こんにちは。
もう引退してしまったのですが、僕は大学で文芸サークルに所属していていました。当サイト「蓼食う本の虫」に来てくださる方の中にも、大学や高校で文芸部・文芸サークルに所属しているという方が多いのではないでしょうか。
今回は、僕の独断と偏見で「大学の文芸サークルにありがちなこと」を紹介させていただきます。繰り返しますが、あくまでも僕の独断と偏見ですので、所属されている文芸サークルと大きな乖離があっても、そんなに怒らないでください。ちょっと怒るくらいなら大丈夫です。
毒を含んだあるあるもいくつかありますので、僕のハートフルなイラストとともにお届けいたします。
この記事の目次
1.高校で文芸部に入っていなかった人の方がうまい
小説は才能や感性によるところも大きいので、高校で文芸部に入っておらず、大学で初めて書いた人の方がうまいということは多々あります。
また、高校で文芸部に入っていた人は「高校の文芸部」っぽいとしか表現しようのない雰囲気がつきまとっており、そこから抜け出すのが難しいように思います。
ちなみに、僕が所属していたサークルで一番上手いなと思った先輩も、高校の頃は文芸部に入っていなかったそうです。
ちなみに、僕も高校の頃は文芸部に所属しておりませんでしたので、そこのところよろしくお願いいたします。
2.眼鏡率が異様に高い
読書好きの人が多いためか、文芸サークルの眼鏡率はかなり高いです。
文芸サークルのメンバー4人ほどで食事に行くと、全員がメガネを着用していて異様な雰囲気になります。空気を読んでか、さり気なく眼鏡を外す人が出てきます。
容姿に関しては、他にもガリガリとぽっちゃりの二極化する傾向がありますね(僕はぽっちゃり側です)。
3.予備締切を締切だと思っていない
文芸サークルの多くは、サークルのメンバーで作品を集めて定期的に冊子を出すことも多いかと思います。
「ここまでに原稿が集まらなければ本当に冊子ができない」とラインが、いわゆる本当の締切ラインになるかと思います。
しかし、編集をする側も余裕を持って編集を行いたいために、本当にやばいラインよりも前に予備締切を設けることが多々あります。でも、多くの部員はこの予備締切を一切「締切」だと感じておらず、この時点で原稿を提出する人はほとんどいません。
編集をされる方は、締切を3つくらい作っておき、書き手側にはそのうち余裕のある2つまでを教えておくと、時間をかけて編集をすることができるようになると思います。
4.あとがきがシュールになりがち
サークルで出している冊子の多くにはあとがきを書くスペースがあります。
文芸部は少しひねくれた人間が多いので、ここで普通のことを書いてしまうのが恥ずかしいのか、シュールなことを書いて誤魔化す傾向にあります。「こんにゃくがうまい」とか、「空からこんにゃくが降ってくる夢を見た」とか、「こんにゃくのような人間になりたい」とか。
別にシュールに書く必要はないのですが、「今回の作品は、○○なところが大変でした~><」みたいなことを書いている人の作品は、あまり面白かった試しがないので、皆さんガンガンこんにゃくを使っていきましょう。
5.ペンネームが読めないやつがいる
難しい漢字を使っていたり、当て字だったりと、読めないペンネームの人が必ず一人はいます。
そういう人の書く小説は良くも悪くも気取ったものが多く、プライドも高いことが多いです。扱いには気をつけましょう。
6.部会でやることがない
文芸サークルは小説や詩などを書いていればいいので、基本的に集まって何かするようなことはありません。
サークルの会合があっても、べらべらと内容のないことを喋って終わってしまいます。
合同で活動をするといっても、やれることといえば読書会とリレー小説だけ。ちゃんと引っ張ることのできる人がいないと、これらの活動もままならず、またお喋りがサークル活動のメインとなってしまいます。
7.気付いたら半分以上がいなくなっている
文芸サークルは基本的に集まってもすることがないので、そもそも集まる回数が少ないです。
集まる回数が少ないと暇なので、他のサークルにも参加します(作品を書けという話なのですが)。
すると、だいたい他のサークルの方が楽しくなってしまって、1年の最初にはそこそこいたサークルメンバーも、気付けば半分以上が消えてしまっています。
8.親にサークルのことを話しづらい
小説を書くことに興味のない方は文芸サークルの存在を知らないので、親にサークルのことを聞かれて答えると、「文芸サークル? それ何?」と聞かれてしまいます。
小説とか詩を書くサークルだよと教えてあげると、「なんでわざわざそんなサークルに!」と言われる始末。
また、大学に入ると様々なところで自己紹介をする機会が増えるかと思いますが、そのときに「文芸サークルです」と答えるのも多少勇気がいるので注意が必要。いや、勇気がいらない人は別にいいんですけどね。
9.アニメとゲームの話しかしない
ここは……文芸部では……なかったのか……??
10.みんな小説や詩を書くのが好き
別に10個目がなかったから無理やり書いているわけではありません。心の底からそう思っています。
まあ、一回も部誌に原稿を出さずに卒業してしまう人もいますし、「小説や詩」と書きましたが、ほとんどの人は小説しか書かないんですけどね。
まとめ
以上、大学の文芸サークルにありがちなことを10個紹介いたしました。あなたのサークルは、何個当てはまったでしょうか?
繰り返しになりますが、ここに書いたことはあくまでも独断と偏見によるものです。高校でコツコツと文芸をやってきた人の方が小説を書くのがうまい場合もありますし、あとがきにシュールさの欠片もないサークルだってあると思います。
もし当てはまらないからといって、僕にクソリプを飛ばすのはやめてください。お兄さんとの約束です。
文芸部入ろうかな