小説を執筆するときにPCを使うという方は多いでしょう。僕も、移動中はスマホを使って小説を書くこともありますが、基本的にはPCで執筆を行います。
PCの何より良いところは、効率的に執筆ができるということ。スマホに小型キーボードを付けて執筆するという手もありますが、やはりフルサイズのキーボードでタイプした方が素早く執筆をすることができます。
今回は、PCで執筆をする際に効率・スピードを上げるための方法を紹介いたします!
タッチタイピングを覚える
他にも方法は紹介しますが、まずは何よりタッチタイピングを覚えましょう。
手元を見ながらタイピングをしているという方もいらっしゃると思います。しかし、やはり画面を見ながらタイピングできた方が、執筆の効率はグンと上がります。
タッチタイピングを習得するためには、個人的に寿司打で練習するのがおすすめです。
小説執筆のスピードを上げるために、「寿司打」でタイピング練習をしよう! – 蓼食う本の虫
タッチタイピングは、練習してキーの位置を覚えようとしない限りは身につくことがありません。最初は練習に時間が割かれてしまいますが、長い目で見れば練習しておいた方が絶対に得です。
今回は小説執筆の効率を上げるための方法として紹介していますが、学校や職場でもPCを使う機会はあるでしょう。そんなときにも作業効率がアップするので、ぜひ身につけておきたいですね。
変換を確定するときにEnterを押さない
タイプした文字を変換するときに、スペースキーを押す→Enterを押す、という手順で変換をしている方が多いのではないでしょうか。
しかし、スペースキーを押した後にEnterを押さなくても、次の文章の入力を始めた時点で、選択されている変換候補が確定されます。
Enterくらい毎回押せばいいじゃないかと思う方もいらっしゃるでしょうが、漢字やカタカナを入力する度に変換することを考えると、少しの労力も積み重なれば膨大なものになってしまいます。
また、右側には母音が集まっていてただでさえ動かす回数が多いので、極力Enterを押す頻度を減らしたいですね。
かく言う僕も、未だに不必要なところでEnterを押してしまうことが多々あります。慣れてしまうとなかなか癖が抜けないので、まだタイピングを習得していない方は、今のうちに修正しておくことをおすすめします。
キーボードショートカットを使いこなす
できるだけマウスを使わず、キーボードから手を離さずに作業を行うことで作業の効率を上げることができます。
便利なキーボードショートカットを覚えておくようにしましょう。
今回は、Windows上のアプリケーションで大体の場合は使えるショートカットキーを紹介いたします。Macの方は、「Ctrl」の部分を「command」にすると使えるものもありますので、参考にしてみてください。
基本的なショートカット
Ctrl+C | コピー |
Ctrl+X | 切り取り |
Ctrl+V | 貼り付け |
Ctrl+S | 保存 |
Ctrl+A | 全選択 |
Ctrl+F | 文章内検索 |
Ctrl+Z | 操作を一つ戻す |
Ctrl+Y | 操作を一つ進める |
Shift+↑,→,↓,← | 文章を選択する |
Alt+Tab | ウィンドウを切り替える |
Ctrl+Tab | タブを切り替える |
Windowsキー+D | デスクトップを表示する |
Windowsキー+E | フォルダを開く |
F5 | 再読み込み |
F7 | カタカナに変換 |
F10 | 半角英数字に変換 |
F11 | 全画面表示 |
なお、一部のショートカットキーはソフトによっては使えないものもあります。また、ソフト独自のショートカットキーが設定されていたり、自分で追加したりすることもできます。使っているエディタなどのショートカットキーを調べてみましょう。
キーボードの配置を変える
キーボードはアルファベットなどが印字されており、その印字されているキーを押すと、それに応じた操作がなされます。
しかし、このキーボードの位置をPC側の設定で変更することもできるのです。慣れ親しんでいる配列を変える必要は少ないかもしれませんが、自分のスタイルに合わせて変更してみると、作業効率がアップするかもしれません。
僕は、PCの矢印キーが全く反応しなくなってしまったので、他の使っていないキーボードに矢印キーを割り当てました。
その設定を変えるときに使ったのはKeySwapというフリーソフトです。
矢印の他に、僕は
「無変換」→「Enter」
「CapsLock」→「Back Space」に変更しています。
EnterとBack Spaceはマウスを使いながら文章の微調整で使うことが多いキーなのですが、右手がふさがっているときにこの二つを右手で押すのは多少面倒臭いことがあります。
しかし、この位置に置き換えておけば、右手でマウスを使いながら左手でEnterとBack Spaceを押すことができますよ。
ダウンロードはこちらから。
KeySwap for XPの詳細情報 : Vector ソフトを探す!
(「管理者としてこのプログラムを実行してください」というウインドウが出る場合は、右クリックをして「管理者として実行」を選択してください。)
単語登録をする
小説を書いている方は、小説世界の中だけで通用する固有名詞を使う方も多いと思います。また、登場人物の名前が特殊で、入力する度に苦労するという場合もあるでしょう。
小説を書いていて、新たな固有名詞が出てきた場合は、IMEの辞書にどんどん単語登録をしていきましょう。
また、変換で毎回出ずにイライラする単語が出てきた場合も、単語登録をすると変換で素直に出てきてくれるようになります。
辞書登録をするのは少し面倒ですが、入力頻度が高い単語であれば、打ち込む度にストレスが溜まります。
そうならないように、早めに辞書登録をしておきましょう。
まとめ
以上、小説執筆の効率を上げるために今すぐ実践すべき5つのことを紹介いたしました。
試したことがないものは、今日から早速導入して生産性を向上させましょう!
皆さんの執筆が快適なものになることを祈っております。
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