怪人と二人で一緒にレッツ死体遺棄 / 斜線堂有紀『死体埋め部の青春と悔恨』レビュー
大学裏のボロアパートには正体不明の怪人が住んでいて、私は彼のせいで学生生活を派手に棒に振るものだと思っていました。無意味な情熱と半端なリビドーを滾らせて、私は爽快で時間の無駄に過ぎない喜劇に身を投じるものだと思っていまし…
大学裏のボロアパートには正体不明の怪人が住んでいて、私は彼のせいで学生生活を派手に棒に振るものだと思っていました。無意味な情熱と半端なリビドーを滾らせて、私は爽快で時間の無駄に過ぎない喜劇に身を投じるものだと思っていまし…
普段は読み味さっぱりなラノベばかりを脳に直接注入している私ですが、たまには珍味を食べたくなることがあります。並の珍味では満足できません。朝からカツカレーうどんを流し込むような、アブラマシマシ重逆バトバト範サブオックス的な…
架空の都市に思いを馳せたことのない人類などいません! ヒトの想像力はいつだってあり得ざる都の姿にその翼を羽ばたかせてきました。古くはアトランティスにムー大陸、歴史的にはプレスター・ジョンの国。創作物としても『指輪物語』の…
道徳一切が裸足で逃げ出した外道の街で、悪党と悪党がバチバチやりあって死体の山を築くような! 尋常の生命を放棄した異質な思考で、人間であることを辞めた化物どもが笑いながら自ら炎に飛び込むような! 正気の沙汰こそ狂気に映る悪…
可哀想な女の子は好きですか? 無力感に苛まれる男は好きですか? モノとして消耗する人間兵器とか、好きでしょう? そして、ハッピーエンドはどうでしょう。 それ、ぜんぶあります。 健気に命を賭ける女の子が、悲惨な死を迎えるの…
表 紙 が エ ロ い ラ ノ ベ だ。 こんばんは。『モンスターになった俺がクラスメイトの女騎士を剥くVR』のお時間です。 ちがうんです。わたしは全然スケベじゃないです。ちっとも表紙に釣られ…
ダイスを転がしながら、皆で一つの物語を作る……テーブルトーク・ロールプレイングゲーム(TRPG)! 「知ってる」「動画で見たことある」という人は多いですが、「実際に遊んだことがある」という人は意外に少ない遊びです。何しろ…
最近ゾンビものいいですよね。 『ゾンビランド・サガ』めちゃくちゃ良かったですし、『がっこうぐらし』実写版も話題です。 私はグロとかマジ無理なんですが、死者が再び動き出すというテーマには思わず惹かれるものがあります。 そん…
「おれの名前はジャック。あだ名はわからん。名前の由来も不明だ。雰囲気でジャックをやっている」 「アタシはエリザベス。みんなあたしのことはベティって呼ぶけど、どうしてなのかは分からないわ」 キャラクターを創作してる時、こん…
悪い女の子は好きですか? 例えば『ヒロアカ』のトガヒミコ。『バットマン』ならハーレイ・クイン。最近でいったら、ライダーさんとかフェイカーさんとかわたしはめちゃめちゃ好きです。 敵女(てきじょ/てきおんな)とかダークヒロイ…
特殊相対性理論? ガンマ線バースト? コヒーレンス? 第一種臨界不測兵器? そんなこと何も分からないド文系だってSFが読みたい! 読みましょう。読めます。これを読めば、今日から貴方もドヤ顔でSFを読めるのです。 『ラブラ…
魔法とか魔術とか呪術とかオカルトでマジカルでファンタジックなお話は全人類が好むことは周知の事実ですが、逆に普遍的すぎて「魔法モノ」「魔術モノ」をいざ読もうと思うと困ってしまうというのもよくあることです。 タイトルに「魔法…
異色の小説賞『逆噴射小説大賞』が開催中です。 締切は10月31日まで。字数制限は、なんと 400字! そして大賞受賞者に進呈されるのは……コロナビール1カートン!? 逆噴射小説大賞ってなんだ 『ニンジャスレイヤー』の連載…
はじめに 力が…… 力が…… &nbs…
「最近のラノベは異世界転生ばっかりだ!!」 なるほど最近の新刊は異世界転生モノが非常に多い。その指摘は正しい。 だが、全てではない。 異世界転生モノだけが「最近のラノベ」ではないのもまた事実だ。 その証左として、めちゃめ…
人類が言語を獲得して以来、ともに在ったものは何でしょうか? ――そうです。デジタルメモ、ポメラです。 五万年前の洞窟からポメラの化石が発掘されていることは周知の事実ですし、古代ローマ帝国ではデジタルメモを持つことが成人の…
ファンタジー創作を志す者なら、誰しもが一度はこんなことを考えるのではなかろうか。 「誰も知らないようなマニアックなモンスターを……! でもちゃんと現実世界の歴史に刻まれているような、そんなモンスターを登場させたいなァ!!…
突然ですが私は歌が好きです。音楽が好きです。だからって合唱部に所属したこともなければ吹奏楽部に所属したこともない、部活は体育会系一筋で育ってきたいうなればゴリラプロパーが私な訳ですが、そんなゴリラな私ですら夜な夜なシャワ…
「実際のところ、世の中にどれくらいの小説好きがいるのだろうか……?」 という疑問は、小説を読むのが好きな人にとっても、小説を書くのが好きな人にとっても常々気になっているところではないでしょうか。 そこで、小説を読む人が実…
小説を読む人って、実際どれくらいいるんだろう?って気になりませんか。 今回は、2つの方向性から小説読者の存在を探ってみようと思います。 第一に、「蓼食う本の虫」ユーザーさんに向けたアンケート。 第二に、2010 年の若者…
キリスト教の専門出版社、キリスト新聞社さんが聖書ライトノベル新人賞の作品を募集しています! 締め切りは2017年12月31日。トークメーカーに投稿することが条件で、字数の目安は1万字以上。 賞金などはありませんが、大賞は…
異世界ファンタジー、流行ってますね。私も大好きです。“ここ”ではない“どこ”か、別世界の人々の生活を想像するだけでわくわくしてしまいます! 異世界ファンタジーの中でも、特に舞台として採用されることが多いのが、いわゆる「中…