絵やイラストの練習方法は、検索をしたりPixivをのぞいたりすればたくさん出てきます。しかし、小説の練習方法はなかなか見つけることができません。
もちろん、ひたすら自分の小説を書くのも上達への道ですが、たまには他の方法で小説執筆の練習をしたい場合もありますよね。
そんなときは、今回紹介する即興小説トレーニングがおすすめです。
即興小説トレーニンに挑戦する
即興小説トレーニングは、ウェブサービス研究会が提供しているウェブサービス。
サイトには、以下のような説明があります。
「より良い作品を創れるようになるのに最も効果的な方法は、一度生み出したものを大事にすることでなく、何度も生み出し、『生み出す』ことにおいて上達することである」
という思想のもとに生まれたウェブサービスです。
(即興小説トレーニング)
制限時間を設けることで、強制的に書く状況を作り出します。
制限時間内でいい小説を書けるとは限りません。しかし、ここでひらめいたアイディアを実際に書く小説に転用することも可能でしょう。「書けない」と悩むよりも、まずは書いてみて何とかしようというスタンスですね。
さて、早速使ってみましょう。
サイトにアクセスしたら、上部にある「いざ挑戦!!」をクリックします。

すると、下部には選択項目が出現します。

「制限時間」は、15分~4時間の間で選ぶことができます。
どれを選んでも大丈夫ですが、1時間以上を選択して書いている人はあまり見ないように思います。
最初に練習をする場合は、まず15分からやってみるのがいいでしょう。
ちなみに、私が挑戦するときは、だいたい15分で1000字程度を書くことができます。
次に「必須要素」の有無を選びます。最初の方は、推奨されている「なし」を無難に選んでおきましょう。
そしたら、「即興小説に挑戦!」をクリックします。
クリックすると、以下のような画面が出てきますので、「OK」をクリックします。
(後述しますが、Twitterアカウントでログインして執筆することも可能です)

執筆を始めると、以下のような画面になります。テキストボックスに小説を書いていきましょう。
画面上部には、残り時間が表示されています。

執筆が終わったら、「完成」をクリックします。制限時間が来ても、自動的に執筆が完了します。

以下の画面が出てきますので、完成していたら「OK」をクリック。

①作品のタイトルを20字以内で執筆し、
②「完成」か「未完」を選択、
③削除したくなったときのために「削除用パスワード」を入力します。(推測されにくいものを)
④すべて入力が終わったら、「完了」をクリックしましょう。

すると、即興小説が投稿されます。他の人も閲覧することができるので、公開するときは注意しましょう。

また、同じお題で書いた他の人の作品も閲覧することができますよ。
ログインして使ってみよう
ログインして執筆することで、さらに即興小説を楽しむことができます。
まず、画面上部にある「ログイン」をクリックします。

アプリの認証画面が出てくるので、認証します。

ログインした状態のままで、もういちど「いざ挑戦!!」を押して執筆をしてみましょう。
すると、先ほどの項目に「公開設定」というものが追加されています。

「フォロワーにだけ公開」を選択すると、Twitterのフォロワーだけ即興小説を閲覧することができます。
ログインした状態で執筆を始めると、自動的にその旨がツイートされます。
制限時間15分で即興小説を書き始めました。22時45分までに同じ制限時間で挑戦すれば同じお題になります。みんなもやろうぜ即興小説! https://t.co/u8LB2c2Xru
— あとーす@5/1文フリ東京 サ-14 (@ATOHSaaa) 2016年3月24日
なお、完成した後も自動的にツイートされるので、注意してください。
冬休みが近づいていた。昨晩から降り積もった雪も昼過ぎにはすっかり溶けていて、下校する頃にはアスファルトに水たまりが残っているだけだった。 今年の冬休みは、どこに行…続き→ https://t.co/c51Tcb8LTF #即興小説 お題:限りなく透明に近い冬休み 制限時間:15分
— あとーす@5/1文フリ東京 サ-14 (@ATOHSaaa) 2016年3月24日
気になる方は、即興小説用にアカウントを作ってもいいかもしれません。たまに専用アカウントの方も見かけます。
僕の作品を読んでいただければ分かると思うのですが、15分では大したものは書けません。
もちろん、発想力が豊かな方は瞬発力を以てして素晴らしい1000字程度でも素晴らしい作品を書くことができるでしょう。また、何回か練習を積めば、短時間でもいい作品を書くことができるようになります。
何度も繰り返しやってみるのをおすすめします。
ちなみに僕は久しぶりに挑戦してみたのですが、過去の作品を見てみると、なかなか上達しているような気がしません。やはり、継続的に挑戦するのが大事ですね。
まとめ
以上、即興小説トレーニングの基本的な使い方を紹介させていただきました。
最初は全然書けないかもしれませんが、何度か書いているうちに少しずつ書けるようになるはずです。
個人的には、自動的にツイートされる機能だけ設定で変更できるといいなと思うのですが、それ以外は非常に楽しく便利なサービスです……!
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