『新潮』、『群像』、『すばる』、『文學界』、『文藝』の文芸誌各誌が発売となりました。
『新潮』 / 三島由紀夫の発掘小説を掲載
『新潮』は、三島由紀夫の全集未収録作品「恋文」を掲載。この作品は、『仮面の告白』が刊行された1949年の「朝日新聞」に掲載されていたものです。大阪大学の斎藤理生教授による解説も掲載されています。
創作は、筒井康隆氏の掌編、金子薫氏の長編が掲載されています。朝井リョウ氏+村田沙耶香氏の対談にも注目。
なお、この記事を執筆している時点で、Amazonでは品切れとなっています。楽天ブックスやhontoなどには在庫が残っているようですので、ネット書店での購入を希望の方は、そちらもご確認ください。
https://twitter.com/Monthly_Shincho/status/1379621852398555137?s=20
▶お知らせ◀
本日発売開始の新潮5月号ですが、「三島由紀夫全集未収録掌篇」への各紙報道があり、Amazonで品切れとなりました。
地域によってはこれから発売開始し、また大型書店には在庫がございます。書店に在庫をご確認いただければ確実かと存じます。https://t.co/yUb90dUqHI— 新潮6月号■千葉雅也「オーバーヒート」■川端康成文学賞発表・千葉雅也「マジックミラー」 (@Monthly_Shincho) April 7, 2021
▶️#本日発売 の5月号◀️
好評リレーエッセイ「Passage--街の気分と思考」筆者の1人は #水原希子 さんです。「私にできることはトライしていこうと思い、提案してみたのが、日本では初めてとなったセンシティブシーンでのインティマシー・コーディネーターの起用だった」https://t.co/hj3Celi0OU
— 新潮6月号■千葉雅也「オーバーヒート」■川端康成文学賞発表・千葉雅也「マジックミラー」 (@Monthly_Shincho) April 7, 2021
https://twitter.com/Monthly_Shincho/status/1379679151875973122?s=20
https://twitter.com/Monthly_Shincho/status/1379680197071396866?s=20
『群像』 / 小特集は「旅」
『群像』は相変わらずのボリュームで、中編は松波太郎「王国の行方 二代目の手腕」、藤代泉「姫沙羅」、湯浅真尋「導くひと」を掲載。また、短編では川上弘美「そういう時に限って冷蔵庫の中のものが」、町田康「天之忍穂耳命と邇邇芸命」が掲載されています。
小特集は「旅」。田岳弘氏、倉数茂氏、津村記久子氏、藤野可織氏による短篇の他、「想い出の駅」に関するアンケート結果を20ページに亘って掲載しています。
【次号予告1】4月7日発売の「群像」5月号は長短様々な創作をお届けします。川上弘美さん「そういう時に限って冷蔵庫の中のものが」と、町田康さん「天之忍穂耳命と邇邇芸命」、どちらの短篇も気になるタイトルですよね。リニューアル創刊号以来の連作ですが、読み切りとしても楽しめます。#群像5月号 pic.twitter.com/VFpRa21Coq
— 群像 (@gunzo_henshubu) April 5, 2021
【次号予告2】中篇一挙掲載が3作。松波太郎さん「王国の行方 二代目の手腕」、藤代泉さん「姫沙羅」、群像新人文学賞受賞後第1作となる湯浅真尋さん「導くひと」、いずれも熱のこもった力作です。批評は樫村晴香さんの読み切り「二度目の永劫回帰」と、山本圭さんによる嫉妬論。#群像5月号 pic.twitter.com/ZMVNc8ARYG
— 群像 (@gunzo_henshubu) April 5, 2021
【次号予告3】小特集「旅」は、上田岳弘さん、倉数茂さん、津村記久子さん、藤野可織さんによる短篇と、アンケート「想い出の駅」です。51人の駅にまつわる記憶を辿ると、旅に出たい、と思うはず。このコロナ禍、心の旅のおともに。福嶋亮大さんの連載「ハロー、ユーラシア」が完結。#群像5月号 pic.twitter.com/omSf3wavn9
— 群像 (@gunzo_henshubu) April 5, 2021
【次号予告4】新連載が3つスタート!パラサイトの原理を追究する星野太さん「食客論」、言語やコミュニケーションで日常を捉え直す三木那由他さん「言葉の展望台」、アメリカ在住のZ世代である竹田ダニエルさんが世界の今を綴る「世界と私のA to Z」と、読み応えのある連載が加わりました。#群像5月号 pic.twitter.com/kimfcAuSeT
