1,000字書いただけで放り出した小説の続きを「AIのべりすと」に書いてもらった
小説を書くのが苦手です。いつも書き出しはうまく書けるのですが、それ以降が続きません。だいたい1,000字くらい書き終わったところで力尽きてしまいます。展開を考えるのがとても面倒なんですね。 最新の原稿をいつか書き足したい…
小説を書くのが苦手です。いつも書き出しはうまく書けるのですが、それ以降が続きません。だいたい1,000字くらい書き終わったところで力尽きてしまいます。展開を考えるのがとても面倒なんですね。 最新の原稿をいつか書き足したい…
筒井康隆、という方を初めて知ったのは朝日放送テレビで放送された「ビーバップ!ハイヒール」でした。その当時は筒井氏の小説を読んだことがなく、VTRの合間にオモロいことを言ってくれるオッちゃんという印象を受けました。 それか…
最高の執筆環境を手に入れたい。その一心で、僕は日々デスク周りのアップデートに取り組んでいます。 まだ試行錯誤を重ねている段階ですが、そんな中でキーボードだけはすでに「答え」にたどり着いているような気がしています。その「答…
「日本におけるネカマの歴史は古く、最も古いものでは紀貫之」……そんな冗談がネット上に見られますが、近代文学界きってのネカマといえば太宰治と言えるでしょう。 もともと、〈「私」が読者に語る〉という、一人称語りの文体を得意と…
子どもの頃から、万年筆に対する漠然とした憧れがありました。文学青年的なキャラクターがいつも使っていて何だか格好いいんだけど、周りには使っている人が誰一人としていない。そして何だか高級で手が出しづらそう……。僕にとって、万…
「文学部にいくと就職で苦労する」「文学部に行っても将来の役に立たない」などということが、今から10年ほど前、僕が高校生だったころはまことしやかに囁かれていました。「文学部 就職」などでGoogle検索をしてみると、今でも…
近年、フェミニズムの影響を受けたフェミニズム文学が注目を集めています。『文藝』の特集「韓国・フェミニズム・日本」や「覚醒するシスターフッド」は大きな話題を呼んで17年ぶりとなる異例の重版・増刷となりましたし、女性が統治す…
果てしない知の冒険である哲学に興味をもったものの、何から始めればいいか、迷うことはありませんか? 書店には魅力的に見える入門書がたくさん並んでいます。しかしその中には、著者の主観と持論や、間違った知識だらけのものも混在し…
小説の良いところは、少ない投資で創作を始められるところだと思います。ノートとペンさえあればどこででも書けますし、デジタルで原稿を書くとしても、大抵の人が持っているスマホで作業することができる。本腰を入れて作業をしようとP…
『読んでいない本について堂々と語る方法』は2007年にフランスで出版されたベストセラーであり、翌年日本で出版されたのち現在に至るまで度々話題にのぼる定番の読書本です。 昨年にはフジテレビの番組「セブンルール」で、東京の書…
フランスの天才詩人、アルチュール・ランボー(1854-91年)。 日本においても、彼の詩はいまなお読まれ続けている(最近、岩波文庫からフランス詩人選シリーズが刊行されはじめたけれども、その第1弾はランボーである)。 詩そ…
中学生くらいの頃から本を読むのが好きで、でもお金がないので古本でひたすらに小説を買い集めていました。社会人になってからは新刊も買うようになり、収集癖にさらに拍車がかかることに……。 6畳の生活スペースに、身長よりも高い本…
ハリー・ポッターシリーズにまつわるクイズを10問ご用意しました。目指せハリー・ポッターマニア!
