小説を書いていると自分の語彙力不足に頭を抱えたくなることがあります。
小説を書いている人のTwitterを見ていても語彙力に関するツイートが多くみられるように思いますが、いかがでしょうか。
今回は私が語彙力を増やす為に行っている「自己流辞書の使い方」を紹介したいと思います。
この記事の目次
用意するもの
必ず用意するもの
紙の辞書
学生時代に国語の授業で使ったものがあるならそれがいいです。
古語辞典や英和辞典を使っても面白いかも。
手元にある辞書なら何でもいいので、新しく購入する必要はありません。
インターネットにつながる機器
ネットにつながるならPCでもスマホでも。
記録ができるもの
紙のノート、PC・スマホのメモ帳やブログなど文字を記録できるものなら何でも良いです。
個人的なおすすめは紙のノート。
あるといいもの
丸シール、マスキングテープなど色や柄でマーキングができるもの
紙のノートを使って記録するときに便利。付箋でもいいのですが、保管するときにかさばってしまいます。
方法
広げる
辞書を適当にばんっと広げてください。そこから気になる言葉を探します。
改めて意味を確認したい言葉があったり、今日は「ま行」な気分と思ったりしたら、そのページを広げてください。
気になる言葉を探す
広げたページから気になる言葉を探して選びます。
意味を知らなかったり、説明できなかったりする言葉が理想的ですが、本当のところその時一番惹かれた言葉を選ぶのがいいです。
もし二つ以上気になる言葉があったら、それも一緒に選んでしまいます。
記録する
選んだ言葉の意味をノートやメモなどに記録します。
意味だけでなく、類義語、例文なども記録するのがいいかもしれません。
調べる
インターネットでその言葉を検索して、さらにその言葉についての情報を深めます。
調べたもので気になることや面白いと思うことがあったら、これも記録します。
感想を書く
最後に、その言葉に関する感想を記録します。
なぜその言葉が気になったのか、その言葉のどこに惹かれたのか、など何でもいいです。
個人的にはここが一番大事な過程だと思っています。
一般的な情報をインプットしたのち、自分の感性を働かせてアウトプットすることで、、いざ言葉を使おうとしたときに、通常の使い方から逸脱しない範囲で独創的な表現をすることができるようになる、かもしれません。
. 応用編
国語辞典以外の辞書を使う
古語辞典や英和辞典など、国語辞典以外の辞書を使うのも面白いかもしれません。
大まかなやり方は国語辞典を使うときと一緒ですが、現代語訳・日本語訳したものも書き加えておくと後から記録を見返すときに便利です。
小説などから気になった言葉を抜き出す
小説や詩などで気に入った言葉、気になった言葉を辞書で調べて記録するのもおすすめです。
語彙を増やすなら読書が一番いいと思いますし、言葉の使い方を学ぶこともできます。そこでさらに言葉の意味もしっかりと把握すれば、一石三鳥でお得感が出るのではないでしょうか。
記録した言葉を分類する
「あるといいもの」で紹介したマーキングができるものはここで使います。
記録した言葉を品詞別、作家別などに分類すると「動詞より形容詞に惹かれるのか」とか「この時期はこの作家が好きだったのか」とか、記録がたまっていくほどに言葉の好みがわかって楽しいです。
PC・スマホで記録をとるときは保存フォルダを変えたり、ブログのカテゴリを変えたりするといいかもしれません。
まとめ
語彙を増やすのなら小説や詩などの作品を読むのが一番いいのには越したことはないと思います。
けれど言葉のきちんとした意味や使い方を知らなければせっかく読んで吸収したはずの言葉も正しく使うことはできないと私は考えています。
辞書を使って一般的に正しいとされる言葉の意味を知ることで、表現の幅も広がり語彙力不足に悩むことも少なくなるかもしれません。
とはいえ、自己流の使い方なので効果があるかどうかは個人差があると思います。実際私も効果があるかどうかは今のところ判断はできていません。
けれど改めて言葉を勉強すると発見もたくさんありますし、言葉の意味から書きたい物語が生まれてくることもあります。
もしこの方法にご興味が湧いたなら是非やってみてくださいね。