平成の文学を俯瞰する/重里徹也・助川幸逸郎『平成の文学とはなんだったのか』
「日本の純文学はもう終わり」そういわれていた時代があったことをご存知でしょうか。それは昭和の終わり、批評の対象にマンガやアニメが入ってきた頃のことです。 批評家の柄谷行人氏は論文『近代文学の終り』で「日本の純文学小説は…
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読む「日本の純文学はもう終わり」そういわれていた時代があったことをご存知でしょうか。それは昭和の終わり、批評の対象にマンガやアニメが入ってきた頃のことです。 批評家の柄谷行人氏は論文『近代文学の終り』で「日本の純文学小説は…
読む『52ヘルツのクジラたち』は、大分の海辺の町にやってきた「キナコ」という女性と、親から虐待を受けている少年「52」との交流を描いた物語である。著者の町田そのこ氏は、第十五回 女による女のためのR-18文学賞を「カメルーン…
書く「スクロールしない」「ページをめくらない」資料作り 創作のために調べたものをまとめたいとき、あなたはどうしていますか? デジタルでなんでも管理できるご時世なので、すべてデジタル化して綺麗にまとめているよ~という方もいる…
読む伊藤計劃クイズに挑戦!
読む森見登美彦に関するクイズに挑戦!
読む概要 孤島の館で起こる連続殺人事件。 本作を一言で表すなら、そういうことになる。 いわゆるクローズドサークル。ミステリの世界では王道中の王道シチュエーションだ。 しかし本作では、ここに「天使」という異次元の存在を加え、物…
読む性食を、考える。 食べる/交わる/殺す これらの言葉を目にしただけで、体の内がゾクゾクとしてきた方はいらっしゃいますか? 吐き気を催すような、嫌悪感を抱きますか? それとも、これこそが私の求めていたものだと、感動で心…
書くあなたは外でどういうスタイルで執筆をしていますか。多くの方は「スマホで」と答えるだろうと思います。スマホはいろいろ調べられますし、持ち運びも楽で便利ですよね。 しかし!! 私がおすすめしたいのはタブレット執筆です。タブレ…
読む世間の中高生の勉強にそっと寄り添ってくれる電子辞書。 私の傍らにも、2009年の発売からずっと共にいる電子辞書があります。それはCASIO EX-word!気が付けばもう10年を超える付き合いになっていました。そんな…
読む太宰治に関するクイズに挑戦!
読む「文豪」と聞いて、どんな人物を頭に思い浮かべるでしょうか。国語の教科書に作品が載っていたあの人、人生を文学に捧げて最後には自殺をしてしまったあの人、後世に残す傑作を残したあの人、などなど。人によって様々なイメージがあるの…
読むはじめに 筑摩書房から出版されている「ちくま日本文学」というシリーズをご存じでしょうか。 「ちくま日本文学」全40巻 明治から昭和にかけて活躍した日本の作家たちの作品が、各作家1巻ものの文庫版選集という形で刊行されて…
読む「女流文学」その周辺 〈女流文学〉という言葉がある。しかし〈男流文学〉という言葉はない。それは文壇が男性作家に専従されてきた事実を示す。らいてうの機関誌『青踏』はあれど、女性文学誌は長谷川時雨創刊の『女人芸術』(1928…
読む「ラディカル」 ➀根本的 ②過激なさま。急進的。「―な意見」 『広辞苑』より BL好きのみなさん、こんにちは。普段は百合小説を書いていますが、BLも大好きなラディカル・ヤオイストの柳ヶ瀬舞です。 ヤオイストとはなんだろう…
書く皆さんは文章を書くときにどんなキーボードをお使いでしょうか。昨今はスマートフォンだけで小説を書く方も多いと聞きますが、長時間の執筆ではまだまだPCにも分があるはず。そして効率的に楽しく文章を書いていくためには、相棒として…
