最高の執筆環境を作りたい人のためのデュアルキーボードのすすめ
皆さんは、文章を書くときにキーボードをいくつ使っていますか? 1台ですよね。そうですよね。しかし世の中には、2台のキーボードを同時に使って文章を書いている人たちもいるのです。 2台のキーボードを使うことを俗に「デュアルキ…
皆さんは、文章を書くときにキーボードをいくつ使っていますか? 1台ですよね。そうですよね。しかし世の中には、2台のキーボードを同時に使って文章を書いている人たちもいるのです。 2台のキーボードを使うことを俗に「デュアルキ…
普段は読み味さっぱりなラノベばかりを脳に直接注入している私ですが、たまには珍味を食べたくなることがあります。並の珍味では満足できません。朝からカツカレーうどんを流し込むような、アブラマシマシ重逆バトバト範サブオックス的な…
死にたいと思ったことを覚えてる? あの日のきみの声が届いた。 今日がただきのうに変わる。止まらない秒針がふと揺らめいたとき、 思い出が日付の向こうに駆けだして、忘れたはずの夢がぼやけた。 行かないで。置いてかないで、ここ…
ほんとうは気がついていた。少しずつ彼らが壊れてしまったことも、 やさしさを盾にしながら祈るとき、夢がねじれて苦しいことも。 ずるかった。あなたはいつでもずるかった。眉毛を下げてゆるく笑って、 なんだって許してあげるとそう…
秋は短い。あっという間だ。 秋という季節を、私は時折哀れむ。哀れんだところで、短命な彼女はすぐに死んでしまう。枯葉に横たわって、ついには見えなくなる。死が絶えず漂っている季節という認識があった。時間でいうとちょうど三ヶ月…
噴水がゆっくりゆっくり落ちていく。どうか忘れてくれますように。 あの人の赤いまつ毛が抜けるたび終わりの予感を淡くおぼえた。 叶わない夢なら濁ってほしかった。希望のかけらを全部つかって 叫んでも絶望ばかりあでやかに残る。神…
架空の都市に思いを馳せたことのない人類などいません! ヒトの想像力はいつだってあり得ざる都の姿にその翼を羽ばたかせてきました。古くはアトランティスにムー大陸、歴史的にはプレスター・ジョンの国。創作物としても『指輪物語』の…
欠点を愛してほしいと泣く人の涙をきれいと思えなかった。 ぼくたちは適度な他人だったのに、どうしてあのとき手を伸ばしたの。 慰めの言葉もやさしい眼差しも、持ってるふりをしていただけで 本当は大事なことがわからない。かなしい…
「私」が丸善の本棚に置いた檸檬は、辺りを木っ端みじんに粉砕する爆弾に変容した。 では、「わたし」はどうか? 誰かに存在を認知され、然るべき場所に置かれたらちゃんと〝変容〟できるのだろうか? その時を待ちわびては、日毎に檸…
日本全国津々浦々、様々なところで絶えず募集が行われている公募文学賞。小説執筆の日々の努力が実り、ついに「受賞」の一報が届いたあと、どんなことが起こるのかご存知でしょうか。 表彰式・贈賞式・受賞式……様々な名前のついた式典…
天井の低い世界に寝転んで隣の人の匂いを嗅いだ。 ずたずたに傷つきたくてここにきた。いまさら言い訳なんてしないよ。 それなのに、底の底まで落ちたのに、必死に光を探してしまう。 (うしなった視力は濁ったままなのに。どうせ涙も…
執筆作業をしていると、どうしても「PCの画面を見続ける」ということは避けられませんyone。文章を書いているときはもちろんのこと、色々なことを調べたりするときにもPCを使うことがあるでしょう。そしてもちろん、画面を長時間…
小説をはじめとした文章をキーボードで打ち込んでいると、最初の方は軽快に入力できるのですが、だんだんと手首や指のあたりが辛くなってきますよね。座って作業するので動かなくて楽、と思いがちな執筆作業ですが、腕はめちゃくちゃ動か…
世は小説投稿サイト戦国期。なんてことはずっと前から言われていると思いますが、それにしてもここ1年ほどの投稿サイトの増加は目を見張るものがあります。老舗サイトに新進気鋭のサイト。どれにも一長一短があり、正直どれを使えば良い…
