太宰治とキリスト教
イントロダクション‐太宰治とキリスト教 太宰治の作品を読むとき、そこにはかならずと言っていいほど、聖書あるいはキリスト教の影響が見られます。聖書・キリスト教に関連する作品をおおまかに区分するならば、主に3つに分けられるで…
イントロダクション‐太宰治とキリスト教 太宰治の作品を読むとき、そこにはかならずと言っていいほど、聖書あるいはキリスト教の影響が見られます。聖書・キリスト教に関連する作品をおおまかに区分するならば、主に3つに分けられるで…
小説を書く時にPCとスマホで同じファイルを編集したい、もしくは複数のPCから作業をしたい、という方は多いと思います。 そういった時に便利なのがGoogleドキュメント。僕も10年ほど使っています。ここでは、Googleド…
2024年に締め切りを迎える小説の公募新人賞をまとめました。また、小説投稿サイトが主催するコンテストについても、デビューにつながるものを中心に掲載しています。 締切をはじめとした応募要項や賞の詳細につきましては、必ず当該…
読者の心を惹きつける物語には、豊かな表現力が必要不可欠です。一つのものごとの表現は、作者自身の「好き嫌い」に少なからず影響されます。これが重厚な表現を生み出す力になることもあれば、固定観念として表現の幅を狭めてしまうこと…
「恋愛小説」とひとくちに言っても、爽やかなものからドロドロしたものまで様々な作品があります。 今回は、大人にこそ読んでほしい恋愛小説を集めてみました。 少しビターだったり、人生について考えさせられたり……。 学生のころと…
青春時代の思い出は、心に深く残るもの。 今回は、青春を見事に活写した小説を集めてみました。登場人物に共感したり、あの日々を懐かしく思うかもしれません。 次の1冊にいかがでしょうか? 朝井リョウ『桐島、部活やめるってよ』 …
本屋大賞とは、書店員の投票だけで選ばれる賞で、過去一年の間、書店員自身が自分で読んで「面白かった」、「お客様にも薦めたい」、「自分の店で売りたい」と思った本を選び、投票するものです(本屋大賞公式HPより)。 今回は、本屋…
エッセイストだけでなく、小説家や漫画家、芸能人が書くこともあるエッセイ。今回は、幅広い分野の方々の著書を集めてみました。 気になる作品が見つかれば本望です。 村上春樹『村上さんのところ』 読者から寄せられた3万7465通…
はじめに はじめまして、こんにちは。寝ても覚めても日本近代文学に夢をみる文筆家、西 一六八(にし いろは)と申します。 私が住んでいるところは、山にかこまれた関西の田舎です。夏が近づいてくると、水かがみの田んぼに稲が植え…
5月23日より、文芸専用の投稿・閲覧プラットフォーム「ブンサイ!」がサービス提供を開始しました。管理人は歌人の木村八朔氏。 同サイトは、TECHFUND Inc.新規事業プログラムの一環として運営されているもの。現在は6…
はじめに 創作界隈の皆様、どうもこんにちは藍沢です。 突然ですが「己の中でいつかはやりたいと思っているが手を出せずにいる企画」はありませんか? 時間がない、日々他にやることがある、などと自身に甘い言葉をかけ続け、過ぎ去り…
エブリスタさんの妄想コンテストに挑む弱小作家、藍沢 紗智子です。普段は恋愛、ごはんもの、ファンタジー作品などをゆるく書いている私ですが、妄想コンテストで大賞をとってチヤホヤされたいと常々思いながら執筆活動を続けています。…
iPhoneにはじめからインストールされている「メモ」アプリ(以下表記:メモ)で小説を執筆できたらと思ったことはありませんか? MacやiPadなどのApple製品を他にお持ちであれば、iCloudを通してメモの内容をそ…
〈ノスタルジアの魔術師〉と呼ばれる恩田陸さんをご存じですか? 映画化やドラマ化、賞を受賞された作品も数多く、一度はその名を聞いたことがあるのではないでしょうか! 〈青春〉〈ミステリー〉〈ホラー〉〈SF〉など幅広いジャンル…
