鴻巣友季子氏による新刊『文学は予言する』を2022/12/21(水)に発売 “最新の文学地図”がわかる

新潮社より、翻訳家・文芸評論家の鴻巣友季子氏による新刊『文学は予言する』を2022年12月21日(水)に発売されました。

本書は、同氏が国内外の文学の最前線を踏まえ、解説する文学案内となっており“最新の文学地図”がわかります。切り口として、大きく3つのキーワードがあります。

最前線の文学キーワード

  1. 「ディストピア」(独裁、AI、SNS)
  2. 「ウーマンフッド」(女性、フェミニズム)
  3. 「他者」(多様性、翻訳)

著者コメント

社会の分断、パンデミック、戦争……わたしたちの予想や予測をつぎつぎと越える現実世界の展開に、文学のほうがリアルに追い抜かれそうな印象すらあるかもしれません。しかし文学にはいつも、いま起きていることはすでに書かれていました。文学ははるか以前に「予言」していたのです。ディストピア小説にかぎらず、すべての小説は、すでに起きていながら多くの人の目に見えていないことを、時空をずらして可視化する装置です。本書をお手に取っていただければ、そのことをきっと実感していただけると思います。

詳しくはこちらをご覧ください。

鴻巣友季子(こうのす ゆきこ)氏は、翻訳家、文芸評論家。訳書にJ・M・クッツェー『恥辱』、M・アトウッド『誓願』等多数。E・ブロンテ『嵐が丘』、M・ミッチェル『風と共に去りぬ』等の古典新訳も手がけています。著書に『明治大正 翻訳ワンダーランド』、『翻訳教室』、『翻訳ってなんだろう?』等。

 

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