書いた文章を掲載するのにははてなブログやnoteを使い、同人誌を通販するのであればBOOTHを、そして読者との交流にはTwitterを使う……。いつしか、インターネットは文芸同人サークルと読者の両方にとって欠かせない存在…
もりもり執筆してますか? 僕はしてます。それはもう、朝から晩まで。でも、1日中書きまくるのって辛いんですよね。座りっぱなしは身体に負担かかるし、指先はせわしなく動いています。おかげで僕も、肩こりや腰痛に悩まされております…
最近は小説をスマホで書く方も増えてきているようですが、がっつり書く場合はPCで、という方はまだまだ多数派のはず。かく言う僕も、9割型はMacで小説を書いています。良い道具を使うことは、良い文章を書くための第一歩。まあ、良…
道徳一切が裸足で逃げ出した外道の街で、悪党と悪党がバチバチやりあって死体の山を築くような! 尋常の生命を放棄した異質な思考で、人間であることを辞めた化物どもが笑いながら自ら炎に飛び込むような! 正気の沙汰こそ狂気に映る悪…
この世界に実体として存在している己の肉体について、ふと立ち返り考えたことはあるだろうか。 私たちの身体はひとつの個体として、漂う時間の中で常に定位置を保ちながら留まっている。 存在する実体、という面では不動だが、経過する…
偽物のように広がる青空が今でもたまにこわいんでしょう。 上書きの記憶ばかりが鮮明になっていくのを拒めないから、 僕たちは途切れ途切れの優しさが脆いと知っててすがってしまう。 できすぎた入道雲を追いかけて田んぼまみれの道を…
全国1億2000万の小説書きのみなさん、自分の書いた小説の校正はできていますか? ちなみに僕はできていません。何故なら、自分の小説を読み返すとストレスが溜まるから……。他の人の小説だったらバンバン粗探しできるのですが、自…
良い作品は「強い欲求」から生まれる? 「自分の強い欲求から生まれた商品企画って、初めこそ驚かれるんですが、うちの場合はヒット商品になっています」と語るのは、先鋭的な家電を発明し続けているバルミューダ株式会社の生みの親、寺…
こんな夢を見た。 文豪・夏目漱石が、自身の見た夢を十編の小説にした作品、夢十夜。 エキセントリックな夢の世界と絶妙な不条理を、美しく、時に悍ましく描いている名作文学だ。 この作品について綴る前に、夢とは一体どういうものな…
少し前に、Twitterでこんなアンケートを取りました。 あなたは小説をPCとスマホのどちらで書きますか? — あとーす (@ATOHSaaa) 2019年5月29日 僕は基本的にPCで書きつつたまにスマホで…
皆さん、通勤してますか? 僕はしてます。ゴリゴリの徒歩通勤です。 昨年は電車で1時間くらいかけて職場に通っていたのですが、今は徒歩10分のところに部屋を借りて、すこぶる快適になりました。徒歩通勤最高。本当は、職場の近くで…
もしかして、まだ炭酸水飲んでないんですか!? 僕はこれまで、執筆のお供にはコーヒーやコーラ、時にはカフェオレなんかを選んでいました。もちろん、これらの飲み物も良きパートナーなのですが、炭酸水と出会ってからは、今までの選択…
こんにちは、蓼食う本の虫を主宰しているあとーすです。 僕は、このサイトを運営するほかに、「無間書房」という文芸同人サークルに所属しています。大学の文芸サークルで仲の良かった人を集め、年に1回くらい文学フリマで本を出すこと…
92年生まれの作家世代感 “世代感”ってある。 学校も違うし別に友達だったわけでもないのに、何かしらの共通の思い出があると一気に親近感が湧いてくるあの感じ。 ポケモンやデジモンを毎週欠かさず見てたり、64のスマブラでわい…
匂い立つような退廃、というものを感じたことはあるだろうか。 朽ちたもの、節の細いもの、人の手が行き届かないもの、脆く触れられないもの。 この世界には沢山の〝退廃〟が存在する。見る者に生命の終わり頃に漂う独特の匂いを想像さ…
絞り出すようにあなたが呟いた最後の言葉は聞こえなかった。 聞き返すことができずに頷いて、終わりの影は傾いてくる。 小さくて冷たい爪を撫でていた。ずっとやさしい、白い深爪。 沈黙に紛れて進む秒針がやけに大きく時間を刻む。 …