3/28、カクヨムはユーザーによるおすすめレビューを新着順でトップページに掲載すると発表しました。
【参考】
新しく投稿されたおすすめレビューから小説を探せるようにしました – カクヨムブログ
表示場所はランキング上部。つまり、トップページを開くと一番上に新着おすすめレビューが表示されることになります。

3月に入ってから、カクヨムのシステムについて幾度か増田(匿名ダイアリー)の記事が投稿され、それがはてブ界隈で広まりました。
僕の以前に書いた記事も、そこそこ多くの人に読んでいただきました(賛否両論ありましたが)。
ネット小説はライトノベルにしか居場所がないということを改めて知った – 蓼食う本の虫
増田に投稿されたのは、たとえば以下のような記事。
カクヨムは担当者レベルの想定が甘いからもうチョット揉めるだろ
他にも、カクヨムは読み手側のことを考えてほしいとか、ランキング上位以外の作品の掘り起こしをしてほしいというような意見を以前に見かけたのですが、僕の貧困な検索能力では元記事を見つけることができませんでした……。
今回の新着レビュー表示機能の実装は、「ランキング上位以外の作品の掘り起こし」の一助にはなるでしょう。
しかし、「新着」ということは、閲覧数の多いランキング上位作品にたくさんのレビューがつき、それらの作品は何度もトップページに表示されるようになるでしょう。(ランキングトップの作品は表示しないなどの調整は行うようです)
反対に、閲覧数が少ない作品にはそもそもレビューもつきません。これでランキング上位以外の作品の掘り起こしできるかどうか、しばらくは状況を注視したいと思います。
他に考えられる施策としては、投稿作品のランダム表示などですが、正直、クオリティを判断せずにランダムに表示する機能を読み手側が欲しているのかというと疑問が残ります。
読み手のことを考えるとなると、編集部なりユーザーなりの判断によって、おすすめ作品を表示するという方法が考えられます。そのユーザー判断によるおすすめ作品表示の方法の一つが、ランキングであるわけです。
編集部のおすすめもあるといいと思うのですが、以下の記事でも触れたように小説作品を読んでおすすめを選ぶというのは、時間的な制約から難しいでしょう。
pixiv Spotlightは、もっと小説カテゴリの更新を頑張るべきだと思う – 蓼食う本の虫
ピックアップ専門の担当者を付ければ可能だとは思うのですが、人件費をかけてランキングとは別に編集部ピックアップを作るメリットがそこまであるのか? という疑問が僕の中にはあります。玉石混交すぎて大変です。
現在開催中のコンテストも、最終選考は運営の方で行われるので、もうそれで十分なのではないかなと思っております。
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