小・中・高の国語の教科書の定番作品100作選出『新潮ことばの扉 教科書で出会った名作小説一〇〇』3/29(水)発売

早稲田大学教育学部教授・石原千秋氏が編著をつとめる『新潮ことばの扉 教科書で出会った名作小説一〇〇』(新潮文庫)が3月29日(水)に発売されました。

1950年代から2010年代までの小学校・中学校・高校の国語の教科書に収録された作品の中から100作を選び、冒頭の400字を掲載。早稲田大学教育学部教授・近代日本文学の研究者である石原千秋氏が全作『読みのポイント』を執筆し、作品のテーマや背景、時代の移り変わりによる読まれ方の変化などを解説しています。

【収録作品一覧】
山月記/羅生門/こころ/舞姫/走れメロス/故郷/ごんぎつね/たけくらべ/山椒大夫/富嶽百景/トロッコ/あいびき/三四郎/屋根の上のサワン/武蔵野/大造じいさんとガン/最後の授業/おおきなかぶ/檸檬/吾輩は猫である/坊っちゃん/山椒魚/伊豆の踊子/鼻/生れ出づる悩み/一つの花/高瀬舟/黒い雨/少年の日の思い出/赤い繭/寒山拾得/俘虜記/夜明け前/セメント樽の中の手紙/蠅/信号/それから/レ・ミゼラブル/杜子春/川とノリオ/春の日のかげり/花いっぱいになぁれ/野火/津軽/注文の多い料理店/夏の花/浄瑠璃寺の春/オツベルと象/はだかの王さま/五重塔/ナイン/沈黙/なめとこ山の熊/浦島太郎/最後のひと葉/つり橋わたれ/バッタと鈴虫/モチモチの木/浮雲/ジュール伯父さん/一房の葡萄/旅愁/兄弟/帰郷/闇の絵巻/忘れえぬ人々/くるみ割り/赤いろうそく/最後の一句/鞄/金色夜叉/城のある町にて/ひばりの子/くじらぐも/辛夷の花/投網/田舎教師/前身/スーホの白い馬/恩讐の彼方に/とんかつ/アルプスの少女ハイジ/自転車/ヒロシマの歌/石段/高野聖/岳物語/パニック/雨傘/神馬/火垂るの墓/洟をたらした神/みどりのゆび/岩尾根にて/少年/キャラメル工場から/戦争と平和/花の精/プラネタリウム/星の王子さま

石原千秋(いしはら・ちあき)氏は、成城大学大学院文学研究科国文学専攻博士課程中退。東横学園女子短期大学助教授、成城大学文芸学部教授を経て、早稲田大学教育・総合科学学術院教授。日本近代文学専攻。現代思想を武器に文学テキストを分析、時代状況ともリンクさせた“読み”を提出し注目される。著書に『秘伝 中学入試国語読解法』『学生と読む『三四郎』』『秘伝 大学受験の国語力』『漱石はどう読まれてきたか』(以上、新潮選書)などがある。

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