同人誌即売会って敷居が高い。絵が描けないとだめなのでは? そもそも、一次創作って需要があるのか。
こう考えているそこのあなた。
そんなことはありません。同人誌即売会は、TVで話題になっているコミケだけではありませんし、一次創作のみ対象にしたコミティアや文学フリマも各地で開催されています。
上記2つも活字の一次創作作品を出される方がいらっしゃいます。 そこで、コミティアや文学フリマ参加を検討されている人、初参加の人向けに、サークルスペース設置方法をまとめてみました。
最低限必要なもの
本
新しく出す本を「新刊」、前回イベント等から引き続いて出す本を「既刊」といいます。
当然ながら、サークル参加する場合は販売・配布するものが必要です。
釣り銭
100円単位で値付けをすることが多いと思いますので、1000円札を出されても対応できるように、100円玉、500円玉はあらかじめ多めに準備しておきます。
初期は50枚くらいあれば釣り銭に困ることはないでしょう。
5000円札や10000円札しか持っていないというお客様も万が一いらっしゃるかもしれませんので、1000円札も何枚か用意しておくとさらに良いです。
その他販売・頒布するオリジナルグッズ
- しおり
- マスキングテープ
- オリジナルキャラアクリルキーホルダー
- ストラップ
というようなグッズに対応してくれる印刷所もあります。余裕があれば、こういったグッズを用意することを検討しても良いでしょう。
ただし、これらグッズ系は、即売会によっては出品制約がある場合があります 。
たとえば、漫画や活字作品の頒布がなく、グッズのみの頒布では参加できないということもあります。あらかじめ確認するようにしましょう。
あったら便利なもの
布
たとえば文学フリマなどの場合、サークルスペースは長机半分です。 ゆえに、隣は別のサークルがいらっしゃる場合がほとんど。
貴重なスペースを有効活用しましょう。 そのままでは味気ないので、自分のサークルスペースにテーブルクロスなどの布を敷きます。 色や柄はお好みで。
多くの場合、足元の荷物が見えないように 布を前方に垂らします。そこにポップやポスターを貼り付け、お客さんの目を惹くような装飾をしても良いでしょう。
イーゼルや本おき
テーブルに布を敷いた後は、持ち込んだ本のレイアウトを行います。
平積みにしても良いのですが、100均のイーゼルやお皿たてをセットして本を立てかけるだけで、スペースに訪れてくれたお客様に本の表紙が見えやすくなります。
サークルや本の雰囲気を知ってもらうために表紙などは大切な要素となりますので、しっかりとアピールしましょう。
値札
実際に本を持ち帰っていただくのが目的ですので、見る側も値札があると安心です。
頒布する本・グッズの数だけ作り、見えやすいように配置しましょう。
手書きも味があって良いですが、余裕があればサークルの雰囲気にデザインした値札を作って印刷するのも良いでしょう。
その他あればなおよいもの
名刺
名刺はペンネーム、サイト、連絡先等を記載します。
作品を販売した際にお渡ししたり、スペースに設置したしりして、自由に持ち帰ってもらいます。
今回は予算が足りなくて買っていただけなかった方でも、次回以降のイベントに足を運んでいただけたり、通販で買っていただけたりすることもあります。
せっかくのチャンスを無駄にしないように、ぜひ準備することをおすすめします。
お品書き
上で値札の説明をしましたが、お品書きは 複数種類出す際にあると便利です。 ラミネート加工をして立てかけたり、手元に持って説明したり。
どんなものを取り扱っているかわかりやすいので、余裕があれば準備しましょう。
チラシ、ポップ
こちらもお好みで。
ポップについては、ポップの書き方なる本が多数出ています。 あなたの街の図書館にも蔵書があるかもしれません。
まとめ
こちらにまとめたものは一例です。 また、こうしなければならない、というものでもありません。
かくいう筆者は初参加時に机に直に本を置き、イーゼルがなかったためコンタクトレンズが入っていたケースで代用し、値札はふせんとボールペンを買いに走って作りました。
それでもイベントは楽しめます。 もしかしたら、目が行きやすいスペースを作ることで あなたの作品を手にとる人が増えるかもしれません。
自分の作品数や傾向に合わせて、しっくりくるスペースを設置してください。