自分の書いた小説をネットで公開している方も多いと思いますが、一度くらいは自分の作品を本にしてみたいと思ったことはありませんか?
また、文学フリマやテキレボなどの文芸同人誌即売会にに出店するため、すでに小説同人誌を作成しているという方も多いでしょう。
イラストや漫画系同人誌については情報が溢れているものの、小説同人誌についてはネット上でもあまり情報がありません。僕も自分で小説同人誌を作っているのですが、初めはどの印刷所を使えばいいのか分かりませんでした。
今回は、これから小説同人誌を作ってみたい、あるいはもう作成しているけれど他にどんな印刷所があるのか知りたい、という方のために、同人誌の印刷ができる印刷所さんを紹介いたします!
なお、事前に小説同人誌を作成している45名の方に事前にアンケートをとらせていただきましたので、その情報を参考にしております。
みんなどの印刷所を使ってる? まずは2大巨頭を紹介
一番気になるのは、すでに小説同人誌を作っている方がどの印刷所を使用しているのかということだと思います。
今回のアンケートの結果、特に利用者が多かった印刷所さんは以下の2箇所でした。
ちょ古っ都製本工房
今回のアンケートで、最も利用者の多かったのが「ちょ古っ都印刷工房」でした。その名の通り、京都にある印刷屋さんです。
実は、僕が冊子を作成するときも、いつもお世話になっております。
ちょ古っ都印刷工房について、以下のような意見が寄せられています。
何より安いから。装丁はほとんどこだわれないが、ほかの会社の半分くらいで作れる。
少部数からOK。安価。印刷スケジュールがぶれない。
ちょ古っ都製本工房は、何よりもその価格が魅力。特に少部数のときにその威力を発揮します。ちなみに1部から冊子を作成することが可能です。
装丁に関してはあまりこだわれないというデメリットもありますが、安価に作ることを優先するのであれば、この辺りはあまり気にならないことでしょう。
同人即売会に始めて参加するという方で、まずは少しだけ作って様子を見てみたいという方におすすめです!
ポプルス
次に多かったのが「ポプルス」。同人誌の奥付には印刷所をしっかりと明記しているところが多いのですが、そのときによく見かけるのがポプルスです。
ポプルスに関しては、次のような意見がありました。
安くて、締め切りに余裕があるから
少部数印刷が可能で低価格
安価、対応がはやい、評判がいい
こちらも、少部数の冊子を安価で作成することができるのが人気の理由の一つとなっているようですね。
前述したように、文学フリマなどに行くとポプルスで印刷された同人誌をたくさん見ることができますので、気になった本があったら買って参考にして、自分が作成する冊子に生かすというのも良いかと思います!
そのほかの印刷所
上記のほかにも、様々な同人誌用の印刷所さんがあります。
それぞれの印刷所について寄せられた意見をご紹介しますので、参考にしてみてください。
日光企画
超安く超親切 文字書き用のプランあり
何度か使っているのですが、毎回綺麗に印刷して下さるのと本の仕上がりも綺麗なので。オフセットは勿論ですが、オンデマンド印刷も中身だけではなく表紙も結構綺麗に印刷が出るので余計ですね。
STARBOOKS
表紙が選べる、金額などすぐ分かる
印刷が綺麗。よく聞く名前だから。文庫本サイズのセットがある
何度か使っているのですが、毎回綺麗に印刷して下さるのと本の仕上がりも綺麗なので。オフセットは勿論ですが、オンデマンド印刷も中身だけではなく表紙も結構綺麗に印刷が出るので余計ですね。
ねこのしっぽ
10年以上愛用している印刷所。スタッフが気が効く方が多い。部数は30部から。
プリントオン
表紙デザインがお任せ出来るセットがあるから。
コストはかかるが、常に早割やっているのである程度の値引きは出来るし、表紙に困った時とか作る時間がない時とかは便利。個人的にデザインもハズレがない印象。
それ以外でも特殊加工が豊富。表紙をこだわりたい時とかにも重宝する。
製本直送.com
PDFをそのまま印刷してくれるためすごく楽
1部〜の印刷が可能で、比較的安価
まとめ
他にもたくさんの印刷所さんを教えていただいたのですが、特に目に付いたのは以上となります。
意外だったのは、皆さん色々な印刷所を使っているということ。2箇所以上使っているという方が半数で、中には5箇所もの印刷所さんを挙げてくれた方もいらっしゃいました。
この記事の意見もぜひ参考にさせていただきたいのですが、やはり自分で注文してみると、それぞれの印刷所さんの特徴が見えてくるかもしれません。
僕も、ちょ古っ都製本工房さんだけではなく、様々な印刷所さんを使ってみようと思います!
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