執筆中に発狂しちゃうので自宅内二拠点生活を始めました

これは、執筆ハック Advent Calendar 2021の12日目の記事です。


作業環境を改善していくのが好きです。文章を書く作業がメインなので、それがいかに快適になるかに日夜心血を注いでいます。

そうして作業環境は日々進化を続けているのですが、一箇所で作業していると、なんかこう……飽きてこないですか? 脳に澱のようなものが沈殿して「わーーーーーー!!!」と叫びだしたいような気持ちになることがあります。僕だけですか?

カフェで作業をするのが良いとは言うけれど

▲メインの作業環境

自宅での作業がはかどらないときにカフェなどに行くと作業がはかどる、という方は多いと思います。僕も試してみたことはあり、確かに一時的に作業ははかどるんですけど、2時間くらい作業しているとだんだん疲れてくるんですよね。そして自宅の作業環境が恋しくなってしまう……。

また、僕の作業はほとんど文章を書くことだけなのですが、たまに画像や動画を編集したり、HTMLやCSSを書いたりすることもあります。そういう時にMacだけで作業をしていると、画面は狭いしマウスはないしで、非常に辛い思いをすることになるんですよね。それに、たとえば書評を書いていて「あの本を参照したいな……」という時には、わざわざ家に戻らなくてはなりません。

カフェに来た時はその場でしか出来ないことだけをやれば良いのですが、移動に時間がかかる割にはあまりに不自由が多すぎる……。それが億劫で、なかなか足を運ぶことができずにいました。その結果、作業机の前で「わーーーーーー!!!」と何度も発狂するはめに。

自宅内で二拠点作業を行う

しかしある時気づきました。

もしかして、自宅内にカフェの代わりになるものを作れば、わざわざ外出せずに済むのでは?

自宅内にカフェがあれば、移動時間は限りなくゼロに近づきます。また、コーヒー代も安く済む。飽きてきたらメインの作業机に戻れば良い。何なら、疲れた時にすぐベッドで休むこともできます。トイレに行く時に、PCや財布が盗られやしないかとやきもきすることもない。最高では?

というわけで、自宅内二拠点作業をしてみたら殊の外すばらしかったので、やりかたと感想をお伝えしたいと思います。

▲サブ作業環境

広い家に引っ越そう

そもそも僕が自宅内二拠点生活を始めたのは、広い家に引っ越したのがきっかけでした。

今年の夏までは東京に住んでおりまして、その時の家は6畳1Kの専有面積22㎡でした。これだと、作業する場所はどう頑張っても1箇所しか確保できないんですよね。たまにベランダに出て作業したりしていましたが、日光の影響を受けすぎるのですぐやめてしまいました。

その後、秋の始めくらいに熊本へ引っ越し。家賃は3万円以上安くなったのに、6畳間が2つの2DKで専有面積45㎡にすることができました。おかげで作業机を置く部屋とベッドを置く部屋を分離することができましたし、広々としたダイニングを手に入れることができました。

以前の僕のように狭い家に住んでいる方は、まずは広い家へと引っ越すことがサブ作業スペースを手に入れるために必須条件です。

でかいテーブルを買おう

さて、作業をするためには、何はともあれ机が必要になります。床に座るのが嫌ではないという方は、コタツなんかを置いても良いかもしれませんね。しかし僕は、床で作業をしていると腰がぶっ壊れてしまうので、背の高い机を購入しました。

何でも良いとは思うのですが、今回は気分を出すために、無垢材を使ったダイニングテーブルを購入しました。

机を選ぶ際には、ダイニングに置ける範囲でなるべく大きなものを選ぶように意識しました。というのも、カフェに行くと机が小さくてフラストレーションが溜まることが結構多いんですよね……。狭い机の中でPCや資料の位置を調整しなければならない。それが嫌なので、どーんとでっかい机を購入しました。

机が大きいと余計なものをたくさん置いてしまうというデメリットがあるのですが、机の片付けを細かくしなくても良いのがメリット、と思うことにしました。

実際にやってみて

環境を構築することに成功したので、最近は自宅内二拠点生活を実践しています。

普段の執筆はもちろんメインの作業机。ダイニングに設置したサブ作業環境を使うのは、主に以下のようなときです。

  • 脳が疲れて「わーーーーーー!!!」となったとき
  • 一気呵成に文章を仕上げたくなったとき
  • アイディア出しをしたいととき(iPadとApple Pencilを持ち込みます)
  • お酒を飲みながらゆったりと作業を行いたくなったとき

今のところ、特に不満もなく自宅内二拠点生活を行うことができています。飽きっぽい性格なので、手軽に作業環境と道具をスイッチできるところが良い……。

サブ作業環境用のPCかiPadを用意することも検討したのですが、メインで使っているMacbook Proを持っていけば、それまでの作業を引き継げるのでかなり便利なことに気づきました。すぐそこなので、「PCが重くて持ち運びが面倒!」とか考えなくて済むのも良いところですね。

今後の展望

今のままでそれなりに良いのですが、今後は以下のような改善を行っていきたいと思っています。

充電スペースを作る

今はコンセントがちょっと遠いところにあるので、延長ケーブルを使って充電スペースを作りたいです。今のままでも、メインの作業机に戻ればすぐに充電ができるので、別に無くても良いといえば良いのですが……。

いい感じの飲み物を用意する

カフェで作業するときは美味しい飲み物を飲むことが出来て最高なんですよね。ところがこの家には、今のところインスタントコーヒーしかありません。まあお酒はたくさんあるので、おもむろに飲酒できたりする点は最高なのですが、非アルコール飲料をもっと充実させたい……。

これは市販の飲み物をもっと充実させることで解決しようかなと思っています。自分で準備するのでお金もそんなにかからない!

また、多少の投資を許すのであれば、デロンギの全自動コーヒーメーカーなどを買っても良いかもしれません。これがあれば自宅がさらにカフェへ近づく……!

まとめ

というわけで、自宅内二拠点作業を1ヶ月くらい続けているのですが、特に欠点らしい欠点が見当たりません。サブ作業環境で作業しているときは「メインにあれほどお金をかけているのに稼働させないなんて……」と多少思ったりもしますが、そんなの普通にカフェに行くときも一緒ですからね。

寝室にしている和室のスペースがかなり空いているので、コタツを持ち込んで資料をじっくり読む場所にし、自宅内三拠点生活を……などとも思ったりしますが、それはまた別の機会に。

▼こちらの記事もおすすめ

記事を共有する