株式会社KADOKAWAは、1月27日(金)に『東大に名探偵はいない』を発売しました。同作の収録作の著者は、東大卒作家と現役東大生です。「東大」をテーマとした書き下ろしに加え、現役東大生を対象としたミステリコンテストの大賞受賞作を加えた全6篇となっています。
収録作品
『泣きたくなるほどみじめな推理』 市川憂人
1995年、憧れの従姉を失った私は、彼女の痕跡を探すため東大の文芸サークルに入った。
『アスアサ五ジ ジシンアル』 伊与原 新
地震研に突然届いた1枚のはがき。虹で地震を予知したという「ムクヒラの電報」との関連は。
『東大生のウンコを見たいか?』 新川帆立
東大卒のミステリ作家・帆立は、親友リリーとともに農学部で起きたウンコ盗難事件の犯人を探す。
『片面の恋』 辻堂ゆめ
五月祭の準備中、クラスメートの熱烈な恋を一瞬にして冷めさせた「片面」の意味とは。
『いちおう東大です』 結城真一郎
美しく完璧な妻がまっさきに提示した新居の条件は、「東大が見えるところ」だった。
『テミスの逡巡』 浅野皓生 (東大生ミステリ小説コンテスト大賞受賞作)
卒業生の医師を取材した学生メディア「UTディスカバー」のもとに、彼は人殺しだという告発状が届く。
\本日発売//
『東大に名探偵はいない』本日発売です⚡️
「東大」って、一つの大学の名前であるという以上に、いろんな意味を持たされすぎていますよね。そんなことも考えさせられる多様な切り口の「東大ミステリ」小説集です。そしてシンプルにめっちゃ面白いです!!https://t.co/gDYSJ4TRRR pic.twitter.com/elycDtWw6K— 東大に名探偵はいない【1/27発売】 (@todai_mystery) January 27, 2023
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市川憂人(いちかわ・ゆうと)氏は、東京大学卒業。2016年『ジェリーフィッシュは凍らない』で第26回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。
伊与原新(いよはら・しん)氏は、神戸大学理学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科で地球惑星科学を専攻し、博士課程修了。2010年、『お台場アイランドベイビー』で第30回横溝正史ミステリ大賞を受賞し、デビュー。近著に『オオルリ流星群』。
新川帆立(しんかわ・ほたて)氏は、東京大学法学部卒業、同法科大学院修了後、弁護士として勤務。第19回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、2021年『元彼の遺言状』でデビュー。
辻堂ゆめ(つじどう・ゆめ)氏は、。東京大学卒業。大学在学中、第13回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞。2015年に『いなくなった私へ』で作家デビュー。『卒業タイムリミット』がNHK総合で連続ドラマ化。
結城真一郎(ゆうき・しんいちろう)氏は、東京大学法学部卒業。2018年『名もなき星の哀歌』で第5回新潮ミステリー大賞を受賞し、19年に同作でデビュー。近刊は『#真相をお話しします』。
浅野皓生(あさの・こうせい)氏は、東京大学法学部三年。「殺人犯」(「テミスの逡巡」と改題)で東大生ミステリ小説コンテスト大賞を受賞。