Gitというソフトウェアをご存知でしょうか。 Gitは本来プログラマ向けのツールですが、小説を書くときに使ってみると思いのほか便利でした。もともと私は執筆速度が異常に遅く、一ヶ月で3万字程度がやっとというのが通常運転でし…
小説を執筆しているとき、「どうしても矛盾点が出てきてしまう」「伏線回収するのを忘れていた!」など、さまざまな問題に直面するはずです。より多くの人に読まれ愛される小説を書きたいのに、気になる点がたくさん出てきて、くじけそう…
第144回芥川賞の選考会/発表会の結果は文壇の外側にも大きな波紋を広げた。三井財閥の末裔でフランス文学者/詩人の父を持つ朝吹真理子と、中卒で前科者の西村賢太という両受賞者の格差は、メディア的にも恰好のネタだったのだろう。…
皆さんはAmazonkindleの電子書籍出版に興味がありますか? 自分の本をKindleで販売したい、だけどよくわかんないし踏み出せない……と悩んでる方は多そうですね。 正直な所、私もハードルの高さを感じて敬遠していた…
「大学院」と聞くと、実家が太い学生が選ぶ進路だとか、自分の行くべき場所ではないような気がするだとか、そういう印象を持つ方が少なくないのではないかと思います。 学部を卒業した大学にもあるはずなのに、進路として選択せず、一度…
平野啓一郎は1975年生まれの小説家である。近年『マチネの終わりに』『空白を満たしなさい』『ある男』等、多くの著作がメディア化され、話題を呼んでいる。 デビュー作は1999年大学在学中に文芸誌「新潮」に投稿した『日蝕』。…
小説を長く書き続けている人にとって、執筆環境はとても重要。使っている道具によって、モチベーションや執筆速度が大幅に変わってきます。 今回は、その中でもキーボードに注目。私が実際に購入したキーボード「WENRUI」を例に、…
祈ることが苦手な日本人? ロシア=ウクライナ戦争がいよいよ始まるというとき、Twitterで流れてきたつぶやきがある。 「何かしたいけれど、自分ではどうにもならない/どうすればいいかわからない、そんなときに祈ることは有益…
遺伝暗号の解読と、バッハの『ゴルトベルク変奏曲』。この2つを軸に展開されるロマンス、そして壮大な知の世界。こんなに読み応えのある小説が他にあるだろうか? 本書『黄金虫変奏曲』を読んでいると、そう思わずにはいられない。世界…
『てにをは辞典』をご存じでしょうか? 淡い青色の箱に入った辞典で、ゾウのイラストが特徴的です。 このゾウをよく見ると文字が集まってできており、それらは辞典に記載されている内容となっています。 この『てにをは辞典』は、僕た…
『掃除婦のための手引き書』はいくつかの点において目を引く書物だ。まず小説らしからぬそのタイトル。それから装丁。モノトーンを基調とした表紙には、往年のハリウッド女優と思しき美女の、白黒のポートレートが印刷されている。 興味…
突然だが、あなたは「小説家になろう」をご存知だろうか。 株式会社ヒナプロジェクトが運営するWeb小説投稿サイトのことで、「名前だけは」という人も結構いるのではないかと思う。 小説家になろうは日本最大級の小説投稿サイトです…
2022年4月に堂々完結した野田サトル『ゴールデンカムイ』。 本作は、日露戦争の復員兵・杉元とアイヌの少女・アシリパが、アイヌの遺した莫大な金塊を求めて北海道を駆け巡るサバイバルバトル漫画です。 「和風闇鍋ウエスタン」の…
乙一さんの作品を読んだことはありますか?そもそも「乙一」は何と読むかご存じでしょうか。「おつはじめ」?「おつー」初見だと読めない方も多いのではないでしょうか……。 「乙一」と書いて「おついち」と読みます。 1度聞いたら忘…
最近は何かと擬人化・キャラ化するものが多いですが、実は文豪もイケメンになって登場したりしています。その代表的な作品が『文豪ストレイドッグス』(文スト)。朝霧カフカ原作、春河35著作の漫画をはじめとして、朝霧カフカによる番…
太宰治が描く登場人物たちは、とにかくよく飲む。失敗しても、美味しいと感じなくても、ただただ飲んでいます。 太宰権帥大伴の何とかって云ふ人が、酒の歌を詠つてゐたので、酒が好きだから、これがいゝつていふわけで、太宰。 関千恵…