クリエイターズSNS「taskey」がフルリニューアルを発表しました。詳しいリニューアルの時期に関しては2017年1月5日に発表予定。改修期間は2017年1月上旬〜2017年2月上旬を予定しているとのこと。
サービス公開以降、着実にユーザーを伸ばしてきたtaskeyですが、ユーザーの増加に伴ってシステムの動作が重くなっていき、不満を漏らすユーザーも散見されました。
今でこそネット上で積極的に作品の投稿を行っていませんが、僕もtaskeyユーザーの一人として作品を投稿しています。小説投稿サイトが乱立する中で、taskeyが一体どのようにリニューアルするのか、非常に楽しみです。
フルリニューアルで気になる点
さて、taskeyのフルリニューアルではいくつか気になる点もあります。
翻訳機能について
翻訳機能に関連して、「翻訳機能 」と「taskey 英語版・中国語版(簡体字及び繁体字)」の機能停止が発表されています。
日本語のみならず様々な言語圏で展開していること、さらにその言語間でユーザーが翻訳できることが、taskeyが他の投稿サイトと比べて新しい点でした。ここに可能性を見出して、作品を投稿していたユーザーも多くいることでしょう。
ただ、あくまでも私見ですが、日本語版に比べると他言語版はそれほど多くのユーザーが集まっていないように思われました。また、翻訳機能に関しても、翻訳する側のメリットが乏しいせいか、うまく小説を翻訳する文化が育っていない状況にありました。
これらの機能を停止して、小説を投稿するSNSとしての側面に注力して強化していくというのが今回のリニューアルの狙い目でしょう。しかし、何度も言うようですが、taskeyはここまで「投稿した作品が翻訳される」という点を全面に押し出して運営をしてきた部分があるので、それに代わる魅力を用意できるかというのも、今後サービスを続けていく上で重要な点になってくるでしょう。
表紙・挿絵に他の人の画像を使える機能について
上記2点の機能と同時に、「他人の画像を使用できる機能」の停止もアナウンスされています。
これは、投稿された画像のうち、許可されたものについては表紙・挿絵に使用することができるという機能でした。イラスト共有サービスとしての側面を持つtaskeuとしては、相互作用を働かせようという試みだったのかと思うのですが、同じ表紙の小説がいくつも並んでしまうなど、問題もあったように思います。
また、単純にイラスト投稿サービスとしても、PixivやTINAMIなどとの差別化が難しいのではないでしょうか。
ジャンル選択について
ジャンル選択について、これまで2つ選択が可能だったところを、リニューアル後は1つを選択する形式になるとのこと。
これについては、他の投稿サイトも選べるジャンルは1つにしているところが多く、それで上手くいっている印象があるため、妥当な判断だったと言えるでしょう。
ただ、小説家になろうやクランチマガジンなどを見ていると、ジャンル設定はサイトにどのようなユーザー層を呼び込むのか重要な要素になるだろうという気がしています。taskeyの現在のカテゴリ分けはスタンダードなもので、特に色がないため、このあたりをそのまま対応するのかそれともまた改修が入るのか気になるところ。
まとめ
ここ最近、ツギクルやピクシブ文芸など、小説投稿サイトの世界では様々な動きがありました。
KADOKAWA×はてなという、暴力的ともいえるビッグサイトの誕生の熱も収まってきて、2年以上の運営経験のあるtaskeyがここで動き出すというのは、まさに必然であったのではないかと思います。
投稿するユーザーにとっては、投稿サイトの選択肢は色々あった方が便利なもの。taskeyがどのような投稿サイトに変身を遂げるのか、今から楽しみです!
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