— 群像 (@gunzo_henshubu) April 5, 2021
【次号予告5】辛島デイヴィッドさんの『文芸ピープル』刊行記念、吉田恭子さんと小野正嗣さんとの鼎談は、英米での作家のデビューの背景が分かって刺激的です。マルジナリア書店で行われた小川公代さんと中村佑子さんによるオンライン対談を掲載。ケア、マザリングを巡る必読の対話です。#群像5月号 pic.twitter.com/44PfUgwkoW
— 群像 (@gunzo_henshubu) April 5, 2021
『すばる』 / 井上荒野の短編掲載
『すばる』は、創作として井上荒野氏の短編「錠剤F」小山内恵美子氏の短編「しょんなかもち」を掲載。田中慎弥氏による新連載「流れる島と海の怪物」も始まります。
松家仁之氏+野崎歓氏の対談「小説の緻密さと余白」も興味を引きます。
すばる5月号、好評発売中です! ホームページもぜひご覧ください。#すばる5月号https://t.co/4pNYmZEms7 pic.twitter.com/lqz1s3Mv00
— 集英社 すばる編集部 (@subaru_henshubu) April 6, 2021
新連載/田中慎弥「流れる島と海の怪物」。会社対抗の草野球でファウルフライを追いかけていた父親が急に倒れて死んだのは、田所慎一が5歳の時だった。そして葬儀の当日、恐ろしげな、でも爆弾よりずっと安全なものが空から降ってくるのを慎一だけが確かに目撃した……。#すばる5月号
— 集英社 すばる編集部 (@subaru_henshubu) April 7, 2021
『文學界』 / 文學界新人賞発表
『文學界』5月号では、文學界新人賞が発表されています。受賞作は青野暦「穀雨のころ」、九段理江「悪い音楽」の2作。創作にはそのほか、羽田圭介「Phantom」が掲載されています。
批評は千葉雅也「霊的世俗性──フーコー『肉の告白』論」、対談は谷川俊太郎氏×高橋睦郎氏「雪のように溶ける詩を目指して」にも注目です。
【文學界5月号 4/7発売】次号の書影と内容です。羽田圭介さん新作、文學界新人賞受賞作2作、千葉雅也さんのフーコー論、平民金子さん新連載、特集「詩とわたしたちの時代」など増ページでお届けします。表紙は詩人アマンダ・ゴーマンさん。ご予約お早めに! https://t.co/eiNa8yOK76 @amazonJPより
— 文學界 (@Bungakukai) March 31, 2021
4/7(水)発売、文學界5月号の見本が出来ました! 特集「詩とわたしたちの時代」、アマンダ・ゴーマンさんの詩The Hill We Climb(訳・鴻巣友季子さん)のページはこんな風になってます。#文學界 #amandagorman pic.twitter.com/0rcyMrZjTz
— 文學界 (@Bungakukai) April 5, 2021
【文學界5月号 4/7発売 創作】羽田圭介さん「Phantom」280枚一挙掲載。未来を案じて株取引に打ち込む華美、「使わないお金は死んでいる」と笑う恋人。幻影に覆われた現代を描きつくす傑作誕生!
— 文學界 (@Bungakukai) March 31, 2021
【文學界5月号 4/7発売 第126回文學界新人賞発表】2800超の応募作から選ばれた受賞作2作を掲載。青野暦さん「穀雨のころ」精緻な描写で高校生男女4人の過ごす一季節を浮かび上がらせる青春群像劇/九段理江さん「悪い音楽」音楽教師ソナタは生徒を猿だと思っている。才能に溢れるが、心が無いのだ――
— 文學界 (@Bungakukai) March 31, 2021
【文學界5月号 4/7発売 批評】千葉雅也さん「霊的世俗性 フーコー『肉の告白』論」。キュニコス派=ラディカルなキリスト教というラインではない「もう一人の古代人フーコー」とは? 神経症的な主体のあり方が広がる今日、フーコーの古代に「別の可能性」を探る驚くべき論考。
— 文學界 (@Bungakukai) March 31, 2021
【文學界5月号 4/7発売 新連載】写真家・文筆家として活躍する平民金子さんの「めしとまち」が連載スタート。別に美味しそうでもない“めし”と、子の成長とともに移り変わる“まち”。神戸から贈る、とぼとぼエッセイ。
— 文學界 (@Bungakukai) March 31, 2021
【文學界5月号 4/7発売】話題のリレーエッセイ「私の身体を生きる」、今月は藤野可織さんに「「妊娠」と過ごした7年」を寄稿していただきました。
— 文學界 (@Bungakukai) March 31, 2021
