【アニメ化決定】あの頃の私たちが『怪盗クイーン』に心を盗まれた理由
『怪盗クイーン』が! アニメ化するぞ! あのはやみねかおる先生の大人気シリーズが、2022年に劇場OVAアニメ化することが決定した。その発表を聞いて大興奮した人も少なくないだろう。かくいう私も、その一人だ。 『怪盗クイー…
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殺伐百合とは近年台頭著しい、女性間の愛憎や確執にフォーカスした作品群の名称です。 世間では殺伐百合愛好家によるアンソロジーが組まれたり、『同志少女よ、敵を撃て』(逢坂冬馬)が殺伐百合の傑作として脚光を浴びています。 今回…
アガサ・クリスティーといえばミステリ好きはだれもが一度は手に取る作家ではないでしょうか。全世界で発行数20億部を突破し、ギネスブックに「史上最高のベストセラー作家」と認定された彼女は、85歳で生涯をおえるまでにたくさんの…
芥川龍之介クイズにチャレンジ! ▼こちらもおすすめ 太宰治クイズ 夏目漱石クイズ 日本近代文学クイズ・代表作編 日本近代文学クイズ・書き出し編
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2021年の9月に会社員を辞め、この蓼食う本の虫という文芸Webマガジンの運営に注力することにしました。 会社員をやりながらでも記事の更新は続けることは出来たと思うのですが、1日8時間労働の後に文章を書くとなると、どうし…
『私達は、月が綺麗だねと囁き合うことさえできない』は、Twitterで13万人のフォロワーを持つ140字小説作家・神田澪氏による2冊目の著作です。 前著『最後は会ってさよならをしよう』は、これまでTwitter上で書き連…
『人生の土台となる読書』は、日本一有名なニートという肩書を持っていたpha氏によるブックガイド的な本で、30の本の効用に合わせて、100冊の本が紹介されています。 ここで紹介されている本のほとんどを僕は読んだことはありま…
逢坂冬馬『同志少女よ、敵を撃て』は、第11回アガサ・クリスティー賞受賞作品。最終選考には本作を含めて5作品が残りましたが、選考委員4名全員が5点満点をつけたという異例の選考に。早川書房のnoteなどで何度も宣伝されおり、…
ウィリアム・シェイクスピア。イギリス・ルネサンス演劇を代表する人物である。 華々しく詩的な台詞回しと、容赦なく襲い掛かる悲劇、繊細な心情表現が魅力の劇作家。名前や映像作品は見たことがあっても読み物として読んだことは無い、…
筒井康隆、という方を初めて知ったのは朝日放送テレビで放送された「ビーバップ!ハイヒール」でした。その当時は筒井氏の小説を読んだことがなく、VTRの合間にオモロいことを言ってくれるオッちゃんという印象を受けました。 それか…
「日本におけるネカマの歴史は古く、最も古いものでは紀貫之」……そんな冗談がネット上に見られますが、近代文学界きってのネカマといえば太宰治と言えるでしょう。 もともと、〈「私」が読者に語る〉という、一人称語りの文体を得意と…
近年、フェミニズムの影響を受けたフェミニズム文学が注目を集めています。『文藝』の特集「韓国・フェミニズム・日本」や「覚醒するシスターフッド」は大きな話題を呼んで17年ぶりとなる異例の重版・増刷となりましたし、女性が統治す…
果てしない知の冒険である哲学に興味をもったものの、何から始めればいいか、迷うことはありませんか? 書店には魅力的に見える入門書がたくさん並んでいます。しかしその中には、著者の主観と持論や、間違った知識だらけのものも混在し…
『読んでいない本について堂々と語る方法』は2007年にフランスで出版されたベストセラーであり、翌年日本で出版されたのち現在に至るまで度々話題にのぼる定番の読書本です。 昨年にはフジテレビの番組「セブンルール」で、東京の書…
フランスの天才詩人、アルチュール・ランボー(1854-91年)。 日本においても、彼の詩はいまなお読まれ続けている(最近、岩波文庫からフランス詩人選シリーズが刊行されはじめたけれども、その第1弾はランボーである)。 詩そ…
中学生くらいの頃から本を読むのが好きで、でもお金がないので古本でひたすらに小説を買い集めていました。社会人になってからは新刊も買うようになり、収集癖にさらに拍車がかかることに……。 6畳の生活スペースに、身長よりも高い本…
ハリー・ポッターシリーズにまつわるクイズを10問ご用意しました。目指せハリー・ポッターマニア!
「反出生主義」と聞いて、一体どのような思想を想像するでしょうか。 たとえば「菜食主義」であれば、野菜を食べて肉を食べないようにすることを思想の中心に置きます。また、「学歴主義」ではどの高等教育機関を卒業しているのかを重視…
日本近代文学における作品の書き出しについての問題です。問の文章から始まる作品をお答えください。
川端康成は『雪国』や『伊豆の踊子』で知られる、日本文学を代表する作家です。しかし没後50年が経とうとしている現在においては、文豪川端と言えどもその名前を聞いても、「名前は知っているけれど小説は読んだことがない」「どんな作…
デビューから現在に至るまで唯一無二の作風とスタイルを貫いている作家、村上春樹。彼は作家生活四十周年をこえた今もなお精力的に作品を発表し、多くのファンを魅了し続けている。その世界は小説のみならずエッセイから翻訳に至るまでが…
本書を読んだきっかけは、寺田寅彦だった。 それは書店で山積みになっていた本書をふと手にとったときのことである。ページをめくると、参考文献として寺田寅彦の全集および関連書が3冊挙げられているのが目に入り、思わず興味をそそら…
日本近代文学における10人の作家の代表作を問うクイズです。
1980年代後半から1990年にかけての新本格ムーブメントの代表格として必ず名前が挙がる作家、有栖川有栖。デビューから現在に至るまで30年以上、その作品は世代を問わず多くのファンを魅了し続けている。 数多くの著書が出てい…
「わたしのこと、どれくらいすき?」 と問われた時、あなたならどう答えますか? 感情は可視化できないですから、わたしたちが愛の深さを客観的に証明することは、ほとんど不可能でしょう。 それでもなお、この言葉は今も世界中でささ…
今節、ヴァージニア・ウルフ『波』の新訳(森山恵訳)が45年ぶりに刊行された。『波』は、1931年に発表された、ウルフの7作目の長編小説である。 ウルフの小説といえば『ダロウェイ夫人』や『灯台へ』がまず挙げられ、『波』は知…
映画やゲームなど、今や様々なジャンルに登場する「ゾンビもの」。その中でも、吉川英梨『感染捜査』は、2020年の新型コロナウイルスを発想の起点とした作品です。 『感染捜査』では、ゾンビものに必要な要素はもちろん、新しいゾン…
綾辻行人。 この作家に読書人生を決定づけられたというミステリファンは多いのではないだろうか。 1987年、京都大学在学中に『十角館の殺人』で作家デビュー。綾辻氏の出現が日本のミステリ界に与えた影響は大きい。「綾辻以降」と…
『透明な夜の香り』で第6回渡辺淳一文学賞を受賞し今ますます注目があつまる小説家、千早茜。その描きだす世界では時にいきぐるしいほどの恋が、時にこの世ならざるものの姿が目前にあらわれる。生々しい手ざわりやにおいはそこにあるの…