第13回「小説 野生時代 新人賞」の選考結果が発表 大賞は該当作なし 応募総数622

第13回「小説 野生時代 新人賞」の選考結果が発表されました。大賞の該当作はなし。奨励賞には入江直海氏の『性の隣の夏』が選出されました。

『性の隣の夏』あらすじ
デリヘル嬢として働く十九歳の西野莉緒。彼女のもとへ、売り出し中の新人アイドル・長谷川ひなが訪れる。ファンの男から自分とそっくりなデリヘル嬢がいると聞いたひなは、身代わりとして莉緒に枕営業をしてほしいと依頼しに来たのだ。店を通さず莫大な金が手に入ることから、莉緒はひなの立ち居振る舞いを叩き込んで初仕事に臨む。
見事CМの仕事を獲得したひなは上機嫌で祝杯を挙げ、「本当の愛はアイドルとファンの間にしかない」と口にする。母親のためにデリヘルの仕事を始めた莉緒は、その一言に反感を覚える。アイドルとして順調にステップアップしていくひなだったが、一方で、莉緒は母親から〝ひな激似〟であることを利用したAV出演を持ちかけられてしまう。

第13回「小説 野生時代 新人賞」は、昨年の8月31日まで募集されており、応募総数は622作品でした。選考委員は冲方丁氏、辻村深月氏、森見登美彦氏の3名。

現在、第14回の応募が行われています。詳細につきましては、応募要項をご覧ください。

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