しています。

対談の内容は以下の通り。

・人が目に留まらない世界を書けることが小説家の才能だと思う
・私もたいがいケチをつけられてきましたよ
・誰も歌わないようなことを歌ってきました
・あの母子は心中するのでは、と思って読んでいました
・誰もが「正しさ」を主張することの窮屈さ
・「幸せになった」と言われるのに心当たりはありますか?
・言葉になる前のなにかを書くという感覚
・言葉が速くて羨ましいです
・死をイメージすることはありますか
・「クソが」って、私もついつい言っちゃうんですよ
・つま先立ちで歌うのはどうしてなの

尾崎世界観(おざき・せかいかん)
1984年11月9日、東京都生まれ。2001年結成のロックバンド「クリープハイプ」のヴォーカル・ギター。12年、アルバム『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ』でメジャーデビュー。16年、初小説『祐介』(文藝春秋)を書き下ろしで刊行。他の著書に『苦汁100%』、『苦汁200%』(ともに文藝春秋)、『泣きたくなるほど嬉しい日々に』(KADOKAWA)。千早茜との共著に『犬も食わない』(新潮社)。対談集に『身のある話と、歯に詰まるワタシ』(朝日新聞出版)。

柳美里(ゆう・みり)
1968年、神奈川県生まれ。高校中退後、劇団「東京キッドブラザース」を経て、1987年、演劇ユニット「青春五月党」を結成。1993年、「魚の祭」で第37回岸田國士戯曲賞を受賞。1996年、「フルハウス」で第18回野間文芸新人賞、第24回泉鏡花文学賞を受賞。1997年、「家族シネマ」で第116回芥川賞を受賞。1999年、「ゴールドラッシュ」で第3回木山捷平文学賞を受賞。2020年、『JR上野駅公園口』の英語版が全米図書賞(翻訳部門)を受賞した。

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