作家入門として最適なちくま日本文学を激推ししたい
はじめに 筑摩書房から出版されている「ちくま日本文学」というシリーズをご存じでしょうか。 「ちくま日本文学」全40巻 明治から昭和にかけて活躍した日本の作家たちの作品が、各作家1巻ものの文庫版選集という形で刊行されて…
はじめに 筑摩書房から出版されている「ちくま日本文学」というシリーズをご存じでしょうか。 「ちくま日本文学」全40巻 明治から昭和にかけて活躍した日本の作家たちの作品が、各作家1巻ものの文庫版選集という形で刊行されて…
「ラディカル」 ➀根本的 ②過激なさま。急進的。「―な意見」 『広辞苑』より BL好きのみなさん、こんにちは。普段は百合小説を書いていますが、BLも大好きなラディカル・ヤオイストの柳ヶ瀬舞です。 ヤオイストとはなんだろう…
2020年4月より、石川啄木を主人公とする『啄木鳥探偵處(きつつきたんていどころ)』というアニメが放送されています。時は明治時代——歌人の石川啄木が金田一京助(啄木と同郷の先輩で、言語学者)とバディを組み、謎に挑むという…
こんな夢を見た。 文豪・夏目漱石が、自身の見た夢を十編の小説にした作品、夢十夜。 エキセントリックな夢の世界と絶妙な不条理を、美しく、時に悍ましく描いている名作文学だ。 この作品について綴る前に、夢とは一体どういうものな…
皆さんは「ブンゴウメール」というサービスをご存じでしょうか。 これは、文豪による有名な小説作品を、メルマガ形式で小分けにして送ってくれるサービスです。毎日少しずつ読み進めていくことができるので、無理なく読むことができ、読…
2017年9月7日のこと。 僕のタイムラインに興味深いニュースが流れてきた。 新潮新人賞・三島由紀夫賞作家の上田岳弘の新作『キュー』が、文芸雑誌『新潮』と同時連載でYahoo! JAPANのスマートフォン版でも無料公開さ…
こんにちは!蓼食う本の虫のあとーすです。 お盆で月曜日と火曜日がおやすみだったため、なんだか1週間がとても早く終わったような気がします。 熊本は曇りの予報でしたが、週末は晴れ続きでした。金曜日の夜から釣りに行ってきたので…
こんにちは!蓼食う本の虫主宰のあとーすです。 今週の蓼食う本の虫 今週は以下の記事を公開いたしました! チャットフィクションは日本でも新しいテキストコンテンツの形になり得るのか? 今月リリースされた「Bal…
こんにちは!蓼食う本の虫主宰のあとーすです。 仕事でしばらく福岡にいるのですが、段々と暑くなってきました。湿気がすごくて、じめじめとした嫌な暑さが続きます。 さて、火曜日になってしまったのですが先週の週報です。どうぞよろ…
『新潮』『群像』『文學界』『すばる』四誌の6月号がそれぞれ発売となった。 以下、注目ポイントを紹介する。 『新潮』6月号 古井由吉×又吉直樹の特別対談「暗闇の中の手さぐり」が発表。芥川賞受賞後としては初となる小説『劇場』…
大学の文芸サークルにいた頃、後輩に「ペンネームって必要ですか?」と聞かれたことがある。その後輩は、在籍期間こそ長いものの部誌に作品を載せたことがなく、載せるときには本名で載せますよと言っていた。 そう言われたときに、僕は…
太宰治・荻原朔太郎の名作と人気イラストレーターのコラボレーションシリーズ『乙女の本棚』が11月25日より立東舎から発売されます。 第一弾は、太宰治『女性徒』と荻原朔太郎『猫町』が二冊同時に刊行。 乙女の本棚1 女生徒 (…
こんにちは、あとーすです。 先日、「『ライトノベル』と『一般小説』の違いは?」というテーマでアンケートを取らせていただきました。 ご回答いただいた皆さま、誠にありがとうございます。 文学や小説における「ジャンル」というの…