東京創元社が文芸レーベル「創元文芸文庫」を創刊 既存レーベルの枠に収まらない作品を刊行

東京創元社が新しい文庫レーベル「創元文芸文庫」を2022年2月に創刊します。

東京創元社は1954年創立の出版社で、これまではミステリやSF、ファンタジー、ホラーの小説を専門に出版してきました。文庫レーベル・創元推理文庫は2019年に60周年を迎え、古典名作から最新名作まで出版を行っています。

創元文芸文庫は、そんな東京創元社が創設する文芸レーベルで、同社が従来刊行してきたジャンルに収まらない文芸作品を刊行していくとのこと。

創刊第一弾として、2022年2月に凪良ゆう『流浪の月』を文庫化。同作は、BL小説の気鋭として活躍してきた凪良ゆう氏初となる一般文芸単行本として発行された作品。2022年の映画化に先駆けて文庫化されることになります。

『流浪の月』を皮切りに、3月には古内一絵『キネマトグラフィカ』を、4月には町田そのこ『うつくしが丘の不幸の家』を刊行予定。

それ以後は、7月移行に奇数月の刊行を予定しており、文庫化のみならず文庫オリジナルの刊行や海外文芸の紹介にも力を入れていくとのことです。

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