特定のジャンルや作家に入門するための書籍を紹介した記事を集めました。

「黒乙一」「白乙一」あなたはどっちが好き?/乙一おすすめ作品5選
乙一さんの作品を読んだことはありますか?そもそも「乙一」は何と読むかご存じでしょうか。「おつはじめ」?「おつー」初見だと読めない方も多いのではないでしょうか……。 「乙一」と書いて「おついち」と読みます。 1度聞いたら忘…
特定のジャンルや作家に入門するための書籍を紹介した記事を集めました。
乙一さんの作品を読んだことはありますか?そもそも「乙一」は何と読むかご存じでしょうか。「おつはじめ」?「おつー」初見だと読めない方も多いのではないでしょうか……。 「乙一」と書いて「おついち」と読みます。 1度聞いたら忘…
ウィリアム・シェイクスピア。イギリス・ルネサンス演劇を代表する人物である。 華々しく詩的な台詞回しと、容赦なく襲い掛かる悲劇、繊細な心情表現が魅力の劇作家。名前や映像作品は見たことがあっても読み物として読んだことは無い、…
筒井康隆、という方を初めて知ったのは朝日放送テレビで放送された「ビーバップ!ハイヒール」でした。その当時は筒井氏の小説を読んだことがなく、VTRの合間にオモロいことを言ってくれるオッちゃんという印象を受けました。 それか…
果てしない知の冒険である哲学に興味をもったものの、何から始めればいいか、迷うことはありませんか? 書店には魅力的に見える入門書がたくさん並んでいます。しかしその中には、著者の主観と持論や、間違った知識だらけのものも混在し…
川端康成は『雪国』や『伊豆の踊子』で知られる、日本文学を代表する作家です。しかし没後50年が経とうとしている現在においては、文豪川端と言えどもその名前を聞いても、「名前は知っているけれど小説は読んだことがない」「どんな作…
デビューから現在に至るまで唯一無二の作風とスタイルを貫いている作家、村上春樹。彼は作家生活四十周年をこえた今もなお精力的に作品を発表し、多くのファンを魅了し続けている。その世界は小説のみならずエッセイから翻訳に至るまでが…
綾辻行人。 この作家に読書人生を決定づけられたというミステリファンは多いのではないだろうか。 1987年、京都大学在学中に『十角館の殺人』で作家デビュー。綾辻氏の出現が日本のミステリ界に与えた影響は大きい。「綾辻以降」と…
『透明な夜の香り』で第6回渡辺淳一文学賞を受賞し今ますます注目があつまる小説家、千早茜。その描きだす世界では時にいきぐるしいほどの恋が、時にこの世ならざるものの姿が目前にあらわれる。生々しい手ざわりやにおいはそこにあるの…
「海外ミステリー?なんだか難しそう……」 なんて思っているだろうか。確かにミステリーだけに限らず、海外小説は登場人物の名前が覚えづらかったりして、読み進めにくい要素もあるのかもしれない。 斯く言う私も、『トワイライト』を…
特殊設定ミステリとは? ミステリ用語で、特殊な状況下におけるミステリのことを「特殊設定ミステリ」と呼称する。現実世界とは違った物理法則・科学技術のある世界やSF・ファンタジー的異世界を舞台にしたミステリ、魔法や超能力を組…
人間とは何か。そんな答えの定まらない漠然とした問いに対して、ささやかなヒントが得られるような小説がある。野﨑まどの小説だ。今回はそんな長編小説を5つご紹介します。 know 舞台は「情報材」の発明によって到来した超情報化…
2001年、17歳という若さで『シルエット』が群像新人文学賞を受賞し鮮烈なデビューを飾った作家、島本理生。小学生のころから小説を書き始め、15歳のころ『ヨル』が『鳩よ!』掌編小説コンクール第2期10月号に当選、年間MVP…
乾くるみといえば『イニシエーション・ラブ』を思い浮かべる人も多いだろう。同作は2004年に発表され2007年の文庫化をきっかけにメディア等で紹介され再注目、2015年には映画化もされ、一躍世間に乾くるみの名前が知られるこ…
いま熱い視線が注がれている作家・李琴峰さんの名前を知ったのは、琴峰さんの本の表紙に書かれた著名からではなかった。 2019年、私は「LGBTQA創作アンソロジー Over The Rainbow」という同人誌を主宰し、企…
歌野晶午、本格ミステリ界では唯一無二の存在だろう。 予想を裏切る展開、意外な着地点、ラストの衝撃、歌野の作品にはミステリの楽しさがある。基本を押さえながらも独特の視点で書かれた作品に読者は常に翻弄されている。騙されること…
瀬尾まいこさんは『卵の緒』で2001年に第7回坊ちゃん文学賞大賞を受賞し、翌年デビューされました。2005年に『幸福な食卓』で吉川英治文学新人賞、2008年に坪田譲二文学賞、2019年には『そして、バトンは渡された』で第…
「最近、誰の本が面白いだろうね?」 本好きが何人か集まってそんな話題になったときは間違いなく彼女の名前が出る。 斜線堂有紀、いま気になって仕方がない作家である。 『キネマ探偵カレイドミステリー』『死体埋め部の悔恨と青春』…
昨今、文豪を題材とした漫画やアニメが、メディアを賑わせています。これまで馴染みがなかった作家の本を、漫画やアニメ、あるいはゲームなどをきっかけに手に取る人も、きっと増えている事でしょう。また、一部の有名な文豪(漱石、芥川…
2020年4月より、石川啄木を主人公とする『啄木鳥探偵處(きつつきたんていどころ)』というアニメが放送されています。時は明治時代——歌人の石川啄木が金田一京助(啄木と同郷の先輩で、言語学者)とバディを組み、謎に挑むという…
森見登美彦は日本の小説家を代表する一人です。 小説家は数多く存在しますが、大人から子供まで楽しめる小説を書ける作家は一握り。森見作品は老若男女に幅広く支持されるものが多く、いくつかの作品はメディアミックスとしてアニメや映…
「ミステリ」「推理小説」と聞くと、どのような小説を思い浮かべますか? 相棒のワトソンと共に次々と事件を解決する『シャーロック・ホームズ』シリーズ。ミステリーの女王と呼ばれたアガサ・クリスティの『ABC殺人事件』や『そして…
伊坂幸太郎といえば、現代のエンターテイメント小説界を代表する人気作家。 しかし、一口に「エンターテイメント」と言っても、作品によって読み味がまったく違うのが伊坂作品の特徴です。 今回は、そんなバラエティー豊かな伊坂作品を…
こんにちは、福本毛玉です。 蝉の鳴き声もいつの間にやら静まり、夜がのびてきた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。 今回は読書の秋におすすめの本を、吉本ばなな氏の作品からご紹介いたします。 吉本ばななのおすすめ小説3…
こんにちは、蓼食う本の虫編集長のあとーすです。 アイキャッチ作成担当の方に「太宰の短編についての記事を書くから画像よろしく!」と頼んだところ、なぜか「編集長が選ぶ!」という煽りがついていたので、このようなタイトルになって…