【文學界5月号 4/7発売】特集「詩とわたしたちの時代」は、谷川俊太郎さんと高橋睦郎さん、最果タヒさんとマーサ・ナカムラさんの対談を新作詩とともにお届けします。どちらもこれが初対談。詩人・田原さんの谷川俊太郎論、ジェフリー・アングルスさんの高橋睦郎論も。
— 文學界 (@Bungakukai) March 31, 2021
【文學界5月号 4/7発売】特集「詩とわたしたちの時代」は、谷川俊太郎さんと高橋睦郎さん、最果タヒさんとマーサ・ナカムラさんの対談を新作詩とともにお届けします。どちらもこれが初対談。詩人・田原さんの谷川俊太郎論、ジェフリー・アングルスさんの高橋睦郎論も。
— 文學界 (@Bungakukai) March 31, 2021
【文學界5月号 4/7発売 特集「詩とわたしたちの時代」】吉田雅史さん「偶然と脱線のリリック いま、ラップを読み直すこと」は「詩」としてのリリックの現在を紹介。論考中に取り上げられている曲のSpotifyプレイリストを作りました。こちらで聴くことができます https://t.co/kciGYVWxQM
— 文學界 (@Bungakukai) March 31, 2021
【文學界5月号 4/7発売 特集「詩とわたしたちの時代」】バイデン新大統領就任式での朗読が絶賛され、全世界が注目する23歳の詩人アマンダ・ゴーマン。文學界5月号は、感動を呼んだ詩The Hill We Climbの全文を鴻巣友季子さんの美しい訳と詳細な訳者解説とともに掲載します。https://t.co/Mz4eCbYZDL
— 文學界 (@Bungakukai) March 31, 2021
【文學界5月号 4/7発売】アマンダ・ゴーマンさんの詩「わたしたちの登る丘(The Hill We Climb)」訳と解説・鴻巣友季子さん。対訳になっているので、力強い英語と最高の日本語訳を同時に味わってください。文學界(2021年5月号) https://t.co/rhx2ubs8WC
— 文學界 (@Bungakukai) March 31, 2021
【文學界5月号 4/7発売】「巻頭表現」は今年度の中原中也賞受賞受賞者の小島日和さん、「エセー」は『現代アメリカ文学ポップコーン大盛』(編著)の青木耕平さん、コラム「Author’s Eyes」は川柳作家の暮田真名さんにそれぞれ寄稿いただきました。
— 文學界 (@Bungakukai) March 31, 2021
【文學界5月号】書評欄は筒井康隆『ジャックポット』を佐々木敦さん、山田詠美『血も涙もある』を平松洋子さん、椎名誠『階層樹海』を木谷美咲さん、岸政彦『リリアン』を村井康司さん、松浦寿輝『わたしが行ったさびしい町』を大崎清夏さんにそれぞれ評していただきました。
— 文學界 (@Bungakukai) March 31, 2021
【文學界5月号 4/7発売 強力連載陣】北村匡平「椎名林檎論 乱調の音楽」/成田悠輔「未来の超克」/高橋弘希「音楽が鳴りやんだら」「近現代音楽史概論B」/辻原登「隠し女小春」/綿矢りさ「激煌短命」/落合陽一「風景論」/横尾忠則「原郷の森」/宮本輝「潮音」(続く)
— 文學界 (@Bungakukai) March 31, 2021
【文學界5月号 4/7発売 強力連載陣】(承前)津村記久子「ぐるぐるマップ」/松浦寿輝「遊歩遊心」/犬山紙子「むらむら読書」/柴田聡子「きれぎれのハミング」/武田砂鉄「時事殺し」/池田雄一・鳥澤光「新人小説月評」
— 文學界 (@Bungakukai) March 31, 2021
【文學界5月号】西村賢太さん「雨滴は続く」、DJ松永さん「ミックス・テープ」は残念ながら今月休載です。楽しみにしていた方々、申し訳ありません。
— 文學界 (@Bungakukai) March 31, 2021
『文藝』 / 特集:もふもふもふもふ
『文藝』の特集1は「もふもふもふもふ」。古川日出男氏、小山田浩子氏、高山羽根子氏などの短編が掲載されています。特集2は「非常時の手紙」。緊急事態宣言下の7人によるリレー書簡が掲載。
そのほか、創作として藤代泉「ミズナラの森の学校」、加納愛子「最終日」、児玉雨子「凸撃」がラインナップ
また、新たな文藝賞選考委員が発表され、磯崎憲一郎氏と村田沙耶香氏が退任となり、角田光代氏と町田康氏が加わりました。なと、角田・町田両氏は文藝賞選考委員の経験があります。
https://twitter.com/Kawade_bungei/status/1379608482781884417?s=20
https://twitter.com/Kawade_bungei/status/1379718485731766275?s=20