こんにちは。Twitterにて140字小説を書いている雨谷 ハルです。
さらっと「140字小説」と書きましたが、みなさん140字小説をご存知でしょうか? こちらのサイトでも何度か取り上げられているので、見たことがある方は多いのではないかと思います。
140字小説とは、ツイート1つ分に収まる140字以内で書かれた物語のことです。140字ちょうどで書かれたものもあります。
今回は、そんな140字小説の魅力と書き方について紹介したいと思います。
140字小説の魅力とは
140字小説の魅力は、なんといってもその手軽さだと思っています。
私が140字小説を書いてみようと思ったきっかけも、身近なツールで手軽に自分を表現できると感じたからです。実際に書き始めてからも、思いついたことをすぐに書きとめ、公開できるところが魅力ですね。
140字小説はTwitterアカウントがあれば、どなたでも書くことができます。
また140字と短いので、早ければ数分で書く事ができます。そのため、普段文章を書かないという方でも、挑戦しやすいと思います。よく小説を書くという方であれば、思い付いたアイディアを手軽にまとめることができるのではないでしょうか。
さらに、他の方の作品を気軽に見ることができるのも魅力の一つです。そしてそれは、自分の文章を見てもらえるきっかけになるということでもあります。#140字小説というタグもありますので、使用してみてはいかがでしょうか。
140字小説はどんな風に書く?
では、140字で何を書けばよいのでしょうか。
まずは身の回りにあるもの題材にしてみるのがよいと思います。楽しかったことや悲しかったこと、そのときの感情、好きな音楽のフレーズ、友達の話していた言葉、などなど……。究極を言えば、1日にしたことを並べるだけでもひとつの物語になるでしょう。
思いついたシーンや物語を書きだすこともできます。小説の一部分、または小説の要約のようなイメージでしょうか。お題を出してくれるサイトやbotもありますので、活用してみるのもよいと思います。
このようなことを踏まえて、実際に書いてみるとこんな風になります。
①瞬間に目を止めたもの
連休終わりの電車の中は、いつもと違う匂いがした。眠る女の人も、子供を連れた男の人も、何処かへ帰る途中。電車の揺れる音だけが聞こえるのは、きっとみんなが誰かのことを思い出しているからだ。西へ向かう太陽が最後まで楽しめよって、車内を照らす。この景色まで全部、みんなの記憶になればいい。
— 雨谷 ハル (@_amgyhar_) 2016年5月5日
ゴールデンウィーク終わり、電車の中の様子から書いてみました。眠っている人も子供連れの家族も、実際に見たものをそのまま書きました。
②物語のあらすじ風
東の森に住む魔女が太陽を司る。それを知ったとき、初めて夢を持った。18歳になるまで森に入ることは許されず、今日まで何度も何度もこの森の地図を眺めた。だから、魔女の住む家まで迷うはずがなかった。木々の影で暗闇に沈む家。分厚い、くすんだ木の扉。ここに憧れた魔女がいる。私は扉を叩いた。
— 雨谷 ハル (@_amgyhar_) 2016年5月8日
「森」をテーマにして物語を考えてみました。あらすじのような流れで、続きが楽しみになるような終わり方にしました。
このほかにも最後にオチがついたものなど、様々な作品があります。
書いてみたときにはぜひ#140字小説のタグをつけて共有してみてくださいね。
140字ギリギリで書いてツイートにタグを入れられないというときは、作品にリプライするかたちでつけることもできます。
まとめ
以上、140字小説について紹介させていただきました。
短い文章の中でも、書いている方の特徴が出せると思います。普段から文章を書く方も、あまり書かないという方も、ぜひ一度書いてみてはいかがでしょうか。
今後も、140字小説にまつわる記事を書いていきたいと思いますので、皆さんどうぞよろしくお願いいたします。
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