「反出生主義」と聞いて、一体どのような思想を想像するでしょうか。 たとえば「菜食主義」であれば、野菜を食べて肉を食べないようにすることを思想の中心に置きます。また、「学歴主義」ではどの高等教育機関を卒業しているのかを重視…
日本近代文学における作品の書き出しについての問題です。問の文章から始まる作品をお答えください。
川端康成は『雪国』や『伊豆の踊子』で知られる、日本文学を代表する作家です。しかし没後50年が経とうとしている現在においては、文豪川端と言えどもその名前を聞いても、「名前は知っているけれど小説は読んだことがない」「どんな作…
『文体の舵をとれ』(フィルムアート社)は、アーシュラ・K・ル=グウィンの“Streeting the Craft Twenty-First-Century Guide to Sailing the sea of stor…
デビューから現在に至るまで唯一無二の作風とスタイルを貫いている作家、村上春樹。彼は作家生活四十周年をこえた今もなお精力的に作品を発表し、多くのファンを魅了し続けている。その世界は小説のみならずエッセイから翻訳に至るまでが…
本書を読んだきっかけは、寺田寅彦だった。 それは書店で山積みになっていた本書をふと手にとったときのことである。ページをめくると、参考文献として寺田寅彦の全集および関連書が3冊挙げられているのが目に入り、思わず興味をそそら…
前回の記事では、はじめての歌会を楽しむための手順やポイントを概説しました。それを受けて、この記事では歌会で出てくる選評とはどういうものなのか、実際に筆者が実施したオンライン歌会の記録からご紹介します。 ☆選評……歌会で述…
日本近代文学における10人の作家の代表作を問うクイズです。
例えば普段からさほど本を読まない高校生が「面白いから」と友人より町田康を勧められ、何から読んで良いかわからずとりあえず芥川賞受賞作なら間違いないだろうと『きれぎれ』を手にとってしまえば、狂い咲きぶりに当惑し「向いてなかっ…
1980年代後半から1990年にかけての新本格ムーブメントの代表格として必ず名前が挙がる作家、有栖川有栖。デビューから現在に至るまで30年以上、その作品は世代を問わず多くのファンを魅了し続けている。 数多くの著書が出てい…
最近になって短歌をはじめたばかりのあなた。そろそろ歌会に行ってみたくてそわそわしているのではないでしょうか。 でも、はじめての歌会に出るというのがどんな感じなのか、なかなか想像しづらいかもしれません。 筆者がはじめて短歌…
世の中にはたくさんの小説指南書が存在するが、松岡圭祐の『小説家になって億を稼ごう』は異色の指南書だと言える。 というのも、ほとんどの小説指南書にはプロットの立て方や新人賞の一次選考に通りやすい書き方などに多くのページをあ…
「わたしのこと、どれくらいすき?」 と問われた時、あなたならどう答えますか? 感情は可視化できないですから、わたしたちが愛の深さを客観的に証明することは、ほとんど不可能でしょう。 それでもなお、この言葉は今も世界中でささ…
今節、ヴァージニア・ウルフ『波』の新訳(森山恵訳)が45年ぶりに刊行された。『波』は、1931年に発表された、ウルフの7作目の長編小説である。 ウルフの小説といえば『ダロウェイ夫人』や『灯台へ』がまず挙げられ、『波』は知…
映画やゲームなど、今や様々なジャンルに登場する「ゾンビもの」。その中でも、吉川英梨『感染捜査』は、2020年の新型コロナウイルスを発想の起点とした作品です。 『感染捜査』では、ゾンビものに必要な要素はもちろん、新しいゾン…
綾辻行人。 この作家に読書人生を決定づけられたというミステリファンは多いのではないだろうか。 1987年、京都大学在学中に『十角館の殺人』で作家デビュー。綾辻氏の出現が日本のミステリ界に与えた影響は大きい。「綾辻以降」と…
『透明な夜の香り』で第6回渡辺淳一文学賞を受賞し今ますます注目があつまる小説家、千早茜。その描きだす世界では時にいきぐるしいほどの恋が、時にこの世ならざるものの姿が目前にあらわれる。生々しい手ざわりやにおいはそこにあるの…