物書きのためのキーボード選び ー2日間使えなかったことでHHKBの偉大さを知るー


最近は小説をスマホで書く方も増えてきているようですが、がっつり書く場合はPCで、という方はまだまだ多数派のはず。かく言う僕も、9割型はMacで小説を書いています。良い道具を使うことは、良い文章を書くための第一歩。まあ、良い文章が書けるかは当人の才能次第というところもありますが、道具に投資をしておけば効率は上がりますし、疲れにくくもなります。そして僕が特に大事だと思っているのがキーボード。3万円ほどする高級キーボードのHHKBを使っており、その素晴らしさは以下の記事につづっています。

物書き垂涎の高級キーボード!HHKBで執筆の生産性を爆上げしよう

長時間の執筆に取り組むときはいつも使っているHHKBなのですが、少し前に2日間ほど使えないことがありました。正直、HHKBのある生活に慣れすぎていたせいで「別になくても大丈夫なんじゃない?」と思っていたのですが、使えない間は本当に文章を書くのがはかどらず、辛かったです。今回は、少しその時のお話を。

HHKBが使えなくなった日

HHKBが使えなくなったのは突然のことではありませんでした。僕が使っているのは、有線で接続するHHKB Professional JP Type-Sというモデル。3年間使っていて今まで一度も不調になったことはなかったのですが、1週間前くらいからたまに反応しなくなることがありました。キーボード側の端子をちょっと動かすと再び入力できるようになったので、接触不良なんだろうなと思っていました。1日に3回くらい不調になるのでちょっと不便だなと思っていましたが、その度にちょっと動かせば使えるようになるので、あまり気にせずに使うことに。

しかし、やはり限界があったようで。ある日ウンともスンとも言わなくなってしまいました。ケーブルを変えて試してみようと思いましたが、HHKB側の端子はUSB mini B。ひと昔前のデジカメの接続端子で見たことがありますが、そんなケーブルは手元にありません。しかも、HHKBの純正ケーブルを買おうと思ったら2,500円……。まあ、Amazonベーシックのケーブルが500円ほどだったのですぐに購入したのですが、到着には2日ほどかかります。電器屋に行って買うことも考えましたが、mini Bが売っていないと骨折り損になるなと思い、大人しく商品の到着を待つことにしました。

もしかしたら本体に問題があるのかも……? とも思いましたが、僕の扱いが適当で明らかに端子がグラグラしていたので、きっとケーブルのせい。

HHKBのありがたみを感じる

仕事でもプライベートでも、僕がメインで使っているのは2017年モデルのMacbook Pro13。これのキーボードも結構良くて、場所を変えて作業するときはHHKBを持ち出さずにMacbook Proのキーボードを使って作業することもあります。到着までは別にMac単体で作業すれば良いか、と思っていたのですが、これが大きな間違い。半日ほど作業した時点では問題がなかったのですが、午後が深まるにつれて違和感が。夕方になる頃には、すっかりタイピングをする気が失せてしまっていました。いつもなら夜までバリバリいろんなものを書いているのですが、この日は「もう1文字も書けない!」という状況に。

Macbook Proのキーボードは、少し前のモデルに搭載されていたストロークの少し深めなものも、現行モデルに搭載されているペチペチとしたバタフライキーボードも両方好きでした。短時間のタイピングであれば、むしろMacbook Proの方が軽快に入力できるくらいです。ところが、長時間のタイピングとなると話が変わってきます。僕はもともとタイピングするときに力が強めになる癖があるので、浅いキーボードだと反発が強すぎて、長時間キーボードを使っていると指が痛くなってしまうのです。

HHKBなんて3万円もするのに大したことないじゃん……と思っていたのですが、ずっと使っていて気づかなくなっていただけで、僕が長時間タイピングできていたのはこいつのおかげだったんだな、と改めて思い知りました。そもそも、これまで3年間も同じキーボードを使ったことなんてなかったので、その時点でこのキーボードがお気に入りであることに気づくべきでした。

HHKB復活のとき

そして2日後。待ちわびたmini Bのケーブルが届きました! HHKBにも問題なく差し込むことができます。もしかしたら本体が壊れているかもしれない、と思っていたので少しドキドキしながらキーを打ち込んだのですが、するすると文字が入力されていきます。完璧! 1日に3回ほどあった不調も完全になおってしまったので、やはりケーブルの問題だったようです。

というわけでもちろん、この記事もHHKBで書いています。

ストロークが深い独特の押し心地は最初こそ戸惑いますが、慣れればキーが指に吸い付くようで、まるでキーボードが身体の一部になったような感触に囚われます。PCの入力装置は身体の延長なので、できるだけ身体との境界線がわからなくなった方が良いと思っているのですが、HHKBを取り戻して改めて思いました、もうこれは僕の身体の一部なんだと。

まとめ

というわけで、HHKBが再び使えるようになって、快適な執筆ライフを送っています。

僕が使っているHHKB Professional JP Type-Sはこちら。静音設計の上位モデルで、お値段は少々高くなりますが、HHKBにしては音が小さく作られているので、オフィスやカフェでも気兼ねなく使うことができます。


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