同人誌を作成したら、誰かの手に取ってもらいたいですよね。
そこでまず思いつくのが、コミックマーケットや文学フリマなどの同人誌即売会。しかし、出展するのにも出展料や交通費などのお金がかかりますし、会場から遠方に住んでいる方は手に入れるのが難しいという問題があります。
そこで検討したいのが「自家通販」。同人作家の方々などが、自分で受注から発送までを行うことを指します。
ここでは、自家通販を簡単に始めることのサービスをご紹介いたします!
BOOTH

BOOTHは、イラスト投稿サービスのpixivなどを運営している株式会社ピクシブの通販サービスです。
「“創作活動がより楽しくなる”ショップ作成サービス」をモットーとしており、pixivと連携してのショップ運営が可能です。
ショップ開設や運営のために月額で料金がかかることもなく、注文がある度に3.6%の手数料を払うだけでOK。注文がないときは料金を支払う必要がないので、気軽に通販を始めることができます。
データを頒布することも可能なので、壁紙は音楽、小説を書いたPDFファイルなどもショプに登録することができます。
さらに特筆しておきたいのが、同じくピクシブが運営するサービスであるpixivFACTORYとの連携機能。pixivFACTORYは1個からオリジナルの同人グッズを作ることができるもので、BOOTHと連携すればそのまま販売も行うことができます。注文が入ってから生産を開始するので、在庫を抱える必要がなくなります。また、作ったグッズは直接発送されるので、梱包の手間も省くことができます。
BASE

BASEも、BOOTHと同じように簡単にショップを作ることのできるサービスですが、こちらは創作をしている方だけではなく、様々な分野の個人・法人の方々が出店しています。
BOOTHと同じように、開設や運用のために固定的なお金はかかりません。決済手数料は、商品代金の3.6%+40円となっています。
BOOTHは創作に特化しているといってもイラストやライトノベル系が強い印象ですので、少し空気が合わないなと思った方は、こちらを試してみると良いかもしれません。
また、BASEには様々な「Apps」と呼ばれるものが用意されており、ショップの検索順位をあげるためのSEO対策や、セールや定期便の設定、メールマガジンの配信など、個人商店レベルでも十分なショップ機能を必要に応じて付け加えることができます。一部有料のものもありますが、そのほとんどを無料で使えるのも嬉しいところ。
さらに、こちらは有料ですがデザインマーケットでおしゃれなショップテンプレートを購入することができます。HTMLの知識がある方は自分でデザインを編集することができるので、自分好みのショップにすることも可能です。
STORES.jp

BOOTHもBASEもイメージしたものと少し違うという方のために、第3の選択肢としてSTORES.jpをご紹介いたします。
STORES.jpも、基本的にはBASEと似たようなサービスだと思っていただいて差し支えないかと思います。一通り操作してみて、違和感なく使える方でオープンしてみるのが良いでしょう。
ショップのテンプレートもいくつかのものから選べますし、ショップ名のロゴフォントも変更可能。「アドオン」と呼ばれるものを利用することで、様々な機能の追加も行えます。
決済手数料は、商品代金の5%と他のサービスよりは少々高めの設定となっています。
また、STORES.jpには月額980円のプレミアムプランが用意されており、こちらを利用することによって、決済方法の選択ができるようになったり、デザインカスタマイズができるようになったりと、ショップ運営の幅が広がります。
まとめ
以上、自家通販を始めるためにおすすめのサービスを3つ紹介させていただきました。
月額料金を支払って高機能なことができるショップサービスもあるのですが、個人で通販を行うためには、注文のときにだけ手数料がかかるようなものを使うのがおすすめ。そのうち売り上げ規模が大きくなってきたときに、システムの変更を検討すれば良いでしょう。
皆さまが良い同人ライフを送れるようにお祈りしております!