読む最近、健康のために散歩を始めました。というのも、僕は出生体重4000g超でこの世に生を受けてから一瞬たりとも痩せていたことがなく、就職してデスクワークが中心になってから体重はさらなる増加の一途を辿り、26歳にして体重は1…
考える【梗概】 五月の半ば、新緑のまぶしい頃、日本海海戦の音が聞こえてくる。妹の看病のことで半狂気の有様であった姉には、それが地獄で打ち鳴らす太鼓の音に聞こえた。草むらで泣き続け、日が暮れかけたころに帰宅すると、妹が呼ぶ声が…
書く子どもができた 子どもができた。半分は想定内で、半分は想定外だった。 驚きはしたものの、普通に喜んだ。子どもができたからといって小説を書いていくことになんの変化も生じない。今のまま書いていけると思ったからだ。 けれども、…
読む『本の雑誌』2020年9月号を購入しました。 以前から書店などで目にしたことがある雑誌だったのですが、実はこれまで購入したことがありませんでした。ところが今回の特集は「つぶやく出版社!」。本とTwitterを愛する者とし…
読む『四畳半神話大系』をご存じだろうか。森見登美彦氏の代表作とも呼べる青春SF譚であり、その面白さは無類である。 今から10年前、僕は高校生のときにはじめて『四畳半神話大系』を読み、自堕落な大学生が摩訶不思議な現象と共に空虚…
読む私は「ミステリー」というジャンルをほとんど読まない。 昭和の奇書と呼ばれる『虚無への供物』や『ドグラ・マグラ』は大好きだし、ミステリーの名を借りた奥泉光さんの『鳥類学者のファンタジア』や『神器ー軍艦「橿原」殺人事件』の純…
読む小説を読んで背筋が凍り、鳥肌が立った経験はあるだろうか。ページを繰って、そこに描かれた情景を想像しながらふと腕元を見やると、細かい点状の突起がびっしり皮膚一面を覆っている。まるで体毛をむしり取られた鳥のようで、おもわずギ…
読む昨今、文豪を題材とした漫画やアニメが、メディアを賑わせています。これまで馴染みがなかった作家の本を、漫画やアニメ、あるいはゲームなどをきっかけに手に取る人も、きっと増えている事でしょう。また、一部の有名な文豪(漱石、芥川…
読むほんとうのことというものは、ほんとうすぎるから、私はきらいだ。 (坂口安吾『恋愛論』) 『恋愛論』は作家・坂口安吾のエッセイ。 この作品は恋愛をタイトルを掲げているのに、著者は冒頭から「(恋愛というものを)私はよく知らな…
読む戦後文学の多様なアプローチ 原爆投下による敗戦後、GHQの管理下で「民主主義」が多くの矛盾を孕みながら推しすすめられていくなか、バラエティに富んだ書き手と文学作品が次々に生みだされていった。作家たちは検閲と闘いながら戦後…
読む2020年4月より、石川啄木を主人公とする『啄木鳥探偵處(きつつきたんていどころ)』というアニメが放送されています。時は明治時代——歌人の石川啄木が金田一京助(啄木と同郷の先輩で、言語学者)とバディを組み、謎に挑むという…
書く2010年代は「小説投稿サイト戦国時代」などという言葉がいろいろなところで聞かれ、大小さまざまなサイトがひしめいていました。そしてそれは、2020年になった今も変わりません。しかし、自分が投稿しているサイトならいざしらず…
読む新型コロナウィルスが猛威を振るうなか、仏ノーベル賞作家アルベール・カミュの小説『ペスト』(1947)が再評価されている。『ペスト』は、疫病の蔓延でパニックに陥ったアルジェリアを舞台に、医師リウーの奮闘を描いた作品。いまこ…
読む卵料理と本は、それはそれは深い仲で結ばれている。 まず絵本『ぐりとぐら』には、大きな卵をたっぷりと使ったホットケーキが出てくる。あのホットケーキを食べてみたいと思わなかった子どもはいないだろう。 夏目漱石は胃潰瘍で入院し…
読む大学裏のボロアパートには正体不明の怪人が住んでいて、私は彼のせいで学生生活を派手に棒に振るものだと思っていました。無意味な情熱と半端なリビドーを滾らせて、私は爽快で時間の無駄に過ぎない喜劇に身を投じるものだと思っていまし…